“高端折”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たかはしおり25.0%
たかはしょ25.0%
たかはしょり25.0%
たかばしょり25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御駕籠脇は黒蝋くろろうの大小さした揃いの侍が高端折たかはしおり福草履ふくぞうりと、九尺おきにげたお小人こびとの箱提灯が両側五六十、鬼灯ほおずきを棒へさしたように、一寸一分のあがさがりもなく、粛々として練って来ました。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
源内先生は高端折たかはしょり。紺の絹パッチをニュッと二本突ン出し、笠は着ず、手拭を米屋こめやかぶりにして、余り利口には見えないトホンとした顔で四辺あたりの景色を眺めながらノソノソと歩いて行かれる。
誰も居ない浪打際を、生白い痩脛やせずね高端折たかはしょり跣足はだしでちょびちょび横歩行あるきで、日課のごとき運動をしながら、つくづく不平らしく、海に向って、高慢な舌打して
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
笠ぐるみ振分けをまくの一方へ、ふどしも見える高端折たかばしょり、脚絆ばかりの切草鞋で、片腕を揮ったり、挙げたり、鼻の下を擦ったり、べかこと赤い目を剥いたり、勝手に軒をひやかして
浮舟 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)