“彌縫策”のいろいろな読み方と例文
新字:弥縫策
読み方割合
びほうさく50.0%
びぼうさく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ一時応変の彌縫策びほうさくに過ぎず。みすみすかくの如き江山こうざん挙げて人に附するぞ口惜しけれ。越えて寛政十年露船蝦夷えぞに到り、文化元年露国使節レザノット長崎に来り、互市ごしを請う、許さず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
この不安に對する彌縫策びぼうさくとして日本人の慣用する手段は改良々々と呼ぶ空虚な聲ばかりである。
新帰朝者日記 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)