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騷
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さわぎ
ふりがな文庫
“
騷
(
さわぎ
)” の例文
新字:
騒
「伜の萬次郎は恐ろしい道樂者で、昨夜も歸らなかつたと言ふが、今朝の
騷
(
さわぎ
)
の後で氣が付くと、二階の自分の部屋へ入つて、グウ/\寢て居た」
銭形平次捕物控:048 お藤は解く
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
人生
(
じんせい
)
の
解悟
(
かいご
)
に
向
(
むか
)
つて
居
(
を
)
る
自由
(
じいう
)
なる
深
(
ふか
)
き
思想
(
しさう
)
と、
此
(
こ
)
の
世
(
よ
)
の
愚
(
おろか
)
なる
騷
(
さわぎ
)
に
對
(
たい
)
する
全然
(
ぜん/\
)
の
輕蔑
(
けいべつ
)
、
是
(
こ
)
れ
即
(
すなは
)
ち
人間
(
にんげん
)
の
之
(
こ
)
れ
以上
(
いじやう
)
のものを
未甞
(
いまだかつ
)
て
知
(
し
)
らぬ
最大幸福
(
さいだいかうふく
)
です。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
海蛇丸
(
かいだまる
)
が
我
(
わが
)
弦月丸
(
げんげつまる
)
の
右舷
(
うげん
)
に
衝突
(
しやうとつ
)
して、
風
(
かぜ
)
の
如
(
ごと
)
く
其
(
その
)
形
(
かたち
)
を
闇中
(
やみ
)
に
沒
(
ぼつ
)
し
去
(
さ
)
つた
後
(
のち
)
は、
船中
(
せんちゆう
)
は
鼎
(
かなえ
)
の
沸
(
わ
)
くが
樣
(
やう
)
な
騷
(
さわぎ
)
であつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
蹴飛すやら打つ
擲
(
うた
)
れつ
掴
(
つか
)
み
合
(
あひ
)
果
(
はて
)
は四邊も
眞
(
しん
)
の
闇
(
やみ
)
上を下へと
返
(
かへ
)
しけり斯る
騷
(
さわぎ
)
を見濟して捕手の役人聲々に上意々々と
踏込
(
ふみこむ
)
にぞ
惡者
(
わるもの
)
共は是を聞コリヤ
堪
(
たま
)
らぬと一
目驂
(
もくさん
)
闇
(
やみ
)
を幸ひ
這
(
はう
)
々に後を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
上句
(
あげく
)
には、
何
(
いつ
)
も
默
(
だま
)
れとか、
彼
(
か
)
れ
此
(
こ
)
れ
云
(
い
)
ふな、とかと
眞赤
(
まつか
)
になつて
騷
(
さわぎ
)
を
返
(
かへ
)
す。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
▼ もっと見る
もとより
斯
(
かゝ
)
る
巨魚
(
きよぎよ
)
の
暴
(
あ
)
れ
狂
(
くる
)
ふ
事
(
こと
)
とてとても、
引上
(
ひきあ
)
げるどころの
騷
(
さわぎ
)
でない、
※
(
あやま
)
てば
端艇
(
たんてい
)
諸共
(
もろとも
)
海底
(
かいてい
)
に
引込
(
ひきこ
)
まれんず
有樣
(
ありさま
)
、けれど
此時
(
このとき
)
此
(
この
)
鐵鎖
(
くさり
)
が
如何
(
どう
)
して
放
(
はな
)
たれやうぞ、
沙魚
(
ふか
)
が
勝
(
か
)
つか、
私
(
わたくし
)
が
負
(
ま
)
けるか
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
見て大いに驚き盜人は何所へ
行
(
ゆき
)
しやらんと家の
隅々
(
すみ/″\
)
まで
探
(
さが
)
しけれども
最早
(
もはや
)
遁
(
のが
)
れ行しと見えて
庭
(
には
)
の
切戸
(
きりど
)
の明て有しかば若い者共表へ走り出
其所
(
そこ
)
よ
此處
(
ここ
)
よと
尋
(
たづね
)
けるに
又
(
また
)
隣
(
となり
)
の伊勢屋三郎兵衞方にても盜賊入たりとて大いに
騷
(
さわぎ
)
立ち男共大勢立出見るに
板塀
(
いたべい
)
の上を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
密
(
ひそ
)
かに
窺
(
うかゞ
)
ふに何事もなし
扨
(
さて
)
不審
(
ふしん
)
とは心に思へど色にも
顯
(
あらは
)
さず
已
(
すで
)
に其夜も五ツ時と思ふころ
毒藥
(
どくやく
)
の
効
(
かう
)
總身
(
そうしん
)
に廻り感應院は
俄
(
にはか
)
に七
轉
(
てん
)
八
倒
(
たう
)
して
苦
(
くるし
)
み出せば寶澤はさも
驚
(
おどろ
)
きたる體にて
泣
(
なき
)
ながら
先
(
まづ
)
近所の者へ知せける
土地
(
ところ
)
の者共
驚
(
おどろ
)
き
慌
(
あわ
)
て
早速
(
さつそく
)
名主
(
なぬし
)
へ知せければ名主も
駈付
(
かけつけ
)
醫者
(
いしや
)
よ
藥
(
くすり
)
と
騷
(
さわぎ
)
しに全く
食滯
(
しよくたい
)
ならんなど云
儘
(
まゝ
)
寶澤は心には
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
騷
部首:⾺
20画
“騷”を含む語句
騷動
大騷
騷擾
騷々
胸騷
騷立
大騷動
騷然
立騷
物騷
潮騷
此騷
騷劇
騷々敷
騷客
風騷
騷方
祭騷
群立騷
空騷
...