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御門
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ごもん
ふりがな文庫
“
御門
(
ごもん
)” の例文
貰
(
もら
)
ひしにも勝る嬉しさ喜ばしさ何れも
怪我
(
けが
)
なき一同は
打連
(
うちつれ
)
御門
(
ごもん
)
を出にけり斯て元益は音羽町へ立歸り我家を
終了
(
しまひ
)
て母の方へ同居なし
醫業
(
いげふ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
この騒ぎを見た
看督長
(
かどのおさ
)
は、早速そこへ駈けつけて、高々と弓をふりかざしながら、
御門
(
ごもん
)
の
中
(
うち
)
へ乱れ入った人々を、打ち鎮めようと致しました。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「
只今
(
たゞいま
)
御門
(
ごもん
)
の
前
(
まへ
)
へ
乞食坊主
(
こじきばうず
)
がまゐりまして、
御主人
(
ごしゆじん
)
にお
目
(
め
)
に
掛
(
か
)
かりたいと
申
(
まを
)
しますがいかがいたしませう」と
云
(
い
)
つた。
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
すると
人足
(
にんそく
)
の一
人
(
にん
)
か『
貝
(
かひ
)
の
出
(
で
)
る
處
(
ところ
)
は
此所
(
こゝ
)
ばかりぢやア
有
(
あ
)
りません。
御門
(
ごもん
)
を
入
(
はい
)
つて
右手
(
みぎて
)
の
笹山
(
さゝやま
)
の
後
(
うしろ
)
の
處
(
ところ
)
にも、
白
(
しろ
)
い
貝
(
かひ
)
が
地面
(
ちめん
)
に
出
(
で
)
て
居
(
ゐ
)
ます』と
報告
(
ほうこく
)
した。
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
へい、え、あの、
御門
(
ごもん
)
の
処
(
ところ
)
に、お
汁粉
(
しるこ
)
の
看板
(
かんばん
)
が
出
(
で
)
て
居
(
を
)
りましたが、あれはお
長家
(
ながや
)
であそばしますのでげせうか。
士族の商法
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
まあ、
難有
(
ありがた
)
いお寺の庭、お宮の
境内
(
けいだい
)
、
上
(
うえ
)
つ
方
(
がた
)
の
御門
(
ごもん
)
の内のような、歩けば石一つありませんでも、何となく
謹
(
つつし
)
みませんとなりませんばかりなのでございます。
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そして
何処
(
どこ
)
やらに
唐風
(
からふう
)
なところがあります。
先
(
ま
)
ずその
御門
(
ごもん
)
でございますが、
屋根
(
やね
)
は
両端
(
りょうたん
)
が
上方
(
うえ
)
にしゃくれて、
大
(
たい
)
そう
光沢
(
つや
)
のある、
大型
(
おおがた
)
の
立派
(
りっぱ
)
な
瓦
(
かわら
)
で
葺
(
ふ
)
いてあります。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
ほんに
御門
(
ごもん
)
の
前
(
まへ
)
を
通
(
とほ
)
る
事
(
こと
)
はありとも
木綿着物
(
もめんきもの
)
に
毛繻子
(
けじゆす
)
の
洋傘
(
かふもり
)
さした
時
(
とき
)
には
見
(
み
)
す/\お二
階
(
かい
)
の
簾
(
すだれ
)
を
見
(
み
)
ながら、
吁
(
あゝ
)
お
關
(
せき
)
は
何
(
なに
)
をして
居
(
ゐ
)
る
事
(
こと
)
かと
思
(
おも
)
ひやるばかり
行過
(
ゆきす
)
ぎて
仕舞
(
しまひ
)
まする
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
(——お前—は—ア
御門
(
ごもん
)
—の—とび—ら—ア、朝—に—イわか—れ—てエ、晩に逢ふ——)
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
現今の浅草橋(浅草
御門
(
ごもん
)
といった)に向って南に取って行くと、最初が並木(並木裏町が材木町)それから
駒形
(
こまがた
)
、諏訪町、
黒船町
(
くろふねちょう
)
、それに接近して
三好町
(
みよしちょう
)
という順序、これをさらに南へ越すと
幕末維新懐古談:11 大火以前の雷門附近
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
道
(
みち
)
がありますから、その道の通りにおいでになると、魚の
鱗
(
うろこ
)
のように造つてある宮があります。それが海神の宮です。その
御門
(
ごもん
)
の處においでになると、
傍
(
そば
)
の井の上にりつぱな桂の木がありましよう。
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
「
御門
(
ごもん
)
に血を見りゃお城が沈む——」
中国怪奇小説集:03 捜神記(六朝)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
御門
(
ごもん
)
の扉が
開
(
あ
)
きません
未刊童謡
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
玄関から
御門
(
ごもん
)
までの
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
と源次郎は
慾張
(
よくばり
)
と
助平
(
すけべい
)
とが合併して
乗気
(
のりき
)
に成り、両人がひそ/\語り合っているを、忠義無類の孝助という草履取が、
御門
(
ごもん
)
の男部屋に
紙帳
(
しちょう
)
を吊って寝て見たが
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
しばらくしてから
私
(
わたくし
)
はとうとう
竜宮界
(
りゅうぐうかい
)
の
御門
(
ごもん
)
の
前
(
まえ
)
に
立
(
た
)
っていましたが、それにしても
私
(
わたくし
)
は
四辺
(
あたり
)
の
光景
(
ありさま
)
があまりにも
現実的
(
げんじつてき
)
なのをむしろ
意外
(
いがい
)
に
思
(
おも
)
ったのでございました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
丁度
五月雨
(
さみだれ
)
の暮方でございましたが、童子を一人御伴に御つれになって、
傘
(
おおかさ
)
をかざしながら、ひそかに二条
西洞院
(
にしのとういん
)
の御屋形まで参りますと、
御門
(
ごもん
)
は堅く
鎖
(
とざ
)
してあって、いくら音なっても叩いても
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
千代田の
御門
(
ごもん
)
の
青い眼の人形
(新字新仮名)
/
野口雨情
(著)
小川町辺
(
をがはまちへん
)
の
去
(
さ
)
る
御邸
(
おやしき
)
の
前
(
まへ
)
を
通行
(
つうかう
)
すると、
御門
(
ごもん
)
の
潜戸
(
くゞりど
)
へ
西
(
にし
)
の
内
(
うち
)
の
貼札
(
はりふだ
)
が
下
(
さが
)
つてあつて、
筆太
(
ふでぶと
)
に「
此内
(
このうち
)
に
汁粉
(
しるこ
)
あり」と
認
(
したゝ
)
めてあり、ヒラリ/\と風で
飜
(
あほ
)
つて
居
(
を
)
つたから
士族の商法
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
御門
(
ごもん
)
から
御殿
(
ごてん
)
まではどの
位
(
くらい
)
ありましょうか、よほど
遠
(
とお
)
かったように
思
(
おも
)
われます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
御門
(
ごもん
)
がしまつて
蛍の灯台
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
日暮し
御門
(
ごもん
)
に
未刊童謡
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
御門
(
ごもん
)
の扉を
蛍の灯台
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
元の
御門
(
ごもん
)
も
十五夜お月さん
(旧字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
御門
(
ごもん
)
の外で
青い眼の人形
(新字新仮名)
/
野口雨情
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
門
常用漢字
小2
部首:⾨
8画
“御門”で始まる語句
御門内
御門跡
御門鑑
御門違
御門前
御門跡樣
御門御垣
御門閥
御門主
御門番