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沿岸
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えんがん
ふりがな文庫
“
沿岸
(
えんがん
)” の例文
彼
(
かれ
)
は
何
(
なに
)
かに
騙
(
だま
)
された
後
(
あと
)
のやうに
空洞
(
からり
)
とした
周圍
(
しうゐ
)
をぐるりと
見廻
(
みまは
)
さない
譯
(
わけ
)
にはいかなかつた。
彼
(
かれ
)
は
沿岸
(
えんがん
)
の
洪水後
(
こうずゐじ
)
の
變化
(
へんくわ
)
に
驚愕
(
おどろき
)
の
目
(
め
)
を
睜
(
みは
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「金博士。吾輩の切なるお願いである。新奇なる兵器を作って、わがイギリスの
沿岸
(
えんがん
)
から発し、独本土へ上陸せしめられたい」
独本土上陸作戦:――金博士シリーズ・3――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
下方
(
した
)
に
見
(
み
)
ゆるのは
矢張
(
やはり
)
印度洋
(
インドやう
)
の
波
(
なみ
)
で、
事
(
こと
)
によつたらマダカツスル
島
(
じま
)
の
西方
(
せいほう
)
か、アデン
灣
(
わん
)
の
沖
(
おき
)
か、
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
歐羅巴
(
エウロツパ
)
邊
(
へん
)
の
沿岸
(
えんがん
)
には、
左程
(
さほど
)
遠
(
とほ
)
い
所
(
ところ
)
ではあるまいと
思
(
おも
)
はれた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
特
(
とく
)
にブラジルの
沿岸
(
えんがん
)
のでつぱりに
丁度
(
ちようど
)
割符
(
わりふ
)
を
合
(
あは
)
せたようにつぎ
合
(
あ
)
はされることを
氣附
(
きづ
)
かれるであらう。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
シラチブチは
其頃
(
そのころ
)
から埋まりかけてゐた。東へ掘割を掘つて水を眞下に
流
(
なが
)
すやうになつてから、夏になる
度
(
たび
)
沿岸
(
えんがん
)
の土が流れ込んで、五寸づつ一尺づつ、だん/\と
埋
(
うづ
)
まつて行つた。
筑波ねのほとり
(旧字旧仮名)
/
横瀬夜雨
(著)
▼ もっと見る
ニュージーランド
沿岸
(
えんがん
)
の地図、世界地図、インキ、ペン、
鉛筆
(
えんぴつ
)
、紙、ぶどう酒。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
ガロンヌ川
沿岸
(
えんがん
)
の土地を回ったのち、ランゴンで川をはなれて、モン・ド・マルサンへ行く道をとった。その道はつま先下がりに下がっていった。もうぶどう畑もなければ、
牧場
(
ぼくじょう
)
もない。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
暴風雨
(
あらし
)
の
軍
(
いくさ
)
を
催
(
もよほ
)
すならむ、
其
(
その
)
一團
(
いちだん
)
は
早
(
はや
)
く
既
(
すで
)
に
沿岸
(
えんがん
)
の
山
(
やま
)
の
頂
(
いたゞき
)
に
屯
(
たむろ
)
せり。
旅僧
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
まだ
暑
(
あつ
)
い
空氣
(
くうき
)
を
冷
(
つめ
)
たくしつゝ
豪雨
(
がうう
)
が
更
(
さら
)
に
幾日
(
いくにち
)
か
草木
(
くさき
)
の
葉
(
は
)
を
苛
(
いぢ
)
めては
降
(
ふ
)
つて/\
又
(
また
)
降
(
ふ
)
つた。
例年
(
れいねん
)
の
如
(
ごと
)
き
季節
(
きせつ
)
の
洪水
(
こうずゐ
)
が
残酷
(
ざんこく
)
に
河川
(
かせん
)
の
沿岸
(
えんがん
)
を
舐
(
ねぶ
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
かくしてわが
國
(
くに
)
の
大平洋側
(
たいへいようがは
)
の
沿岸
(
えんがん
)
は
非局部性
(
ひきよくぶせい
)
の
大地震
(
だいぢしん
)
を
起
(
おこ
)
す
海洋底
(
かいようてい
)
に
接
(
せつ
)
してゐるわけであるが、しかしながら
其海岸線
(
そのかいがんせん
)
の
全部
(
ぜんぶ
)
が
津浪
(
つなみ
)
の
襲來
(
しゆうらい
)
に
暴露
(
ばくろ
)
されてゐるわけではない。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
絶
(
た
)
えず
其邊
(
そのへん
)
の
航路
(
かうろ
)
を
徘徊
(
はいくわい
)
し、
時
(
とき
)
には
遠
(
とほ
)
く
大西洋
(
たいせいやう
)
の
沿岸
(
えんがん
)
までも
船
(
ふね
)
を
乘出
(
のりだ
)
して、
非常
(
ひじやう
)
に
貴重
(
きちやう
)
な
貨物
(
くわぶつ
)
を
搭載
(
とうさい
)
した
船
(
ふね
)
と
見
(
み
)
ると、
忽
(
たちま
)
ち
之
(
これ
)
を
撃沈
(
げきちん
)
して、
惡
(
にく
)
む
可
(
べ
)
き
慾
(
よく
)
を
逞
(
たく
)
ましうして
居
(
を
)
るとの
話
(
はなし
)
。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
淡路島
(
あわじしま
)
一帯を
捜索
(
そうさく
)
してみてくれというお話があったので、あちらの警察とも連絡をとって、
虱
(
しらみ
)
つぶしに島内から、その
沿岸
(
えんがん
)
をしらべたのですが、すると
果然
(
かぜん
)
、耳よりな情報が入ったのです。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
氣※
(
きかう
)
の
工合
(
ぐあひ
)
や、
草木
(
さうもく
)
の
種類
(
しゆるい
)
などで
觀
(
み
)
ると、
亞弗利加
(
アフリカ
)
の
沿岸
(
えんがん
)
にも
近
(
ちか
)
い
樣
(
やう
)
な
氣持
(
きもち
)
もする。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
前記
(
ぜんき
)
の
如
(
ごと
)
き
地形
(
ちけい
)
の
沿岸
(
えんがん
)
に
於
(
おい
)
て
多少
(
たしよう
)
の
被害
(
ひがい
)
を
見
(
み
)
ることもある。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
“沿岸”の意味
《名詞》
沿岸(えんがん)
海・湖などの水面と接している陸地
陸地に近い海・湖などの水面
(出典:Wiktionary)
“沿岸(
海岸
)”の解説
海岸(かいがん、en: coast)とは、陸と海が接する地帯のこと。
沿岸、海辺、渚・沚(なぎさ)、汀(みぎわ)、水際などともいう。
(出典:Wikipedia)
沿
常用漢字
小6
部首:⽔
8画
岸
常用漢字
小3
部首:⼭
8画
“沿岸”で始まる語句
沿岸地方