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受合
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うけあ
ふりがな文庫
“
受合
(
うけあ
)” の例文
「
來年
(
らいねん
)
になれば、
安
(
やす
)
さんの
方
(
はう
)
で
何
(
ど
)
うか
都合
(
つがふ
)
して
上
(
あげ
)
るつて
受合
(
うけあ
)
つて
下
(
くだ
)
すつたんぢやなくつて」と
聞
(
き
)
いた。
小六
(
ころく
)
は
其時
(
そのとき
)
不慥
(
ふたしか
)
な
表情
(
へうじやう
)
をして
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「命だけは
受合
(
うけあ
)
います。
然
(
しか
)
し……否、
先
(
ま
)
ずその
珈琲
(
コーヒー
)
を一杯頂きましょうか。それから少し皆さんにお話があります」
廃灯台の怪鳥
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
よろしう
御座
(
ござ
)
んす
慥
(
たし
)
かに
受合
(
うけあ
)
ひました、むづかしくはお
給金
(
きうきん
)
の
前借
(
まへがり
)
にしてなり
願
(
ねが
)
ひましよ、
見
(
み
)
る
目
(
め
)
と
家内
(
うち
)
とは
違
(
ちが
)
ひて
何處
(
いづこ
)
にも
金錢
(
きんせん
)
の
埓
(
らち
)
は
明
(
あ
)
きにくけれど
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
ご
存
(
ぞん
)
じの
通
(
とほ
)
り、
品行方正
(
ひんかうはうせい
)
の
點
(
てん
)
は、
友
(
とも
)
だちが
受合
(
うけあ
)
ふが、
按摩
(
あんま
)
に
至
(
いた
)
つては、
然
(
しか
)
も
斷
(
だん
)
じて
處女
(
しよぢよ
)
である。
錢湯
(
せんたう
)
でながしを
取
(
と
)
つても、ばんとうに
肩
(
かた
)
を
觸
(
さは
)
らせた
事
(
こと
)
さへない。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
そんならば
私
(
わたし
)
が
皆
(
みん
)
なの
総代
(
そうだい
)
として
京都
(
きやうと
)
へ
往
(
い
)
きませうと
受合
(
うけあ
)
ひました。
牛車
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
「大丈夫だとお
医師
(
いしゃ
)
が
受合
(
うけあ
)
った。何しろ、早く
上
(
あが
)
って来い。」
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ただし、全科目、級で一番っていうのは
受合
(
うけあ
)
えないよ。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
『まだ大丈夫だ、すぐ手当をすれば
受合
(
うけあ
)
う……』
腐った蜉蝣
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
元来慾心ふかき者なれば、心安く
受合
(
うけあ
)
ひける。
案頭の書
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「さうですな、
拜見
(
はいけん
)
に
出
(
で
)
ても
可
(
よ
)
うがす」と
輕
(
かる
)
く
受合
(
うけあ
)
つたが、
別
(
べつ
)
に
氣
(
き
)
の
乘
(
の
)
つた
樣子
(
やうす
)
もないので、
御米
(
およね
)
は
腹
(
はら
)
の
中
(
なか
)
で
少
(
すこ
)
し
失望
(
しつばう
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
晝前
(
ひるまへ
)
のうちに
必
(
かな
)
らず
必
(
かな
)
らず
支度
(
したく
)
はして
置
(
おき
)
まするとて、
首尾
(
しゆび
)
よく
受合
(
うけあ
)
ひてお
峰
(
みな
)
は
歸
(
かへ
)
りぬ。
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
品
(
しな
)
は
受合
(
うけあ
)
うぞの、山媽々が、今朝しらしらあけに、
背戸
(
せど
)
の大釜でうで上げたの、山媽々が、たった今、お前さんたちのような、東京ものだろう、旅の男に、土産にするで三
疋
(
ぴき
)
売ったなどと
菊あわせ
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
お杉は極めて
無雑作
(
むぞうさ
)
に
受合
(
うけあ
)
った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
然
(
しか
)
し
此方
(
こつち
)
から
斯
(
か
)
う
云
(
い
)
つて
行
(
ゆ
)
けば、
叔母
(
をば
)
さんだつて、
安
(
やす
)
さんだつて、
夫
(
それ
)
でも
否
(
いや
)
だとは
云
(
い
)
はれないわ。
屹度
(
きつと
)
出來
(
でき
)
るから
安心
(
あんしん
)
して
居
(
ゐ
)
らつしやい。
私
(
わたし
)
受合
(
うけあ
)
ふわ
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
便
(
たよ
)
りまつ
間
(
ま
)
の
一日
(
ひとひ
)
二日
(
ふたひ
)
嬉
(
うれ
)
しきやうな
氣
(
き
)
づかひな
八重
(
やへ
)
に
遠慮
(
ゑんりよ
)
は
入
(
い
)
らぬものゝ
又
(
また
)
言
(
い
)
ひ
出
(
だ
)
すかと
思
(
おも
)
はるゝも
恥
(
はづ
)
かしくじつと
堪
(
こら
)
ゆる
返事
(
へんじ
)
の
安否
(
あんぴ
)
もしやと
思
(
おも
)
へば
萬一
(
もし
)
やになるなり
八重
(
やへ
)
は
大丈夫
(
だいじやうぶ
)
と
受合
(
うけあ
)
へど
夫
(
それ
)
は
氣
(
き
)
やすめの
詞
(
ことば
)
なるべし
彼
(
あ
)
の
文
(
ふみ
)
とても
御受取
(
おうけとり
)
になりしやならずや
其塲
(
そのば
)
で
其
(
その
)
ま〻
御突
(
おつ
)
き
戻
(
もど
)
しになりたるを
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
受
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
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受合人