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下賜
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かし
ふりがな文庫
“
下賜
(
かし
)” の例文
翠竹院の号はその折、
叡覧
(
えいらん
)
の光栄に浴したうえ、彼の本邦医学に寄与した功労を
嘉
(
よみ
)
したもうて、朝廷から
下賜
(
かし
)
あらせられたものとか、都の人々も聞いている。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
名香六十一種、その内三十三種は勅銘で、第一は
蘭奢待
(
らんじゃたい
)
、これは東大寺に在る勅封の名香、昔は将軍一代に一寸四分切り取って
下賜
(
かし
)
になる例でしたが、後世はその事さえ無くなりました。
新奇談クラブ:05 第五夜 悪魔の反魂香
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ダイヤモンド入りの時計を
下賜
(
かし
)
されたという事や、いたる
土地
(
ところ
)
の大歓迎のはなしや、ホテルの階段に
外套
(
がいとう
)
を敷き、貞奴の足が触れたといって、狂気して
抱
(
かか
)
えて帰ったものがあったことや
マダム貞奴
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
ペエトル一世が、王女アンの結婚を祝う意味で、全国の町々に、このような小さい公園を
下賜
(
かし
)
せられた。この東洋の金魚も、王女アンの貴い玩具であったそうな。私はこの小さい公園が好きだ。
女の決闘
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
帝は、そう
宣
(
のたま
)
いながら、みずから上の御衣を脱いで、玉帯をそれに添え、御手ずから董承に
下賜
(
かし
)
された。
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“下賜”の意味
《名詞》
下 賜(かし)
身分の高い人から下位の身分の人に与えること。
(出典:Wiktionary)
“下賜(
恩賜
)”の解説
恩賜(おんし)とは、君主から臣下などに対して、これまでの忠節や功労に感謝するために与える物品やその行為を指す。下賜・賜与ともいう。
現代日本では「恩賜」と単に言えば天皇から賜ったものを指す。
(出典:Wikipedia)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
賜
常用漢字
中学
部首:⾙
15画
“下”で始まる語句
下
下手
下駄
下手人
下谷
下婢
下総
下司
下野
下僕