“よわみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
弱味43.8%
弱点37.5%
弱身12.5%
弱點6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
べつ自分じぶんがそれについて弱味よわみつてないにしてもさ、ながあひだにはなんだか不安ふあんを感じてさうな氣持きもちがするね。
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
細君が帯を欲しいと言えば帯を買ってくれる、着物が欲しいと言えば着物を買ってくれる——亭主に弱点よわみが有るからそういうことに成る。姉さんの方ではそうも思わないからネ。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
お千代は黙って引いてしまった弱身よわみもあるので、「あら葉山さん」と云ったなり二の句がつげずにただ立止っていると、葉山はじろじろ女の様子を見ながら
夏すがた (新字新仮名) / 永井荷風(著)
ところが、これでも多少は生徒間に信用もあるので、僕が去ると生徒まで動きやしないかといふ心配があるんだ。そこが私立學校の弱點よわみなんだね。だからどうしても僕の要求を聽いてくれん。
漂泊 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)