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彌
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いや
ふりがな文庫
“
彌
(
いや
)” の例文
新字:
弥
さうして
此後
(
このご
)
も
大凡
(
おほよ
)
そこんな
状勢
(
じやうせい
)
で
進
(
すゝ
)
むからして
從
(
したがつ
)
て
少
(
すくな
)
くも
是迄
(
これまで
)
彌
(
いや
)
が
上
(
うへ
)
に
殖
(
ふ
)
えて
來
(
き
)
た
國債
(
こくさい
)
の
總額
(
そうがく
)
を
殖
(
ふや
)
さずに
濟
(
す
)
まし
得
(
う
)
る
次第
(
しだい
)
である。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
彌
(
いや
)
が
上
(
うへ
)
に、
淺葱
(
あさぎ
)
の
襟
(
えり
)
を
引合
(
ひきあ
)
はせて、
恍惚
(
うつとり
)
と
成
(
な
)
つて、
其
(
そ
)
の
簾
(
すだれ
)
を
開
(
あ
)
けて、キレー
水
(
すゐ
)
のタラ/\と
光
(
ひか
)
る
君
(
きみ
)
、
顏
(
かほ
)
を
中
(
なか
)
へ
入
(
い
)
れると、
南無三
(
なむさん
)
。
麦搗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
坦々でなく紆餘曲折端睨すべからざる中に偉人の俤を偲ぶといふ風にするのが眞に是れ偉人を偉人として遇し、讀者の興味を
彌
(
いや
)
が上にも湧き立たせ
貝殻追放:007 愚者の鼻息
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
何も彼も忘れ盡して熟睡に陷ちようと努めれば努める程
彌
(
いや
)
が上にも頭が冴えて、容易に寢つけさうもなかつた。
業苦
(旧字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
嬉
(
うれ
)
しさ
胸
(
むね
)
の
中
(
なか
)
におさへがたく、
蔭
(
かげ
)
ながら
拜
(
おが
)
んで
居
(
い
)
ても
宜
(
よ
)
いほどの
辱
(
かたじけ
)
さなれど、つく/″\
我
(
わ
)
が
身
(
み
)
の
上
(
うへ
)
を
思
(
おも
)
ひまするに、
貴郎
(
あなた
)
はこれより
彌
(
いや
)
ます/\の
御出世
(
ごしゆつせ
)
を
遊
(
あそば
)
して
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
そこか
此処
(
ここ
)
かと声する
方
(
かた
)
を辿って行くと、
彌
(
いや
)
が上にも生い茂れる熊笹や
歯朶
(
しだ
)
の奥に於て、
確
(
たしか
)
に人の
呻
(
うめ
)
くを聞いた。そこらの枝や葉は
散々
(
さんざん
)
に
踏躪
(
ふみにじ
)
られて、紅い山椿の
蕾
(
つぼみ
)
が二三輪落ちていた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
白き
襞
(
ひだ
)
けぶかき雲を
彌
(
いや
)
が
上
(
へ
)
に雲は
噴
(
ふ
)
きあがりまかがやく
縁
(
へり
)
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
繰返
(
くりかへ
)
して
三度
(
さんど
)
、また
跫音
(
あしおと
)
がしたが、
其時
(
そのとき
)
は
枕
(
まくら
)
が
上
(
あが
)
らなかつた。
室内
(
しつない
)
の
空氣
(
くうき
)
は
唯
(
たゞ
)
彌
(
いや
)
が
上
(
うへ
)
に
蔽重
(
おほひかさな
)
つて、おのづと
重量
(
ぢうりやう
)
が
出來
(
でき
)
て
壓
(
おさ
)
へつけるやうな!
怪談女の輪
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
中央
(
ちうあう
)
及
(
および
)
地方
(
ちはう
)
を
通
(
つう
)
じて
政府
(
せいふ
)
の
財政
(
ざいせい
)
の
整理緊縮
(
せいりきんしゆく
)
、
國債
(
こくさい
)
の
整理
(
せいり
)
は
前述
(
ぜんじゆつ
)
の
如
(
ごと
)
く
決行
(
けつかう
)
したのであるが、
併
(
しかし
)
ながら
日本
(
にほん
)
の
經濟
(
けいざい
)
の
立直
(
たてなほし
)
をなし、
國際貸借
(
こくさいたいしやく
)
の
改善
(
かいぜん
)
を
圖
(
はか
)
り、
彌
(
いや
)
が
上
(
うへ
)
に
低落
(
ていらく
)
する
爲替相場
(
かはせさうば
)
を
元
(
もと
)
に
戻
(
もど
)
して
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
黄櫨染
(
くわうろせん
)
の
大御衣
(
おほんぞ
)
明
(
あか
)
く照り立たし
彌
(
いや
)
さやさやに若き大君
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
言
(
い
)
はぬが
言
(
い
)
ふに
彌
(
いや
)
増
(
まさ
)
ると
云
(
い
)
ふ
娘氣
(
むすめぎ
)
の
優
(
やさ
)
しい
處
(
ところ
)
。
一席話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
彌
(
いや
)
古りて、
大理石
(
なめいし
)
はいよよ眞白に
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
彌
(
いや
)
古りてかなしみはいよよ新らし
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
彌
(
いや
)
古りて
彌
(
いや
)
清く、いよよかなしく。
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
雲蒼し、
神
(
かみ
)
さぶと
彌
(
いや
)
とこしへ
新頌
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
彌
部首:⼸
17画
“彌”を含む語句
彌増
南無阿彌陀佛
彌立
彌次馬
彌次郎
須彌壇
彌漫
彌生子
彌縫策
沙彌
彌生町
佛説阿彌陀經
阿彌陀
彌造
彌々
彌生
本阿彌
彌縫
彌勒
彌生式土器
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