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米屋
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こめや
ふりがな文庫
“
米屋
(
こめや
)” の例文
二人
(
ふたり
)
は
呉服屋
(
ごふくや
)
の
反物
(
たんもの
)
を
買
(
か
)
つて
着
(
き
)
た。
米屋
(
こめや
)
から
米
(
こめ
)
を
取
(
と
)
つて
食
(
く
)
つた。けれども
其他
(
そのた
)
には
一般
(
いつぱん
)
の
社會
(
しやくわい
)
に
待
(
ま
)
つ
所
(
ところ
)
の
極
(
きは
)
めて
少
(
すく
)
ない
人間
(
にんげん
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
雌
(
めす
)
でもかまいませんから、
私
(
わたし
)
にくださいませんか、ねずみがいてしようがないのです。」といって、とうとう
米屋
(
こめや
)
さんが、ふところに
入
(
い
)
れて
帰
(
かえ
)
りました。
僕たちは愛するけれど
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
味噌
(
みそ
)
こし
下
(
さ
)
げて
端
(
はし
)
たのお
錢
(
あし
)
を
手
(
て
)
に
握
(
にぎ
)
つて
米屋
(
こめや
)
の
門
(
かど
)
までは
嬉
(
うれ
)
しく
驅
(
か
)
けつけたれど、
歸
(
かへ
)
りには
寒
(
さむ
)
さの
身
(
み
)
にしみて
手
(
て
)
も
足
(
あし
)
も
龜
(
かじ
)
かみたれば
五六軒
(
ごろくけん
)
隔
(
へだ
)
てし
溝板
(
どぶいた
)
の
上
(
うへ
)
の
氷
(
こほり
)
にすべり
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
源内先生は
高端折
(
たかはしょ
)
り。紺の絹パッチをニュッと二本突ン出し、笠は着ず、手拭を
米屋
(
こめや
)
かぶりにして、余り利口には見えないトホンとした顔で
四辺
(
あたり
)
の景色を眺めながらノソノソと歩いて行かれる。
平賀源内捕物帳:長崎ものがたり
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
馬
(
うま
)
の
行
(
い
)
つた
方
(
はう
)
から
飛
(
と
)
び
出
(
だ
)
しながら「
皆
(
みな
)
さん、
晝
(
ひる
)
すぎに、
見付
(
みつ
)
けの
米屋
(
こめや
)
へ
來
(
き
)
た
馬
(
うま
)
です。あの
馬
(
うま
)
の
面
(
つら
)
に
見覺
(
みおぼ
)
えがあります。これから
知
(
し
)
らせに
行
(
ゆ
)
きます。」と、
商家
(
しやうか
)
の
中僧
(
ちうぞう
)
さんらしいのが、
馬士
(
まご
)
に
覺
(
おぼ
)
え
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
斯
(
かゝ
)
りし程に下女は
慌狼狽
(
あわてふためき
)
近所
(
きんじよ
)
の人々に聞ども
誰
(
たれ
)
知
(
し
)
る者もなく
早速
(
さつそく
)
米屋
(
こめや
)
へも知らせければ市郎左衞門は云に及ばず我も/\と
駈付
(
かけつけ
)
朱
(
あけ
)
に
染
(
そみ
)
たる死骸を見て
皆々
(
みな/\
)
茫然
(
ばうぜん
)
として言葉もなかりしが市郎左衞門
涙
(
なみだ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「
米屋
(
こめや
)
で
米
(
こめ
)
を
搗
(
つ
)
いてるのさ。
機械
(
きかい
)
の
音
(
をと
)
だよ」
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
けれども
米屋
(
こめや
)
の
拂
(
はらひ
)
を、
此
(
この
)
三十日
(
みそか
)
には
何
(
ど
)
うしたものだらうといふ、
苦
(
くる
)
しい
世帶話
(
しよたいばなし
)
は、
未
(
いま
)
だ
甞
(
かつ
)
て
一度
(
いちど
)
も
彼等
(
かれら
)
の
口
(
くち
)
には
上
(
のぼ
)
らなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
その
家
(
うち
)
は、
米屋
(
こめや
)
でありました。
米屋
(
こめや
)
のおじいさんは、なにか、
黒
(
くろ
)
い、
大
(
おお
)
きなものがはいってきたと
思
(
おも
)
って、よく
見
(
み
)
ますと、それは、ひきがえるでありましたから
お母さんのひきがえる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
疳癪
(
かんしやく
)
がおこつた
時
(
とき
)
には
表
(
おもて
)
の
米屋
(
こめや
)
が
白犬
(
しろいぬ
)
を
擲
(
は
)
ると
思
(
おも
)
ふて
私
(
わたし
)
の
家
(
うち
)
の
洗
(
あら
)
ひかへしを
光澤出
(
つやだ
)
しの
小槌
(
こづち
)
に、
碪
(
きぬた
)
うちでも
遣
(
や
)
りに
來
(
き
)
て
下
(
くだ
)
され、それならばお
前
(
まへ
)
さんも
人
(
ひと
)
に
憎
(
にく
)
まれず
私
(
わたし
)
の
方
(
はう
)
でも
大助
(
おほだす
)
かり
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
誠
(
せい
)
一は、お
菓子
(
かし
)
の
空
(
あ
)
き
箱
(
ばこ
)
を
出
(
だ
)
しました。また
近所
(
きんじょ
)
の
米屋
(
こめや
)
へ
走
(
はし
)
っていって、わらももらってきました。
戸田
(
とだ
)
は、かいこを
飼
(
か
)
う
箱
(
はこ
)
を一つ、まぶしを一つ
造
(
つく
)
ってくれました。
芽は伸びる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
困
(
こま
)
ったなあ。」と、お
父
(
とう
)
さんは、
考
(
かんが
)
えていられました。ちょうど、そこへ、
米屋
(
こめや
)
さんが
僕たちは愛するけれど
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
米
常用漢字
小2
部首:⽶
6画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“米屋”で始まる語句
米屋町
米屋冠
米屋被
米屋与右衛門