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眞夏
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まなつ
ふりがな文庫
“
眞夏
(
まなつ
)” の例文
新字:
真夏
俳諧
(
はいかい
)
には、
冬
(
ふゆ
)
の
季
(
き
)
になつて
居
(
ゐ
)
たはずだが、みゝづくは、
春
(
はる
)
の
末
(
すゑ
)
から、
眞夏
(
まなつ
)
、
秋
(
あき
)
も
鳴
(
な
)
く。……ともすると
梅雨
(
つゆ
)
うちの
今頃
(
いまごろ
)
が、あの、
忍術
(
にんじゆつ
)
つかひ
得意
(
とくい
)
の
時
(
とき
)
であらうも
知
(
し
)
れぬ。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
金泥
(
きんでい
)
を
空
(
そら
)
にながして
彩
(
いろど
)
つた
眞夏
(
まなつ
)
のその
壯麗
(
そうれい
)
なる
夕照
(
ゆうせふ
)
に
對
(
たい
)
してこころゆくまで、
銀鈴
(
ぎんれい
)
の
聲
(
こゑ
)
を
振
(
ふ
)
りしぼつて
唄
(
うた
)
ひつづけた
獨唱
(
ソロ
)
の
名手
(
めいしゅ
)
、
天
(
そら
)
飛
(
と
)
ぶ
鳥
(
とり
)
も
翼
(
はね
)
をとどめてその
耳
(
みゝ
)
を
傾
(
かたむ
)
けた、ああ
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
「お休みでございましたから、
他
(
ほか
)
に何もすることはございませんでした。ですから、朝からお晝まで
描
(
か
)
いて、またお晝から夕方までいたしました。
眞夏
(
まなつ
)
で、日が長くつて、やりたいに
委
(
まか
)
せてやるのには都合がようございました。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
肌ぬるき
眞夏
(
まなつ
)
の
青空
(
あをぞら
)
の眼に
エロディヤッド
(旧字旧仮名)
/
ステファヌ・マラルメ
(著)
眞夏
(
まなつ
)
を
白鵠
(
びやくこふ
)
の歌かなしまむ。
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
▼ もっと見る
あすは、それ、
眞夏
(
まなつ
)
の
初
(
はじめ
)
。
カンタタ
(旧字旧仮名)
/
ポール・クローデル
(著)
眞夏
(
まなつ
)
眞晝
(
まひる
)
の醜さに
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
すぐ
翌日
(
よくじつ
)
であつた。が
此
(
これ
)
は
最
(
も
)
う
些
(
ちつ
)
と
時間
(
じかん
)
が
遲
(
おそ
)
い。
女中
(
ぢよちう
)
が
晩
(
ばん
)
の
買出
(
かひだ
)
しに
出掛
(
でか
)
けたのだから
四時頃
(
よじごろ
)
で——しかし
眞夏
(
まなつ
)
の
事
(
こと
)
ゆゑ、
片蔭
(
かたかげ
)
が
出來
(
でき
)
たばかり、
日盛
(
ひざか
)
りと
言
(
い
)
つても
可
(
い
)
い。
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ただ
賜
(
たま
)
へ、
眞夏
(
まなつ
)
麻耶姫
(
まやひめ
)
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
眞夏
(
まなつ
)
、
日盛
(
ひざか
)
りの
炎天
(
えんてん
)
を、
門天心太
(
もんてんこゝろぷと
)
と
賣
(
う
)
る
聲
(
こゑ
)
きはめてよし。
靜
(
しづか
)
にして、あはれに、
可懷
(
なつか
)
し。
荷
(
に
)
も
涼
(
すゞ
)
しく、
松
(
まつ
)
の
青葉
(
あをば
)
を
天秤
(
てんびん
)
にかけて
荷
(
にな
)
ふ。いゝ
聲
(
こゑ
)
にて、
長
(
なが
)
く
引
(
ひ
)
いて
靜
(
しづか
)
に
呼
(
よ
)
び
來
(
きた
)
る。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
今にして
眞夏
(
まなつ
)
の
臺
(
うてな
)
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
眞夏
(
まなつ
)
、
三宅坂
(
みやけざか
)
をぐん/\
上
(
あが
)
らうとして、
車夫
(
わかいしゆ
)
が
膝
(
ひざ
)
をトンと
支
(
つ
)
くと
蹴込
(
けこ
)
みを
辷
(
すべ
)
つて、ハツと
思
(
おも
)
ふ
拍子
(
ひやうし
)
に、
車夫
(
わかいしゆ
)
の
背中
(
せなか
)
を
跨
(
また
)
いで
馬乘
(
うまの
)
りに
留
(
と
)
まつて「
怪我
(
けが
)
をしないかね。」は
出來
(
でき
)
が
可
(
い
)
い。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
時
(
とき
)
もあらうに、
眞夏
(
まなつ
)
の
日盛
(
ひざかり
)
、
黒髮
(
くろかみ
)
かたしく
雪
(
ゆき
)
の
腕
(
かひな
)
、
徐大盡
(
じよだいじん
)
が
三度目
(
さんどめ
)
の
若
(
わか
)
き
妻
(
つま
)
、
絲
(
いと
)
をも
懸
(
か
)
けず、
晝寢
(
ひるね
)
をして
居
(
ゐ
)
た。(
白絹帳中皓體畢呈
(
はくけんちやうちうかうたいひつてい
)
。)とある、これは、
一息
(
ひといき
)
に
棒讀
(
ぼうよ
)
みの
方
(
はう
)
に
願
(
ねが
)
ふ。
画の裡
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
眞
部首:⽬
10画
夏
常用漢字
小2
部首:⼢
10画
“眞”で始まる語句
眞
眞實
眞中
眞面目
眞白
眞赤
眞直
眞黒
眞似
眞個