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しよち
ふりがな文庫
“
處置
(
しよち
)” の例文
新字:
処置
もし
右
(
みぎ
)
のような
火
(
ひ
)
の
性質
(
せいしつ
)
を
心得
(
こゝろえ
)
てゐると、
心
(
こゝろ
)
の
落着
(
おちつき
)
も
出來
(
でき
)
るため、
危急
(
ききゆう
)
の
場合
(
ばあひ
)
、
機宜
(
きゞ
)
に
適
(
てき
)
する
處置
(
しよち
)
も
出來
(
でき
)
るようにもなるものである。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
自分
(
じぶん
)
は
學力
(
がくりよく
)
優等
(
いうとう
)
といふので
自分
(
じぶん
)
の
居
(
ゐ
)
る
級
(
くらす
)
と
志村
(
しむら
)
の
居
(
ゐ
)
る
級
(
くらす
)
とを
同時
(
どうじ
)
にやるべく
校長
(
かうちやう
)
から
特別
(
とくべつ
)
の
處置
(
しよち
)
をせられるので
自然
(
しぜん
)
志村
(
しむら
)
は
自分
(
じぶん
)
の
競爭者
(
きやうさうしや
)
となつて
居
(
ゐ
)
た。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
母
(
はゝ
)
は
大方
(
おほかた
)
かゝる
事
(
こと
)
と
今朝
(
けさ
)
よりの
懸念
(
けねん
)
うたがひなく、
幾金
(
いくら
)
とねだるか、ぬるき
旦那
(
だんな
)
どのゝ
處置
(
しよち
)
はがゆしと
思
(
おも
)
へど、
我
(
わ
)
れも
口
(
くち
)
にては
勝
(
かち
)
がたき
石之助
(
いしのすけ
)
の
辨
(
べん
)
に
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「川柳にありますね、『そでなくてあの、
處置
(
しよち
)
振りがなるものか——』つてね、喧嘩もせず目くばせもせず、甘つたれもせず、あんな夫婦があるものですか」
銭形平次捕物控:283 からくり屋敷
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
御米
(
およね
)
は
左
(
さ
)
う
云
(
い
)
つたなり、
叔父
(
をぢ
)
や
叔母
(
をば
)
の
處置
(
しよち
)
に
就
(
つ
)
いては、
一言
(
ひとこと
)
の
批評
(
ひひやう
)
も
加
(
くは
)
へなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
それからまた
彼女
(
かのぢよ
)
は、
自分自身
(
じぶんじしん
)
のことよりも、
子供
(
こども
)
の
行末
(
ゆくすゑ
)
を
計
(
はか
)
つたのだつたといふ
犧牲的
(
ぎせいてき
)
な(
自
(
みづか
)
ら
思
(
おも
)
ふ)
心
(
こゝろ
)
のために、
自
(
みづか
)
ら
亡夫
(
ばうふ
)
の
立場
(
たちば
)
になつて
自分
(
じぶん
)
の
處置
(
しよち
)
を
許
(
ゆる
)
した。
結極
(
けつきよく
)
男
(
をとこ
)
の
不徳
(
ふとく
)
な
行爲
(
かうゐ
)
が
責
(
せ
)
められた。
悔
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
此
(
こ
)
の
手紙
(
てがみ
)
を
處置
(
しよち
)
するための
魔性
(
ましやう
)
の
變化
(
へんげ
)
かも
知
(
し
)
れないと
思
(
おも
)
ふんです。
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
幸
(
さいはひ
)
に
最初
(
さいしよ
)
の
一瞬間
(
いつしゆんかん
)
に
於
(
おい
)
て、
非常
(
ひじよう
)
の
地震
(
ぢしん
)
なるか
否
(
いな
)
かの
判斷
(
はんだん
)
がついたならば、
其判斷
(
そのはんだん
)
の
結果
(
けつか
)
によつて
臨機
(
りんき
)
の
處置
(
しよち
)
をなすべきである。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
彼
(
あ
)
れも
縁切
(
ゑんき
)
りと
仰
(
おつ
)
しやつてから
最
(
も
)
う五
年
(
ねん
)
、
旦那樣
(
だんなさま
)
ばかり
惡
(
わる
)
いのでは
無
(
な
)
うて、
暑寒
(
しよかん
)
のお
遣
(
つか
)
いものなど、
憎
(
に
)
くらしい
處置
(
しよち
)
をして
見
(
せ
)
せるに、お
心
(
こゝろ
)
がつひ
浮
(
う
)
かれて、
自
(
おの
)
づと
足
(
あし
)
をも
向
(
む
)
け
給
(
たま
)
ふ
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
さう
云
(
い
)
はれると、
宗助
(
そうすけ
)
も
叔父
(
をぢ
)
の
處置
(
しよち
)
に
一理
(
いちり
)
ある
樣
(
やう
)
にも
思
(
おも
)
はれて、
口
(
くち
)
では
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
個人消防上
(
こじんしようぼうじよう
)
の
最大要件
(
さいだいようけん
)
は
時機
(
じき
)
を
失
(
うしな
)
ふことなく、
最
(
もつと
)
も
敏速
(
びんそく
)
に
處置
(
しよち
)
することにある。これは
火
(
ひ
)
は
小
(
ちひ
)
さい
程
(
ほど
)
、
消
(
け
)
し
易
(
やす
)
いといふ
原則
(
げんそく
)
に
基
(
もと
)
づいてゐる。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
お
前
(
まへ
)
が
此樣
(
このやう
)
に
本心
(
ほんしん
)
を
取亂
(
とりみだ
)
して
御兩親
(
ごりやうしん
)
に
歎
(
なげき
)
をかけると
言
(
い
)
ふは
解
(
わか
)
らぬではないか、
彼
(
あ
)
れに
對
(
たい
)
してお
前
(
まへ
)
の
處置
(
しよち
)
の
無情
(
むじやう
)
であつたも
彼
(
あ
)
れは
決
(
けつ
)
して
怨
(
うら
)
んでは
居
(
ゐ
)
なかつた、
彼
(
あ
)
れは
道理
(
だうり
)
を
知
(
し
)
つて
居
(
ゐ
)
る
男
(
をとこ
)
であらう、な
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
處
部首:⾌
11画
置
常用漢字
小4
部首:⽹
13画
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處置方法