トップ
>
混亂
>
こんらん
ふりがな文庫
“
混亂
(
こんらん
)” の例文
新字:
混乱
平次と八五郎が龜澤町へ馳けつけた時は、加納屋の上下は煮えこぼれるやうな騷ぎで、お品は子分達に號令して、その
混亂
(
こんらん
)
の中に調べを進めてをりました。
銭形平次捕物控:247 女御用聞き
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
夫
(
そ
)
れが
實際問題
(
じつさいもんだい
)
になると、
土地
(
とち
)
の
状態
(
じやうたい
)
風土
(
ふうど
)
の
關係
(
くわんけい
)
、
住者
(
ぢうしや
)
の
身分
(
みぶん
)
、
境遇
(
きやうぐう
)
、
趣味
(
しゆみ
)
、
性癖
(
せいへき
)
、
資産
(
しさん
)
、
家族
(
かぞく
)
、
職業
(
しよくげふ
)
その
他
(
た
)
種々雜多
(
しゆ/″\ざつた
)
の
素因
(
そいん
)
が
混亂
(
こんらん
)
して
互
(
たがひ
)
に
相
(
あい
)
交渉
(
かうせう
)
するので
建築の本義
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
霧
(
きり
)
は
悲慘
(
みじめ
)
な
凡
(
すべ
)
ての
物
(
もの
)
を
互
(
たがひ
)
に
知
(
し
)
らせまいとして
吹
(
ふ
)
き
立
(
た
)
ち/\
數
(
すう
)
十
間
(
けん
)
の
距離
(
きより
)
に
於
(
おい
)
ては
其
(
そ
)
の
物體
(
ぶつたい
)
の
形状
(
けいじやう
)
をも
明
(
あきら
)
かに
示
(
しめ
)
さない。
雜木林
(
ざふきばやし
)
の
樹木
(
じゆもく
)
は
開墾地
(
かいこんち
)
の
周圍
(
しうゐ
)
にも
混亂
(
こんらん
)
した。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
混亂
(
こんらん
)
が
隊伍
(
たいご
)
の
中
(
なか
)
に
起
(
おこ
)
つた。
寢呆
(
ねぼ
)
けて
反對
(
はんたい
)
に
駈
(
か
)
け
出
(
だ
)
す
兵士
(
へいし
)
もゐた。ポカンと
空
(
そら
)
を
見上
(
みあ
)
げてゐる
兵士
(
へいし
)
もゐた。
隊列
(
たいれつ
)
の
後尾
(
こうび
)
にゐた
分隊長
(
ぶんたいちやう
)
の
高岡軍曹
(
たかをかぐんそう
)
は
直
(
す
)
ぐに
岸
(
きし
)
に
駈
(
か
)
け
寄
(
よ
)
つた。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
未
(
ま
)
だ
穴
(
あな
)
の
口
(
くち
)
が
開
(
あ
)
かぬのに
是
(
これ
)
なのであるから、
横穴
(
よこあな
)
發見
(
はつけん
)
となつたら、どんな
混亂
(
こんらん
)
を
生
(
しやう
)
ずるか
分
(
わか
)
らぬといふので、
警戒區域内
(
けいかいくゐきない
)
に
更
(
さら
)
に
又
(
また
)
一
小區
(
せうく
)
を
劃
(
くわく
)
し、
此所
(
こゝ
)
には
誰
(
たれ
)
も
入
(
い
)
れぬ
事
(
こと
)
にして
探検実記 地中の秘密:29 お穴様の探検
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
▼ もっと見る
その
混亂
(
こんらん
)
のあとには、
持出
(
もちだ
)
した
家財
(
かざい
)
金目
(
かなめ
)
のものが
少
(
すくな
)
からず
紛失
(
ふんしつ
)
した。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
群集
(
ぐんしふ
)
は
唯
(
たゞ
)
囂々
(
がう/\
)
として
混亂
(
こんらん
)
した
響
(
ひゞき
)
の
中
(
なか
)
に
騷擾
(
さうぜう
)
を
極
(
きは
)
めた。
火
(
ひ
)
の
力
(
ちから
)
は
此
(
かく
)
の
如
(
ごと
)
くにして
周圍
(
しうゐ
)
の
村落
(
そんらく
)
をも一つに
吸收
(
きふしう
)
した。
然
(
しか
)
しながら、
其
(
そ
)
の
群集
(
ぐんしふ
)
は
勘次
(
かんじ
)
の
庭
(
には
)
を
顧
(
かへり
)
みようとはしなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
泥土
(
でいど
)
の
混亂
(
こんらん
)
も
無
(
な
)
く、
貝
(
かひ
)
の
色
(
いろ
)
も
雪
(
ゆき
)
の
如
(
ごと
)
く
白
(
しろ
)
く、
合貝
(
あひかひ
)
も
出
(
で
)
て、
灰層
(
くわいそう
)
も
有
(
あ
)
り、
然
(
さ
)
うしてなか/\
深
(
ふか
)
い。『
有望々々
(
いうぼう/\
)
』と
呼
(
よば
)
はりながら、
水谷氏
(
みづたにし
)
と
僕
(
ぼく
)
とは
穴
(
あな
)
を
並
(
なら
)
べて
掘
(
ほ
)
り
進
(
すゝ
)
んだが、
未
(
ま
)
だ
珍品
(
ちんぴん
)
らしい
物
(
もの
)
の
香
(
にほひ
)
もせぬ。
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
混
常用漢字
小5
部首:⽔
11画
亂
部首:⼄
13画
“混”で始まる語句
混
混沌
混淆
混血児
混雑
混凝土
混合
混雜
混入
混濁