“校舎”の読み方と例文
旧字:校舍
読み方割合
こうしゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さくらみきから、校舎こうしゃまどわたしてあるつなには、無数むすうまるはたや、満洲国まんしゅうこくはたや、中華民国ちゅうかみんこくはたなどが、つるしてあった。
汽車は走る (新字新仮名) / 小川未明(著)
こういって、外套室がいとうしつへかけ出した。このとき小使こづかいがベルのボタンをしたので、あじもそっけもない広い校舎こうしゃじゅうへ、けたたましいベルのおとひびき渡った。
身体検査 (新字新仮名) / フョードル・ソログープ(著)
光吉こうきちの学校で拝賀式はいがしきがおこなわれている時刻じこくに、母は校舎こうしゃのすぐうらにあるみどりおか朝霜あさしもをふんで、そこにたたずんでいた。まどガラスごしに、式場しきじょうのありさまを見まもっているのだ。
美しき元旦 (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)