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城
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じょう
ふりがな文庫
“
城
(
じょう
)” の例文
執権高時の実弟北条
泰家
(
やすいえ
)
をあげ、その
領袖
(
りょうしゅう
)
にも、
塩田陸奥守
(
しおだむつのかみ
)
、
新開左衛門
(
しんかいさえもん
)
ノ入道、
安東高貞
(
あんどうたかさだ
)
、
城
(
じょう
)
ノ越後守などの幾十将をえらび出し
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
やがて、中でもいちばん
勇敢
(
ゆうかん
)
なネズミが一ぴき、その穴の中にとびこんで、いまにもグリンミンゲ
城
(
じょう
)
の中へ
突入
(
とつにゅう
)
しようとしました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
たとえば薩摩薩摩郡
宮
(
みや
)
ノ
城
(
じょう
)
村大字
柊野
(
くきの
)
、同
高城
(
たかき
)
村字
柊平
(
くいひら
)
、これらはその附近に久木野という無数の大字・小字がなかったならば、人はその字義を怪しんだかも知れぬが
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
紀州灘
(
きしゅうなだ
)
の
荒濤
(
あらなみ
)
が
鬼
(
おに
)
が
城
(
じょう
)
の
巉巌
(
ざんがん
)
にぶつかって
微塵
(
みじん
)
に砕けて散る処、
欝々
(
うつうつ
)
とした
熊野
(
くまの
)
の山が胸に
一物
(
いちもつ
)
を
蔵
(
かく
)
して
黙
(
もく
)
して居る処、
秦始皇
(
しんのしこう
)
に
体
(
てい
)
のよい謀叛した
徐福
(
じょふく
)
が
移住
(
いじゅう
)
して来た処
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
源十、時次郎、清七、甚七、「中学生」の俊次、松本重雄、新谷勝太郎、
城
(
じょう
)
三次。
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
▼ もっと見る
長篠の合戦に勝った徳川家康は、この機会に武田氏の勢力を駆逐すべく、軍をめぐらして
二俣城
(
ふたまたじょう
)
を攻め、光明寺城を抜き、七月には
諏訪
(
すわ
)
ノ
原
(
はら
)
城
(
じょう
)
を陥しいれ、さらに高天神へと
鉾
(
ほこ
)
を向けた。
日本婦道記:萱笠
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
一たびこのところ
決潰
(
けっかい
)
せむか、
城
(
じょう
)
の
端
(
はな
)
の町は
水底
(
みなそこ
)
の都となるべしと、人々の恐れまどいて、怠らず土を
装
(
も
)
り石を伏せて堅き堤防を築きしが、あたかも今の関屋少将の夫人姉上十七の時なれば
竜潭譚
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
城
(
じょう
)
さんに敵はあったでしょうか」
銭形平次捕物控:139 父の遺書
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
もっとも、
蛾次郎
(
がじろう
)
の身にとってみれば、
甲府
(
こうふ
)
一
城
(
じょう
)
の
安危
(
あんき
)
よりは、この独楽一
箇
(
こ
)
が大事かも知れない。だれか、かれを
悪童
(
あくどう
)
とよぶものぞ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
こうして、いまでは、スコーネ地方でもグリンミンゲ
城
(
じょう
)
のほかには、どこにも住むところがなくなってしまったようなわけです。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
で、勅の告文は、
秋田
(
あきた
)
城
(
じょう
)
ノ
介
(
すけ
)
が代って拝受し、一行は、ひとまず定められた宿所に入った。しかし、執権ノ亭では、その間に
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ですから、ニールス・ホルゲルッソンがガンのむれといっしょにやってきたときにも、グリンミンゲ
城
(
じょう
)
には人間はひとりもいませんでした。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
そこで、路を代えた鐘巻自斎は、
鬼
(
おに
)
ヶ
城
(
じょう
)
峠を越えて
梅迫
(
うめさこ
)
から綾部を廻り、京都路へさして行ったらしいが、後の消息はこの地方に絶えてしまった。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それに相槌打つかのごとく、近くに居流れていた
佐介
(
さすけ
)
五郎、
淡河兵庫
(
おごうひょうご
)
、
斎藤宮内
(
さいとうくない
)
、
城
(
じょう
)
ノ
介
(
すけ
)
師時
(
もろとき
)
なども、酒気にまかせて
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
佐々と前田の戦争は、ことしも吉例のように四、五月頃から諸所に兵火をあげ、相互に、一
城
(
じょう
)
一
塁
(
るい
)
を奪いあって、
馬蹄
(
ばてい
)
にかからぬ
田野
(
でんや
)
もなかった。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
兵法
(
へいほう
)
にいわく、
天水
(
てんすい
)
危城
(
きじょう
)
を
保
(
たも
)
つべし、
工水
(
こうすい
)
名城
(
めいじょう
)
も保つべからず。——
人体
(
じんたい
)
の
血脈
(
けつみゃく
)
ともみるべき大事な一
城
(
じょう
)
の水を、掛樋でよばんなどとは
築城
(
ちくじょう
)
の
逆法
(
ぎゃくほう
