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弱虫
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よわむし
ふりがな文庫
“
弱虫
(
よわむし
)” の例文
旧字:
弱蟲
どちらかといえば、
僕
(
ぼく
)
は、
内弁慶
(
うちべんけい
)
で、
外
(
そと
)
では
弱虫
(
よわむし
)
というのでしょう。
幼稚園
(
ようちえん
)
へも、なかなか
一人
(
ひとり
)
ではいけなかったのでした。
だれにも話さなかったこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
學校
(
がくかう
)
にての
出來
(
でき
)
ぶりといひ
身分
(
みぶん
)
がらの
卑
(
いや
)
しからぬにつけても
然
(
さ
)
る
弱虫
(
よわむし
)
とは
知
(
し
)
る
物
(
もの
)
なく、
龍華寺
(
りうげじ
)
の
藤本
(
ふぢもと
)
は
生煮
(
なまに
)
えの
餠
(
もち
)
のやうに
眞
(
しん
)
があつて
氣
(
き
)
に
成
(
な
)
る
奴
(
やつ
)
と
憎
(
に
)
くがるものも
有
(
あ
)
りけらし。
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「ぼくは、いつもなら、こんなに
弱虫
(
よわむし
)
じゃないんだ。」と、ニールスは言いました。「あしたまで、ねかせてさえくれりゃ、このふたぐらい、きっとあけられると思うがなあ。」
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
そんな
弱虫
(
よわむし
)
をいつてはいかん お
父
(
とう
)
さんは
毎
(
まい
)
日天
文台
(
もんだい
)
でもつと遠くを見てゐるんだ
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
「
頭
(
あたま
)
が
痛
(
いた
)
いぐらいで
学校
(
がっこう
)
を
休
(
やす
)
むなんて、そんな
奴
(
やつ
)
があるかい。
弱虫
(
よわむし
)
め。」
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
折
(
をら
)
れ或は
腰骨
(
こしぼね
)
腋腹骨
(
あばらぼね
)
皆打折れて即死せしもあり
適々
(
たま/\
)
未だ
死
(
しな
)
ざるも然も哀れ氣に
呻
(
うめ
)
く
體
(
さま
)
心地
(
こゝち
)
能
(
よく
)
こそ見えたりけれ後藤は是を
顧
(
かへり
)
みてヤレ/\たはいもなき
弱虫
(
よわむし
)
めら只一打にて
逃散
(
にげちつ
)
たりシテ
未
(
まだ
)
死切
(
しにきら
)
ぬ
奴輩
(
やつばら
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「
何
(
なん
)
だ。
弱虫
(
よわむし
)
だなあ。みんないっぺんにかかって
来
(
こ
)
い。」
金太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「なんて
弱虫
(
よわむし
)
なんだ。」
いさましい ちびの仕立屋さん
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
僕
(
ぼく
)
が、こういったとき、
家
(
うち
)
の
人
(
ひと
)
たちは、そんな
弱虫
(
よわむし
)
が、どうして、
一人
(
ひとり
)
でいけるものかといって、
笑
(
わら
)
いだしました。
だれにも話さなかったこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
でも、三人は、やわらかい
寝床
(
ねどこ
)
や、気もちのいい
部屋
(
へや
)
をほしがるような
弱虫
(
よわむし
)
ではありませんから、きっとどこかに、みんなのがまんできるような休み場所が、見つかるでしょう。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
「
弱虫
(
よわむし
)
の
平家
(
へいけ
)
め、おどかして
追
(
お
)
いはらってやれ。」
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
ピチクンはニャンちやんよりも
弱虫
(
よわむし
)
だなあ アハハ
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
と、
独
(
ひと
)
り
言
(
ごと
)
をしてゆきすぎました。また
弱虫
(
よわむし
)
の
子供
(
こども
)
の
母親
(
ははおや
)
は、ボンがいなくなったと
聞
(
き
)
いて、
家
(
うち
)
の
外
(
そと
)
に
出
(
で
)
て、いい
気味
(
きみ
)
だといわぬばかりに
笑
(
わら
)
っていました。
少年の日の悲哀
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あら
弱虫
(
よわむし
)
の天文学者に なるのね
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
