“よわむし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
弱虫78.3%
弱蟲21.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ぼくは、いつもなら、こんなに弱虫よわむしじゃないんだ。」と、ニールスは言いました。「あしたまで、ねかせてさえくれりゃ、このふたぐらい、きっとあけられると思うがなあ。」
そんな弱虫よわむしをいつてはいかん おとうさんはまい日天文台もんだいでもつと遠くを見てゐるんだ
母さまのお許しと後見こうけんなしには其處までさへも來られない、憐れな弱蟲よわむしさん! 自分の綺麗な顏だの、白い手だの、小さな足だのゝ手入ていれに魂を奪はれてゐる人たち
「ま、弱蟲よわむしね。先生、そんなにおはたらきなすツて。」と馴々しい。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)