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辯
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べん
申し金子の出所不定に御座候
間百兩の金は文右衞門が
盜み
取しに相違御座なく候と
云張しかば越前守殿
聲高によく承まはれ
汝は何程
辯を
凡そ
説の
難きは、
吾が
知の
以て
説くこと
有るの
難きに
非ざる
也。
(五七)又吾が
辯の
能く
吾が
意を
明にするの
難きに
非ざる
也。
わが
輩はこれについて一
言辯じて
置きたい。
年紀は
時間を
測る
基準の
問題である。これは
國號、
姓名などの
固有名の
問題とは
全然意味が
違ふ。
昔の
人の
恐れてゐた
大地震の
搖り
戻しは、
最初の
大地震の
主要部の
意味であつて、
今日の
所謂餘震を
指すものでないことは
前に
辯じた
通りである。
玄竹、
辯ちやらが
大嫌ひでござりますで、
正直なところ、
殿樣ほどのお
奉行樣は
昔からございません。
彼等は
自然が
彼等の
前にもたらした
恐るべき
復讐の
下に
戰きながら
跪づいた。
同時に
此復讐を
受けるために
得た
互の
幸福に
對して、
愛の
神に一
辯の
香を
焚く
事を
忘れなかつた。
かの唯、
辯を辯ずる者どもは、
形状言の
剩餘をもて、實體もなき多くの怪物を造りつつ
其の
辯ずるのが
都會に
於ける
私ども、なかま、なかまと
申して
私などは、ものの
數でもないのですが、
立派な、
畫の
畫伯方の
名を
呼んで、
片端から、
奴がと
苦り、
彼め、と
蔑み、
小僧
决して
然ういふ
相場の
有るものでは
無いと
辯を
振つて
説いて
見たが、
肯かぬ。
所で
私は前にも云つたやうに、今さう云ふ問題を
辯じてゐる
暇がない。
「卒中で一ぺんに片付いたんだから、長々と
辯ずる
隙がなかつた」
今茲に
喋々する事殊に
無益の
辯に
似たれど前にも
已に
述たるが如く此小西屋の裁判は忠相ぬし
最初の
捌にして是より
漸次に其名を
と
言つて、
此から
滔々と
辯じ
出した。
願ひし處却て右樣の御疑ひを蒙る
事餘り殘念なりと云はせも
果ず大岡殿
大音に默止れ平左衞門汝未だも
奸智の
辯を以て公儀を