“下賜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かし83.3%
くだ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翠竹院の号はその折、叡覧えいらんの光栄に浴したうえ、彼の本邦医学に寄与した功労をよみしたもうて、朝廷から下賜かしあらせられたものとか、都の人々も聞いている。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
名香六十一種、その内三十三種は勅銘で、第一は蘭奢待らんじゃたい、これは東大寺に在る勅封の名香、昔は将軍一代に一寸四分切り取って下賜かしになる例でしたが、後世はその事さえ無くなりました。
下賜くだしおかれた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)