“弱点”のいろいろな読み方と例文
旧字:弱點
読み方割合
よわみ60.0%
じゃくてん20.0%
あら10.0%
ぼろ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
即ちその身の弱点よわみにして、小児の一言、寸鉄はらわたを断つものなり。既にこの弱点あれば常にこれを防禦するの工風くふうなかるべからず。
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
むしろ場合によりてはむべきで、消極的修養しょうきょくてきしゅうよう努力どりょくであると思う。元来がんらい普通の人はすべて幾分かの弱点じゃくてんを備うるものである。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
じゃ、まあそう可怖おっかなそうにきょろきょろ立っていなくとも好う御座んさあね、お婆さん、誰が知ってるもんですか。それに此方こちとらだってお互に何も弱点あらの拾いっこを
その代りいくら骨を折ってもやっぱり失敗する。つまりは同じ事なんだが、骨を折った失敗は、人の気に入らないでも、自分の弱点ぼろが出ないから、まあ準備をしてからやる事にしている。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)