「はッは、
弱虫
(
よわむし
)
め。」
一寸法師
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
そして、ふたたび
自分
(
じぶん
)
の
家
(
うち
)
へつれて
帰
(
かえ
)
ると、
隣
(
となり
)
のいじ
悪
(
わる
)
いばあさんがまた
犬
(
いぬ
)
をしかるばかりでなく、あの
弱虫
(
よわむし
)
の
子供
(
こども
)
の
母親
(
ははおや
)
までが
犬
(
いぬ
)
をいじめると
思
(
おも
)
いました。
少年の日の悲哀
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「かつ
子
(
こ
)
さんだって、くるのだから。」といったので、
弱虫
(
よわむし
)
と
思
(
おも
)
われては、いけないと
思
(
おも
)
って
白い雲
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「やればできたんだが、みなおまえさんのような
弱虫
(
よわむし
)
ばかりだ。」と、からすはいいました。
馬を殺したからす
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「やい、こんなところでなにしているんだい、
弱虫
(
よわむし
)
め、あっちへいって
兵隊
(
へいたい
)
になれよ。」
どこで笛吹く
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「やあい、どこかの
弱虫
(
よわむし
)
め、やあい。」と、
後
(
うし
)
ろの
方
(
ほう
)
で
子供
(
こども
)
らが
悪口
(
わるくち
)
をいいました。
角笛吹く子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
弱虫
(
よわむし
)
だなあ、じゃ、
僕
(
ぼく
)
らだけ
泳
(
およ
)
ぎにいこうよ。
弱虫
(
よわむし
)
なんかこなくてもいいや。」と、二、三
人
(
にん
)
が、一つになって
途中
(
とちゅう
)
から
別
(
わか
)
れて、
田舎道
(
いなかみち
)
を
歩
(
ある
)
いて
河
(
かわ
)
のある
方
(
ほう
)
へといったのであります。
子供の時分の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ボンは
隣
(
となり
)
のばあさんと、その
弱虫
(
よわむし
)
の
子供
(
こども
)
の
母親
(
ははおや
)
から、さんざん
悪
(
わる
)
くいわれました。
少年の日の悲哀
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
もう、
校舎
(
こうしゃ
)
の
入
(
い
)
り
口
(
ぐち
)
には、きのう、いっしょに
遊
(
あそ
)
んだ、
子供
(
こども
)
たちが二、三
人
(
にん
)
もかたまって、
僕
(
ぼく
)
のほうを
見
(
み
)
て、なにか
話
(
はな
)
しあって、
笑
(
わら
)
っています。きっと、
弱虫
(
よわむし
)
とでもいっていたのでしょう。
だれにも話さなかったこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
弱虫
(
よわむし
)
のくせに、はだしでゆくやあい。」と、また
子供
(
こども
)
らがいいました。
角笛吹く子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
また、
弱虫
(
よわむし
)
の
正坊
(
まさぼう
)
が、
足
(
あし
)
を
傷
(
いた
)
めて、
体操
(
たいそう
)
を
休
(
やす
)
んだときであります。
学校の桜の木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私
(
わたし
)
は、いつもその
弱虫
(
よわむし
)
の
中
(
なか
)
に
入
(
はい
)
っていました。
私
(
わたし
)
の
祖母
(
そぼ
)
や
母親
(
ははおや
)
が、
河
(
かわ
)
へいくことを
危
(
あぶ
)
ないといってきびしくしかったからです。そして、
私
(
わたし
)
はいつも
弱虫
(
よわむし
)
の
仲間
(
なかま
)
に
入
(
はい
)
って、
家
(
うち
)
の
方
(
ほう
)
へと
帰
(
かえ
)
っていきました。
子供の時分の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
兄
(
にい
)
ちゃん、
僕
(
ぼく
)
より、
弱虫
(
よわむし
)
だなあ。」
昼のお月さま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“弱虫”の解説
『弱虫』(よわむし)及び『弱虫日記』(よわむしにっき)は、1998年から2004年にかけて『月刊プリンセス』に連載されていた穂月想多作の漫画。単行本は全4巻。
(出典:Wikipedia)
弱
常用漢字
小2
部首:⼸
10画
虫
常用漢字
小1
部首:⾍
6画
“弱”で始まる語句
弱
弱音
弱々
弱冠
弱法師
弱点
弱火
弱蟲
弱気
弱味