“恩賜”の読み方と例文
読み方割合
おんし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恩賜おんしの銀時計を拝受すべき当の本人の正木医学士が、いつの間にか行衛ゆくえ不明になっている事が発見されまして、又も、人々を驚かしました
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
士官学校を卒業する時には、恩賜おんしの軍刀を頂いた秀才で、殊に語学は天才的だった。支那しな語や、マレー語や、スペイン語なども自由に話すことが出来た。
秘境の日輪旗 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
抱えていた恩賜おんしの御衣と玉帯を、あわてて、たもとでおおいかくしながら、苑門えんもんのかたわらに身を避けていた。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)