)
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、お味方と見込んで、細川殿は将軍家の旨を帯び、その交渉に幾度となく、一乗谷の
金
(
かね
)
ヶ
崎
(
さき
)
城
(
じょう
)
へ見えられた。そしてわしの御主人とも、御懇意になった。
茶漬三略
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
長崎
円喜
(
えんき
)
、金沢ノ
大夫
(
たゆう
)
宗顕
(
そうけん
)
、
佐介
(
さかい
)
ノ
前司
(
ぜんじ
)
宗直
(
むねなお
)
、小町の
中務
(
なかつかさ
)
、
秋田
(
あきた
)
城
(
じょう
)
ノ
介
(
すけ
)
、越後守
有時
(
ありとき
)
、
右馬
(
うま
)
ノ
頭
(
かみ
)
茂時
(
しげとき
)
、
相模
(
さがみ
)
の
高基
(
たかもと
)
、
刈田式部
(
かったしきぶ
)
、武蔵の
左近将監
(
さこんしょうげん
)
など、ひと目に余る。
私本太平記:07 千早帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この地方の、
小木江
(
おきえ
)
ノ
城
(
じょう
)
の城主であった信長の弟、三七
信興
(
のぶおき
)
は殺され、城は一揆の者に奪われていた。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
比丘尼
(
びくに
)
ヶ
城
(
じょう
)
だの、
赤田城
(
あかたじょう
)
だの、堂ヶ峰城だの、正岡城だの、
小淵城
(
こぶちじょう
)
だの、大野五ヵ城の一つという
法天山城址
(
ほうてんやまじょうし
)
とか、その他、城主も地名年代も不明のものまで入れたら
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
関
(
せき
)
ノ
城
(
じょう
)
、
峰城
(
みねじょう
)
、
神戸
(
かんべ
)
ノ
城
(
じょう
)
、伊勢路までゆけば、
蒲生
(
がもう
)
どのの軍勢もおり、お味方は充満しておる。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
寿永元年、越後平家の
城
(
じょう
)
ノ
四郎
(
しろう
)
長茂
(
ながもち
)
が、都からの命で、木曾義仲を出撃に出たさい、恵日寺の乗円房も、ここの僧兵をひきいて、長茂を助け、義仲の軍と、横田河原で戦った。
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
もう一
刻
(
とき
)
の時をかしていたら、久原川の洲で、敵将足利
直義
(
ただよし
)
を討ち取ってもいたろうに、せつなを、自軍の内から
覆
(
くつがえ
)
されて、
城
(
じょう
)
ノ
越前
(
えちぜん
)
、赤星六郎兵衛、ほか三十七人の旗本まで
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
おたがいにこれが
首尾
(
しゅび
)
よくいけば、
呂宋兵衛
(
るそんべえ
)
さまも一
国
(
こく
)
一
城
(
じょう
)
の
主
(
あるじ
)
となり、わたしや、おまえも
秀吉
(
ひでよし
)
さまからウンとご
褒美
(
ほうび
)
にありつけるんじゃないか、しっかりしなくッちゃいけないよ
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
土岐
伯耆
(
ほうき
)
、芦名ノ判官、三浦
若狭
(
わかさ
)
、千田太郎、
城
(
じょう
)
ノ
大弐
(
だいに
)
、
結城
(
ゆうき
)
七郎、小田の常陸ノ
前司
(
ぜんじ
)
、長江弥六左衛門、長沼駿河守、渋谷遠江守、伊東前司、狩野七郎、宇佐美摂津ノ判官、
安保
(
あぼ
)
の左衛門
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼は、浅井方の
苅安城
(
かりやすじょう
)
、
長比
(
たけくらべ
)
(長競)
城
(
じょう
)
、
不破郡
(
ふわごおり
)
松尾山
(
まつおやま
)
の
長亭軒
(
ちょうていけん
)
の城など、味方にとって、最も怖るべき後方の諸城を陥し、前線と岐阜との通路と、その安全を確保するために、遅れたのであった。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
場所は、
野尻湖
(
のじりこ
)
の東南で、越後信州の国境にあたり、山地ではあるが、北するも、西するも、南するもここを
分岐点
(
ぶんきてん
)
とする交通の
要衝
(
ようしょう
)
で、
割
(
わり
)
ヶ
嶽
(
たけ
)
の嶮に
拠
(
よ
)
って、越後勢のたてこもっている一
城
(
じょう
)
がある。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そう答えた
城
(
じょう
)
ノ越前守へ、武敏がすぐ一令をくだしていた。
私本太平記:11 筑紫帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、対岸の、
竹
(
たけ
)
ヶ
鼻
(
はな
)
城
(
じょう
)
を、攻めに寄せた。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「秋田の
延明
(
えんみょう
)
。
城
(
じょう
)
ノ
介
(
すけ
)
延明はいるか」
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一
掴
(
かく
)
三
城
(
じょう
)
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
城
(
じょう
)
か」
宮本武蔵:03 水の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
城
常用漢字
小4
部首:⼟
9画
“城”を含む語句
城砦
京城
都城
新城
葛城
石城
古城
籠城
山城
城址
城下
平城
城郭
宮城
大城
小城
傾城買
城館
城廓
城壁
...