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流行
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りゅうこう
ふりがな文庫
“
流行
(
りゅうこう
)” の例文
都
(
みやこ
)
は、ちょうど
夏
(
なつ
)
のはじめの
季節
(
きせつ
)
でありましたから、
街
(
まち
)
の
唐物店
(
とうぶつみせ
)
には、
流行
(
りゅうこう
)
の
美
(
うつく
)
しい
日
(
ひ
)
がさが、いく
種類
(
しゅるい
)
となく
並
(
なら
)
べてありました。
日がさとちょう
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いくら
流行
(
りゅうこう
)
おくれなふうはしていても、それがために、王女の美しさにも、かわいらしさにも、いっこう、かわりはなかったのですからね。
眠る森のお姫さま
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
次
(
つい
)
で英露仏等の諸国も来りて新条約の
仲間入
(
なかまいり
)
したれども、その目的は他に非ず、日本との
交際
(
こうさい
)
は
恰
(
あたか
)
も当時の
流行
(
りゅうこう
)
にして、ただその流行に
連
(
つ
)
れて条約を結びたるのみ。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
熱海
(
あたみ
)
、
修善寺
(
しゅぜんじ
)
、
箱根
(
はこね
)
などは古い温泉場でございますが、近年は
流行
(
りゅうこう
)
いたして、また
塩原
(
しおばら
)
の温泉が出来、
或
(
あるい
)
は
湯河原
(
ゆがわら
)
でございますの、又は上州に名高い
草津
(
くさつ
)
の温泉などがございます。
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
その秋の
赤痢
(
せきり
)
流行
(
りゅうこう
)
のさい、
親子
(
おやこ
)
五人ひとりものこらず
赤痢
(
せきり
)
をやった。とうとう妻と子ども三人とはひと月ばかりのあいだに
死亡
(
しぼう
)
し、花前は
病院
(
びょういん
)
にあってそれを知らないくらいであった。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
▼ もっと見る
「
悪病
(
あくびょう
)
が
流行
(
りゅうこう
)
しています。その
伝染
(
でんせん
)
の
速
(
はや
)
さといったら
風
(
かぜ
)
のようであります。この
分
(
ぶん
)
なら
人間
(
にんげん
)
がみんな
死
(
し
)
に
絶
(
た
)
えてしまうであろうと
思
(
おも
)
います。」
消えた美しい不思議なにじ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ふたりは、そのじぶん、
上手
(
じょうず
)
でひょうばんの
美容師
(
びようし
)
をよんで、頭のかざりから足のくつ先まで、一
分
(
ぶ
)
のすきもなしに、すっかり、
流行
(
りゅうこう
)
のしたくをととのえさせました。
灰だらけ姫:またの名 「ガラスの上ぐつ」
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
「きっと、これから、
生
(
い
)
きた
店飾
(
みせかざ
)
りが
流行
(
りゅうこう
)
することだろう……。」と、また
空想
(
くうそう
)
にふけりながらゆくものもありました。
生きた人形
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
原因不明
(
げんいんふめい
)
の
軽
(
かる
)
い
熱病
(
ねつびょう
)
が、
村々
(
むらむら
)
へ
流行
(
りゅうこう
)
したのは、その
後
(
のち
)
のことです。しかし、
日
(
ひ
)
がたつと、いつしかその
病気
(
びょうき
)
も、あとかたなく
消
(
き
)
えてしまいました。
なまずとあざみの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
流行
(
りゅうこう
)
は、ちょうど
黴菌
(
ばいきん
)
のように
感染
(
かんせん
)
するものです。そして、また、それと
同
(
おな
)
じように、
人間
(
にんげん
)
を
禍
(
わざわ
)
いするものでした。
ひすいを愛された妃
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そしてすこし
注意
(
ちゅうい
)
すると、
世間
(
せけん
)
ではいつからか、らんが
流行
(
