“賜謁”の読み方と例文
読み方割合
しえつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし賜謁(しえつ)は、上々の首尾で、義貞は身にあまる思いにくるまれ、さらにべつな庭では、准后(じゅんごう)三位ノ廉子(やすこ)にも謁(えっ)した。
便殿(べんでん)へ入られても、あとは優勝騎手への賜謁(しえつ)だの、近習の奏上やらで、玉座は衣冠の群れのたえまもない。
微賤(びせん)な一廷尉の分際(ぶんざい)が、かくも長々と、愚言を奏したてまつろうなどとは、たれしも夢思わぬことではあったが、賜謁(しえつ)をお取次いたした奏者(そうじゃ)のつみも軽くない。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)