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問答
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もんだふ
先づこんな
有りふれた
問答から、だん/\
談話に
花がさいて
東京博覽會の
噂、
眞鶴近海の
魚漁談等で
退屈を
免れ、やつと
江の
浦に
達した。
宗助は
坐つて五
分と
立たないうちに、
先刻の
笑聲は、
此變な
男と
坂井の
家族との
間に
取り
換はされた
問答から
出る
事を
知つた。
逃したが又儀左衞門殿も
一體白妙が
馴染の客にて是も其夜白妙を
阿部河原まで
追駈來られ重五郎と
問答中白妙は
船に
飛乘柴屋寺まで參りしなり其後樣子を
そしてその
挨拶の
中に、「
長ちやんも
御丈夫ですか。」「はア、
然し
彼にも困りきります。」と
云ふやうな
問答から、用件は案外に早く
蘿月の前に提出される事になつたのである。
心得たか、と
語らせ
給へば、
羅漢の
末席に
侍ひて、
悟顏の
周梨槃特、
好もしげなる
目色にて、わが
佛、わが
佛殿と
道人の
問答より、
木の
葉を
衾の
男女の
睦言、もそつとお
説きなされと
言ふ。
乳母とピーターとの
來るを
見附けての
評語とも、マーキューシオーとベンヺーリオーの
猥雜な
問答を
反語的に
評したるものと
解せらる。こゝには
後者を
正しと
見て、
其義に
譯しておきたり。
宗助は
家へ
歸つて
御米に
此鶯の
問答を
繰り
返して
聞かせた。
御米は
障子の
硝子に
映る
麗かな
日影をすかして
見て
色々と
折檻もして
見たが
無駄なので
親父も
持餘し、
遂にお
寺樣と
相談した
結極が
斯いふ
親子の
問答になつた。
退き
投首なし五日の中に善惡二つを身一つにして分る事の
最難ければ思案に
暮るに
最前よりも部屋の外にて
二個が
問答立聞せし和吉は密と忠兵衞の
側へ差寄り
袂を
此問答のうちに、
二人はやゝ
群衆と
離るゝ。
こんな
問答を
最初は
月に一二
返位繰り
返してゐたが、
後には
二月に一
返になり、
三月に一
返になり、とう/\
ロミオ やれ/\、お
上品な
問答!