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高慢
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かうまん
ふりがな文庫
“
高慢
(
かうまん
)” の例文
寄
(
よ
)
れば
触
(
さは
)
れば
高慢
(
かうまん
)
の
舌
(
した
)
爛
(
たゞら
)
してヤレ
沙翁
(
シヱークスピーヤ
)
は
造化
(
ざうくわ
)
の
一人子
(
ひとりご
)
であると
胴羅魔声
(
どらまごゑ
)
を
振染
(
ふりしぼ
)
り
西鶴
(
さいくわく
)
は
九皐
(
きうかう
)
に
鳶
(
とんび
)
トロヽを
舞
(
ま
)
ふと
飛
(
と
)
ンだ
通
(
つう
)
を
抜
(
ぬ
)
かし
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
「俺は——死んだ人の事を惡く言つちや濟まんが、あの、福島嘉平太といふのが大嫌ひでな。
高慢
(
かうまん
)
で
頑固
(
ぐわんこ
)
で、けちで」
銭形平次捕物控:076 竹光の殺人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
駄々
(
だゞ
)
を
捏
(
こ
)
ぬて、
泣癖
(
なきくせ
)
が
著
(
つ
)
いたらしい。への
字
(
じ
)
形
(
なり
)
の
曲形口
(
いがみぐち
)
、
兩
(
りやう
)
の
頬邊
(
ほゝべた
)
へ
高慢
(
かうまん
)
な
筋
(
すぢ
)
を
入
(
い
)
れて、
澁
(
しぶ
)
を
刷
(
は
)
いたやうな
顏色
(
がんしよく
)
。
山の手小景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
御
救
(
すく
)
ひの爲なれば
惡病人
(
あくびやうにん
)
は勿論五十二類の者迄にも御
教化
(
けうげ
)
遊ばされしと承りしと云に役僧は
益々
(
ます/\
)
怒
(
いか
)
り其方は
高慢
(
かうまん
)
の儀を云
奴
(
やつ
)
かな
釋迦
(
しやか
)
の時は釋迦の時今の
時代
(
ときよ
)
は又今の時代なりと申を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
併
(
しか
)
し
諸名家
(
しよめいか
)
が
菊塢
(
きくう
)
を
無祝儀
(
むしゆうぎ
)
で
取巻
(
とりまき
)
同様
(
どうやう
)
にする
間
(
あひだ
)
に、
菊塢
(
きくう
)
はまた
諸名家
(
しよめいか
)
を
無謝儀
(
むしやぎ
)
にて
使役
(
しえき
)
せしなり、
聞人
(
もんじん
)
といふものは
何
(
いつ
)
の世にても
我儘
(
わがまゝ
)
で
高慢
(
かうまん
)
で
銭
(
ぜに
)
も
遣
(
つか
)
はぬくせに、
大面
(
おほづら
)
で悪く
依怙地
(
えこぢ
)
で
隅田の春
(新字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
▼ もっと見る
パリス ありゃ
追放
(
つゐはう
)
された
高慢
(
かうまん
)
なモンタギューめぢゃ。
彼奴
(
あいつ
)
が
從兄
(
いとこ
)
を
殺
(
ころ
)
したゆゑ、
美
(
うつく
)
しい
戀人
(
こひゞと
)
が、
愁歎
(
しうたん
)
の
餘
(
あま
)
りにお
死
(
し
)
にゃったといふこと。こゝへ
來
(
き
)
をったは、
死骸
(
しがい
)
に
侮辱
(
はづかしめ
)
を
加
(
くは
)
へよう
爲
(
ため
)
でがな。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
張箍
(
はりわ
)
の
女袴
(
をんなばかま
)
を
穿
(
は
)
いた女、
高慢
(
かうまん
)
の
上衣
(
うはぎ
)
を着た女、わたしの悲しい心の
悦
(
よろこび
)
。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
喧嘩好
(
けんくわず
)
きの
少年
(
せうねん
)
、おまけに
何時
(
いつ
)
も
級
(
くらす
)
の一
番
(
ばん
)
を
占
(
し
)
めて
居
(
ゐ
)
て、
試驗
(
しけん
)
の
時
(
とき
)
は
必
(
かな
)
らず
最優等
(
さいゝうとう
)
の
成績
(
せいせき
)
を
得
(
う
)
る
處
(
ところ
)
から
教員
(
けうゐん
)
は
自分
(
じぶん
)
の
高慢
(
かうまん
)
が
癪
(
しやく
)
に
觸
(
さは
)
り、
生徒
(
せいと
)
は
自分
(
じぶん
)
の
壓制
(
あつせい
)
が
癪
(
しやく
)
に
觸
(
さは
)
り、
自分
(
じぶん
)
にはどうしても
人氣
(
にんき
)
が
薄
(
うす
)
い。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
萬之助は負け惜しみが強くて
皮肉
(
ひにく
)
で、お銀の樣子が
癪
(
しやく
)
に觸つてたまらなかつたんだらう。——美い女は大抵
高慢
(
かうまん
)
で人を人とも思はない。お銀もさうだつた。
銭形平次捕物控:151 お銀お玉
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「へゝゝ、
誰
(
だれ
)
にお
聞
(
き
)
き
遊
(
あそ
)
ばしたやら、
大分
(
だいぶ
)
高慢
(
かうまん
)
な
口
(
くち
)
をお
利
(
き
)
きに
成
(
なり
)
ます、お廿六で、」
月夜車
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
其
(
そ
)
の
憎
(
にく
)
さげな、
高慢
(
かうまん
)
な、
人
(
ひと
)
を
馬鹿
(
ばか
)
にした
形
(
かたち
)
は
何
(
ど
)
うだい、
總別
(
そうべつ
)
、
氣
(
き
)
に
食
(
く
)
はない
畜生
(
ちくしやう
)
だ、と
云
(
い
)
ふ
心
(
こゝろ
)
から、
石段
(
いしだん
)
の
割
(
わ
)
れた
欠
(
かけら
)
を
拾
(
ひろ
)
つて、
俗
(
ぞく
)
にねこと
言
(
い
)
ふ、
川楊
(
かはやぎ
)
の
葉
(
は
)
がくれに、
熟
(
ぢつ
)
と
狙
(
ねら
)
つて、ひしりと
擲
(
な
)
げる
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
高
常用漢字
小2
部首:⾼
10画
慢
常用漢字
中学
部首:⼼
14画
“高慢”で始まる語句
高慢面
高慢振
高慢稚気