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てつだひ
ふりがな文庫
“
手傳
(
てつだひ
)” の例文
新字:
手伝
手傳
(
てつだひ
)
などするにぞ夫婦は大に
悦
(
よろこ
)
び
餠類
(
もちるゐ
)
は毎日々々
賣切
(
うりきれ
)
て歸れば今は
店
(
みせ
)
にて賣より寶澤が
外
(
そと
)
にて
商
(
あきな
)
ふ方が多き程になり夫婦は
宜者
(
よきもの
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
父
(
ちゝ
)
の
云
(
い
)
ひ
付
(
つけ
)
で、
毎年
(
まいねん
)
の
通
(
とほ
)
り
虫干
(
むしぼし
)
の
手傳
(
てつだひ
)
をさせられるのも、
斯
(
こ
)
んな
時
(
とき
)
には、
却
(
かへ
)
つて
興味
(
きようみ
)
の
多
(
おほ
)
い
仕事
(
しごと
)
の
一部分
(
いちぶぶん
)
に
數
(
かぞ
)
へられた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
それで今さら露顯といふこともあらせたくないから。さあ、カァター、チヨッキを着る
手傳
(
てつだひ
)
をしてやつてくれ給へ。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
小
(
ちひ
)
さな
葬式
(
さうしき
)
ながら
柩
(
ひつぎ
)
が
出
(
で
)
た
後
(
あと
)
は
旋風
(
つむじかぜ
)
が
埃
(
ほこり
)
を
吹
(
ふ
)
つ
拂
(
ぱら
)
つた
樣
(
やう
)
にからりとして
居
(
ゐ
)
た。
手傳
(
てつだひ
)
に
來
(
き
)
て
居
(
ゐ
)
た
女房等
(
にようばうら
)
はそれでなくても
膳立
(
ぜんだて
)
をする
客
(
きやく
)
が
少
(
すくな
)
くて
暇
(
ひま
)
であつたから
滅切
(
めつきり
)
手持
(
てもち
)
がなくなつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
これが
荷物
(
にもつ
)
に
成
(
な
)
るもあり、
御懇命
(
ごこんめい
)
うけまするお
出入
(
でいり
)
の
人々
(
ひと/″\
)
お
手傳
(
てつだひ
)
お
手傳
(
てつだ
)
ひとて
五月蠅
(
うるさ
)
きを
半
(
なかば
)
は
斷
(
ことは
)
りて
集
(
あつ
)
まりし
人
(
ひと
)
だけに
瓶
(
かめ
)
のぞきの
手
(
て
)
ぬぐひ、それ、と
切
(
き
)
つて
分
(
わ
)
け
給
(
たま
)
へば、一
同
(
どう
)
手
(
て
)
に
手
(
て
)
に
打冠
(
うちかぶ
)
り
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
宗助
(
そうすけ
)
は
弟
(
おとうと
)
に
夕方
(
ゆふがた
)
になつたら、ちと
洋燈
(
らんぷ
)
を
點
(
つ
)
けるとか、
戸
(
と
)
を
閉
(
た
)
てるとかして、
忙
(
せは
)
しい
姉
(
あね
)
の
手傳
(
てつだひ
)
でもしたら
好
(
よ
)
からうと
注意
(
ちゆうい
)
したかつたが、
昨今
(
さくこん
)
引
(
ひ
)
き
移
(
うつ
)
つた
許
(
ばかり
)
のものに
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
おつぎは
赤絲大名
(
あかいとだいみやう
)
の
半纏
(
はんてん
)
で
萌黄
(
もえぎ
)
の
襷
(
たすき
)
を
掛
(
か
)
けて
居
(
ゐ
)
た。
針子等
(
はりこら
)
は
毎年
(
まいねん
)
春
(
はる
)
が
漸
(
やうや
)
く
暖
(
あたゝ
)
かく
成
(
な
)
つて
百姓
(
ひやくしやう
)
の
仕事
(
しごと
)
が
忙
(
いそが
)
しくなると
又
(
また
)
の
冬
(
ふゆ
)
まで
暇
(
ひま
)
をとるとて一
日
(
にち
)
皆
(
みんな
)
で
鍬
(
くは
)
を
持
(
も
)
つて
畑
(
はたけ
)
の
仕事
(
しごと
)
の
手傳
(
てつだひ
)
に
行
(
ゆ
)
く。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
聞
(
きゝ
)
付見には出ましたが
怖
(
こは
)
さは怖し
遠方
(
とほく
)
に
窺
(
うかゞ
)
つて居しのみにて漸く少し
鎭
(
しづ
)
まりし時三五郎重四郎兩人の聲が致すゆゑ
傍
(
そば
)
に
立寄
(
たちより
)
夫より
右
(
みぎ
)
死骸は
據
(
よんど
)
ころなく頼まれて
火葬
(
くわそう
)
に致しましたれど
勿々
(
なか/\
)
以て
手傳
(
てつだひ
)
などは決して致しません
尤
(
もつと
)
も其節の
手續
(
てつゞき
)
は
斯々
(
かく/\
)
云々
(
しか/″\
)
なりと
委細
(
くはしく
)
申立ければ大岡殿段右衞門を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
其
(
そ
)
の
當日
(
たうじつ
)
に
成
(
な
)
ると
針子
(
はりこ
)
は
孰
(
いづ
)
れも
藏
(
しま
)
つて
置
(
お
)
いた
半纏
(
はんてん
)
へ
赤
(
あか
)
い
襷
(
たすき
)
を
掛
(
か
)
けて、
其處
(
そこ
)
らの
掃除
(
さうぢ
)
やら、
芋
(
いも
)
や
大根
(
だいこん
)
を
洗
(
あら
)
ふことやら
朝
(
あさ
)
から
大騷
(
おほさわ
)
ぎをして
笑
(
わら
)
ひながら
手傳
(
てつだひ
)
をした。おつぎも
行
(
い
)
つて
皆
(
みんな
)
と一
緒
(
しよ
)
に
働
(
はたら
)
いた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
傳
部首:⼈
13画
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