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召
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よ
ふりがな文庫
“
召
(
よ
)” の例文
おのが夢に、天照らす大神高木の神二柱の神の命もちて、
建御雷
(
たけみかづち
)
の神を
召
(
よ
)
びて詔りたまはく、葦原の中つ國はいたく
騷
(
さや
)
ぎてありなり。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
而
(
しか
)
るに弟子は
召
(
よ
)
ぶを知って
逐
(
お
)
うを知らぬので、満屋皆水なるに至って周章
措
(
お
)
く所を知らなかったということがある。当時の新聞雑誌はこの弟子であった。
鴎外漁史とは誰ぞ
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
氏人たちを
召
(
よ
)
びつどえて、
弓場
(
ゆば
)
に精励させ、
棒術
(
ほこゆけ
)
・大刀かきに出精させよう、と謂ったことを空想して居る。
死者の書
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
傳
(
つた
)
へ
言
(
い
)
ふ、
昔
(
むかし
)
越山
(
ゑつざん
)
の
蜥蜴
(
とかげ
)
は
水
(
みづ
)
を
吸
(
す
)
つて
雹
(
へう
)
を
噴
(
ふ
)
く。
時
(
とき
)
、
冬
(
ふゆ
)
の
初
(
はじめ
)
にして、
槐
(
ゑんじゆ
)
の
鵙
(
もず
)
は
星
(
ほし
)
に
叫
(
さけ
)
んで
霰
(
あられ
)
を
召
(
よ
)
ぶ。
五月より
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ト
談話
(
はなし
)
の内に茶を入れ、地袋の菓子を取出して昇に
侑
(
すす
)
め、またお鍋を
以
(
もっ
)
てお勢を
召
(
よ
)
ばせる。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
▼ もっと見る
暴風雨のために
準備
(
したく
)
狂いし落成式もいよいよ済みし日、上人わざわざ源太を
召
(
よ
)
びたまいて十兵衛とともに塔に上られ、心あって
雛僧
(
こぞう
)
に持たせられしお筆に
墨汁
(
すみ
)
したたか含ませ
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
鉄砲洲の
邸
(
やしき
)
に帰るとすぐ、江戸家老の藤井、安井の二人を
召
(
よ
)
んで次第を告げた。そして
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
父
下人
(
げにん
)
を
召
(
よ
)
うで、『樹の
楚
(
いばら
)
をあまた
束
(
たば
)
ねて持ってこい』というて、その
束
(
つかね
)
を執って、
数多
(
あまた
)
を一つにして縄をもって思うさま堅う巻きたてて子どもに渡いて『これを折れ』という
大菩薩峠:34 白雲の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「私はお前と宿縁があったから、お前を
召
(
よ
)
んだ、良夜易闌、可即帰寝」
賈后と小吏
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
『
今日
(
きょう
)
は
良
(
よ
)
うこそ
私
(
わたくし
)
をお
召
(
よ
)
びくださいました。』と
守護霊
(
しゅごれい
)
さんはいつもの
控
(
ひか
)
え
勝
(
が
)
ちな
態度
(
たいど
)
の
中
(
うち
)
にも
心
(
こころ
)
からのうれしさを
湛
(
たた
)
え、『
私
(
わたくし
)
がこちらの
世界
(
せかい
)
へ
引移
(
ひきう
)
つてから、かれこれ四百
年
(
ねん
)
にもなりますが、 ...
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
もしあの学校に長くでも居る模様なら、東京から
召
(
よ
)
び
寄
(
よ
)
せてやろう。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ここに
大伴
(
おほとも
)
の
連
(
むらじ
)
等が祖
道
(
みち
)
の
臣
(
おみ
)
の命、
久米
(
くめ
)
の
直
(
あたへ
)
等が祖
大久米
(
おほくめ
)
の命二人、
兄宇迦斯
(
えうかし
)
を
召
(
よ
)
びて、
罵
(
の
)
りていはく
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
見合
(
みあ
)
いでございますか……それは
矢張
(
やは
)
り
見合
(
みあ
)
いもいたしました。
良人
(
おっと
)
の
方
(
ほう
)
から
実家
(
さと
)
へ
訪
(
たず
)
ねてまいったように
記憶
(
きおく
)
して
居
(
お
)
ります。
今
(
いま
)
も
昔
(
むか
)
も
同
(
おな
)
じこと、
私
(
わたくし
)
は
両親
(
りょうしん
)
から
召
(
よ
)
ばれて
挨拶
(
あいさつ
)
に
出
(
で
)
たのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
暴風雨のために
準備
(
したく
)
狂ひし落成式もいよ/\済みし日、上人わざ/\源太を
召
(
よ
)
び玉ひて十兵衞と共に塔に上られ、心あつて
雛僧
(
こぞう
)
に持たせられし御筆に
墨汁
(
すみ
)
したゝか含ませ、我此塔に銘じて得させむ
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
鍛人
(
かぬち
)
天津麻羅
(
あまつまら
)
を
求
(
ま
)
ぎて、
伊斯許理度賣
(
いしこりどめ
)
の命に
科
(
おほ
)
せて、鏡を作らしめ、玉の
祖
(
おや
)
の命に科せて八尺の
勾
(
まが
)
璁の
五百津
(
いほつ
)
の
御統
(
みすまる
)
の珠を作らしめて天の
兒屋
(
こやね
)
の命
布刀玉
(
ふとだま
)
の命を
召
(
よ
)
びて
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
落城後
(
らくじょうご
)
私
(
わたくし
)
があちこち
流浪
(
るろう
)
をした
時
(
とき
)
にも、
若月
(
わかつき
)
はいつも
私
(
わたくし
)
に
附添
(
つきそ
)
って、
散々
(
さんざん
)
苦労
(
くろう
)
をしてくれました。で、
私
(
わたくし
)
の
臨終
(
りんじゅう
)
が
近
(
ちか
)
づきました
時
(
とき
)
には、
私
(
わたくし
)
は
若月
(
わかつき
)
を
庭前
(
にわさき
)
へ
召
(
よ
)
んで
貰
(
もら
)
って、この
世
(
よ
)
の
訣別
(
わかれ
)
を
告
(
つ
)
げました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
“召”の解説
召(しょう)は、周朝の諸侯国。封地は陝塬の西、現在の陝西省南部と湖北省一部である。邵とも言う。
(出典:Wikipedia)
召
常用漢字
中学
部首:⼝
5画
“召”を含む語句
召捕
思召
召使
御思召
召仕
召上
召抱
召食
召出
御召
召集
召状
召換
御召捕
召人
召遣
召物
召波
召喚
召連
...