りゅうこう
)
していて、
玩賞
(
がんしょう
)
されているのに
気
(
き
)
づきました。
らんの花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この
国
(
くに
)
からも
追
(
お
)
われた
老人
(
ろうじん
)
は、その
後
(
ご
)
、どこへいったか、
知
(
し
)
るものはなかったのでした。そして、いつしか、ひすいに
対
(
たい
)
する
異常
(
いじょう
)
な
流行
(
りゅうこう
)
は、やんでしまいました。
ひすいを愛された妃
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この
話
(
はなし
)
が、まったく、
不思議
(
ふしぎ
)
な
話
(
はなし
)
として
伝
(
つた
)
わりました。その
翌年
(
よくねん
)
のこと、
村
(
むら
)
に
悪
(
わる
)
い
病気
(
びょうき
)
が
流行
(
りゅうこう
)
しました。
おばあさんと黒ねこ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ずっと
前
(
まえ
)
には、ちょっと
旅行
(
りょこう
)
するのにも、バスケットを
下
(
さ
)
げてゆくというふうで、
流行
(
りゅうこう
)
したものです。
古いてさげかご
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
新
(
あたら
)
しい
器械
(
きかい
)
が
発明
(
はつめい
)
されたとか、
新
(
あたら
)
しい
思想
(
しそう
)
が
流行
(
りゅうこう
)
するとか、また、
戦争
(
せんそう
)
などということがあって、
栄
(
さか
)
えた
職業
(
しょくぎょう
)
が、
急
(
きゅう
)
に
衰微
(
すいび
)
したり、また
反対
(
はんたい
)
に
衰微
(
すいび
)
していたものが
心の芽
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある、
風
(
かぜ
)
の
吹
(
ふ
)
く
日
(
ひ
)
のこと、
彼女
(
かのじょ
)
は
外
(
そと
)
から
帰
(
かえ
)
ると、ちがった
水色
(
みずいろ
)
の
流行
(
りゅうこう
)
の
長
(
なが
)
えり
巻
(
ま
)
きをしていました。
赤いえり巻き
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
町
(
まち
)
へ
人
(
ひと
)
をやって、
流行
(
りゅうこう
)
の
美
(
うつく
)
しい、
目
(
め
)
のさめるような
華
(
はな
)
やかな
着物
(
きもの
)
や、また、
飾
(
かざ
)
りのついた
人形
(
にんぎょう
)
など、なんでも
娘
(
むすめ
)
の
気
(
き
)
に
入
(
い
)
りそうなものを、
車
(
くるま
)
にたくさん
積
(
つ
)
んで
持
(
も
)
ってきて
笑わない娘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
化粧
(
けしょう
)
したような
歩
(
ある
)
きつきや、ただ、
流行
(
りゅうこう
)
をまねさえすれば、
美
(
うつく
)
しく
見
(
み
)
えるとでも
思
(
おも
)
っている、けばけばしくて、あかぬけのしないようすが、
若者
(
わかもの
)
にはかえってあわれみをそそったのでした。
だまされた娘とちょうの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
母親
(
ははおや
)
は、
流行
(
りゅうこう
)
の
品
(
しな
)
がほしかったけれど、がまんをしました。
お母さんのかんざし
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
もし、ご
結婚
(
けっこん
)
をなされば、この
国
(
くに
)
に
疫病
(
えきびょう
)
が
流行
(
りゅうこう
)
します。
赤い姫と黒い皇子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“流行”の解説
流行(りゅうこう、はやり、英: Mode, Trend, Fad, Fashion)とは、あるものが人々の間に広がること、またはその状態。ある社会のある時点で、特定の思考、表現形式、製品などがその社会へ浸透・普及していく過程にある状態を表す。
(出典:Wikipedia)
流
常用漢字
小3
部首:⽔
10画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“流行”で始まる語句
流行唄
流行歌
流行物
流行病
流行妓
流行児
流行神
流行感冒
流行廃
流行風邪