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賜
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たまは
ふりがな文庫
“
賜
(
たまは
)” の例文
此
神
(
かみ
)
の氏子、堀の内にて
娶
(
よめ
)
をむかへ又は
壻
(
むこ
)
をとりたるにも、
神勅
(
しんちよく
)
とて
壻
(
むこ
)
に水を
賜
(
たまは
)
る、これを
花水祝
(
はなみづいは
)
ひといふ。毎年正月十五日の
神㕝
(
じんじ
)
也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
こは半年前ボルゲエゼの君が、小遣錢にせよと
賜
(
たまは
)
りし「スクヂイ」の殘にて、わがためには輕んじ難き金額なりき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
假初
(
かりそめ
)
の
愚痴
(
ぐち
)
に
新年着
(
はるぎ
)
の
御座
(
ござ
)
りませぬよし
大方
(
おほかた
)
に
申
(
まを
)
せしを、
頓
(
やが
)
て
憐
(
あわれ
)
みての
賜
(
たまは
)
り
物
(
もの
)
、
茂助
(
もすけ
)
は
天地
(
てんち
)
に
拜
(
はい
)
して、
人
(
ひと
)
は
鷹
(
たか
)
の
羽
(
は
)
の
定紋
(
でうもん
)
いたづらに
目
(
め
)
をつけぬ、
何事
(
なにごと
)
も
無
(
な
)
くて
奧樣
(
おくさま
)
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
大饗
(
おほみうけ
)
の引出物に
白馬
(
あをうま
)
ばかりを三十頭、
賜
(
たまは
)
つたこともございますし、
長良
(
ながら
)
の橋の
橋柱
(
はしばしら
)
に御寵愛の
童
(
わらべ
)
を立てた事もございますし、それから又
華陀
(
くわだ
)
の術を伝へた
震旦
(
しんたん
)
の僧に
地獄変
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
……
奧
(
おく
)
よ、
子
(
こ
)
をば
神
(
かみ
)
が
只
(
たゞ
)
一人
(
ひとり
)
しか
賜
(
たまは
)
らなんだのを
不足
(
ふそく
)
らしう
思
(
おも
)
うたこともあったが、
今
(
いま
)
となっては
此奴
(
こやつ
)
一人
(
ひとり
)
すら
多過
(
おほす
)
ぎる、
取
(
と
)
りも
直
(
なほ
)
さず、
呪咀
(
じゅそ
)
ぢゃ、
禍厄
(
わざはひ
)
ぢゃ、うぬ/\、
賤婢
(
はしたをんな
)
め!
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
▼ もっと見る
『イヤ
全
(
まつ
)
たく
貴君
(
あなた
)
の物で
御座
(
ござい
)
ます、けれども
何卒
(
どう
)
か
枉
(
まげ
)
て
私
(
わたくし
)
に
賜
(
たまは
)
りたう
御座
(
ござい
)
ます』
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
斯て九助は五ヶ年の間
辛抱
(
しんばう
)
をなし殊に
今度
(
このたび
)
奉行所より
賜
(
たまは
)
りし金を合すれば百六七十兩の金子にも成しゆゑ
古郷
(
こきやう
)
へ
歸
(
かへり
)
豫
(
かね
)
ての望みの如く
先祖
(
せんぞ
)
の跡を立んと出立の
支度
(
したく
)
して
伯父
(
をぢ
)
始めへの
土産物
(
みやげもの
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
(此日法皇老若の僧徒十三人の足を洗ひ、僧徒は法皇の手に接吻して、おの/\「マチオラ」の花束を
賜
(
たまは
)
り退くことなり。)
偶〻
(
たま/\
)
貴婦人席より我に目禮するものあり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
のみならず毎日出社すべき義務さへも
強
(
し
)
ひようとはしない。これは官等の高下をも明かにしない予にとつて、
白頭
(
はくとう
)
と共に勅任官を
賜
(
たまは
)
るよりは
遙
(
はるか
)
に居心の好い位置である。
入社の辞
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
賜
(
たまは
)
り目出度
歸國
(
きこく
)
致ける然ば
曲
(
まが
)
れる者は
折易
(
をれやす
)
く
直
(
すぐ
)
なる者は
伸易
(
のびやす
)
しとか山内伊賀亮程の
器量
(
きりやう
)
ある者も惡事に組し末代の今に到る
迄
(
まで
)
其
汚名
(
をめい
)
を
殘
(
のこ
)
しけるが越前守には明智を以て
斯
(
かゝ
)
る惡事を
見顯
(
みあらは
)
し忠功を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
それは
何
(
なん
)
ぞのお
間違
(
まちが
)
ひなるべし
私
(
わたくし
)
お
客樣
(
きやくさま
)
にお
懇親
(
ちかづき
)
はなし
池
(
いけ
)
の
端
(
はた
)
よりお
供
(
とも
)
せしに
相違
(
さうゐ
)
は
無
(
な
)
けれど
車代
(
しやだい
)
賜
(
たまは
)
るより
外
(
ほか
)
に
御用
(
ごよう
)
ありとは
覺
(
おぼ
)
えず
其譯
(
そのわけ
)
仰
(
おほ
)
せられて
車代
(
しやだい
)
の
頂戴
(
ちやうだい
)
お
願
(
ねが
)
ひ
下
(
くだ
)
されたしと
一歩
(
いつぽ
)
も
動
(
うご
)
かんとせぬ
芳之助
(
よしのすけ
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
孝子三八に
賜
(
たまは
)
ると書付はなけれ共、まづ
蓋
(
ふた
)
をひらけば、内よりによつと塩竹の子、
金
(
かね
)
もらうたよりうれしく、(中略)女房にかくとしらすれば、同じ心の
姑
(
しうとめ
)
思ひ、手ばやに塩だし
鰹
(
かつを
)
かき
案頭の書
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
賜
(
たまは
)
り又忠八は
足輕
(
あしがる
)
小頭
(
こがしら
)
となりて兩家共
代々
(
だい/\
)
岡山に
繁昌
(
はんじやう
)
せしとぞ
寔
(
まこと
)
に君君たる時は
臣
(
しん
)
臣たりと云
古語
(
こゞ
)
の如く岡山侯
賢君
(
けんくん
)
に
在
(
まし
)
ます故に喜内
不幸
(
ふかう
)
にして
僕
(
ぼく
)
の爲に
討
(
うた
)
るゝと雖も其
妹
(
いもと
)
に
又
(
また
)
勇婦
(
ゆうふ
)
有て仇を
討
(
うち
)
家を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
賜
常用漢字
中学
部首:⾙
15画
“賜”を含む語句
賜物
下賜
賞賜
賜緋魚袋
賜暇
賜酒
恩賜
賜餐
御下賜
賜謁
南置賜
頒賜
賜盃
賜宴
置賜
御賜
御賜鳩杖
周夷王所賜
天賜
寵賜
...