トップ
>
期限
>
きげん
ふりがな文庫
“
期限
(
きげん
)” の例文
そこで父と
衝突
(
しようとつ
)
だ。父はもう
期限
(
きげん
)
が來たからと謂ツて
嚴
(
やかま
)
しく義務の實行を
督促
(
とくそく
)
する、周三は其様な義務を擔はせられた覺は無いと
頭
(
かぶり
)
を
振通
(
ふりとほ
)
す。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
社
(
しや
)
にお
約束
(
やくそく
)
の
期限
(
きげん
)
はせまるし、……
實
(
じつ
)
は
十五夜
(
めいげつ
)
の
前
(
まへ
)
の
晩
(
ばん
)
あたり、
仕事
(
しごと
)
にかゝらうと
思
(
おも
)
つたのである。
所
(
ところ
)
が、
朝
(
あさ
)
からの
吹
(
ふ
)
き
降
(
ぶ
)
りで、
日
(
ひ
)
が
暮
(
く
)
れると
警報
(
けいはう
)
の
出
(
で
)
た
暴風雨
(
ばうふうう
)
である。
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
いよいよ、
約束
(
やくそく
)
した
期限
(
きげん
)
がきれて、
悪魔
(
あくま
)
がむすめをつれていく日がきました。むすめはからだをきれいにあらって、チョークでじぶんのまわりにひとすじの
輪
(
わ
)
をかきました。
手なしむすめ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
それを
見込
(
みこ
)
みて
石之助
(
いしのすけ
)
、
今宵
(
こよひ
)
を
期限
(
きげん
)
の
借金
(
しやくきん
)
が
御座
(
ござ
)
る、
人
(
ひと
)
の
受
(
う
)
けに
立
(
た
)
ちて
判
(
はん
)
を
爲
(
し
)
たるもあれば、
花見
(
はなみ
)
のむしろに
狂風
(
けうふう
)
一
陣
(
ぢん
)
、
破落戸仲間
(
ごろつきなかま
)
に
遣
(
や
)
る
物
(
もの
)
を
遣
(
や
)
らねば
此納
(
このおさ
)
まりむづかしく
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
証文
(
しょうもん
)
の
期限
(
きげん
)
が切れたあくる日——この金はこの
季節
(
きせつ
)
の花の売り上げでしはらわれるはずであったから——全身まっ黒な
服装
(
ふくそう
)
をした一人の
紳士
(
しんし
)
がうちへ来て、
印
(
いん
)
をおした紙をわたした。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
▼ もっと見る
先刻より五兵衞へ
尋問中
(
たづねちう
)
腹
(
はら
)
の中にて
種々
(
いろ/\
)
考へ置し故文右衞門方より五ヶ月限りに
受出
(
うけいだ
)
すべき
對談
(
たいだん
)
ゆゑ其意に任せ約定仕つり候事に御座候
然
(
さ
)
も是なく候へば
御定法通
(
ごぢやうはふどほ
)
り八ヶ月の
期限
(
きげん
)
に御座候と云ければ越前守殿
微笑
(
ほゝゑ
)
まれ然らば文右衞門は餘程
物好
(
ものずき
)
と見える
質
(
しち
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
九
月
(
ぐわつ
)
の
末
(
すゑ
)
よりなれば
此月
(
このつき
)
は
何
(
ど
)
うでも
約束
(
やくそく
)
の
期限
(
きげん
)
なれど、
此中
(
このなか
)
にて
何
(
なん
)
となるべきぞ、
額
(
ひたい
)
を
合
(
あは
)
せて
談合
(
だんがう
)
の
妻
(
つま
)
は
人仕事
(
ひとしごと
)
に
指先
(
ゆびさき
)
より
血
(
ち
)
を
出
(
いだ
)
して
日
(
ひ
)
に
拾錢
(
じつせん
)
の
稼
(
かせ
)
ぎも
成
(
な
)
らず、三
之
(
の
)
助
(
すけ
)
に
聞
(
き
)
かするとも
甲斐
(
かひ
)
なし
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
その
金額
(
きんがく
)
は十五年の
年賦
(
ねんぷ
)
で、毎年しはらうはずであった。その男はしかもこの植木屋が
支払
(
しはら
)
いの
期限
(
きげん
)
をおくらせて、おかげで土地も家も材料までも自分の手に取り返す
機会
(
きかい
)
ばかりをねらっていた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
時
(
とき
)
なる
哉
(
かな
)
松澤
(
まつざは
)
はさる
歳
(
とし
)
商法上
(
しやうはふじやう
)
の
都合
(
つがふ
)
に
依
(
よ
)
り
新田
(
につた
)
より
一時
(
いちじ
)
借
(
か
)
り
入
(
い
)
れし
二千許
(
にせんばかり
)
の
金
(
かね
)
ことしは
既
(
すで
)
に
期限
(
きげん
)
ながら
一兩年
(
いちりやうねん
)
引
(
ひき
)
つゞきての
不景氣
(
ふけいき
)
に
流石
(
さすが
)
の
老舖
(
しにせ
)
も
手元
(
てもと
)
豐
(
ゆた
)
かならず
殊
(
こと
)
に
織元
(
おりもと
)
その
外
(
ほか
)
にも
仕拂
(
しはら
)
ふべき
金
(
かね
)
いと
多
(
おほ
)
ければ
新田
(
につた
)
は
親族
(
しんぞく
)
の
間柄
(
あひだがら
)
なり
且
(
かつ
)
は
是迄
(
これまで
)
我
(
わ
)
が
方
(
かた
)
より
立
(
たて
)
かへし
分
(
ぶん
)
も
少
(
すくな
)
からねばよもや
事情
(
じじやう
)
打
(
うち
)
あけて
延期
(
えんき
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“期限”の解説
期限(きげん)とは期間の限界すなわち期間の最終日時。法律上は法律行為の効力を何らかの形で将来発生することの確実な事実にかからせるための付款をいい、同じく付款の一種である条件とは発生することが確実である点で異なる。
(出典:Wikipedia)
期
常用漢字
小3
部首:⽉
12画
限
常用漢字
小5
部首:⾩
9画
“期”で始まる語句
期
期待
期間
期節
期日
期約
期劃
期図
期定
期届