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蛇
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くちなは
ふりがな文庫
“
蛇
(
くちなは
)” の例文
彼
(
かの
)
堆
(
うづたか
)
く
積
(
つ
)
める
蛇
(
くちなは
)
の
屍
(
しかばね
)
も、
彼等
(
かれら
)
將
(
まさ
)
に
去
(
さ
)
らむとするに
際
(
さい
)
しては、
穴
(
あな
)
を
穿
(
うが
)
ちて
盡
(
こと/″\
)
く
埋
(
うづ
)
むるなり。さても
清風
(
せいふう
)
吹
(
ふ
)
きて
不淨
(
ふじやう
)
を
掃
(
はら
)
へば、
山野
(
さんや
)
一點
(
いつてん
)
の
妖氛
(
えうふん
)
をも
止
(
とゞ
)
めず。
蛇くひ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
丹精こめた
効
(
かひ
)
もなく、
銀
(
しろがね
)
の月を
鏤
(
き
)
つて
御足
(
みあし
)
の台とすることがかなひませぬならば、わたくしの
腸
(
はらわた
)
を噛む
蛇
(
くちなは
)
を
御
(
み
)
かかとの下に置くでござりませう、いとさはに罪を贖ひたまふ、
栄光
(
さかえ
)
ある女王さま
或るまどんなに:西班牙風の奉納物
(新字旧仮名)
/
シャルル・ピエール・ボードレール
(著)
其頃
御坊
(
ごばう
)
さんの
竹薮
(
たけやぶ
)
へ
筍
(
たけのこ
)
を取りに
入
(
はい
)
つた
在所
(
ざいしよ
)
の者が白い
蛇
(
くちなは
)
を見附けた。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
風ひきて
一日
(
ひとひ
)
臥したりわが部屋のなげしわたらふ
蛇
(
くちなは
)
ひとつ
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
眼のうらに光る
汲水場
(
くみづ
)
を
蛇
(
くちなは
)
の
奔
(
はし
)
る影さへすばやかりしか
黒檜
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
見ればつとほぐれて走る
蛇
(
くちなは
)
のうせてのち——
駱駝の瘤にまたがつて
(旧字旧仮名)
/
三好達治
(著)
蛇
(
くちなは
)
纒
(
まと
)
ふ「肉」の
廳
(
ちやう
)
。
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
蛇
(
くちなは
)
も
閃
(
きらめ
)
きぬ、
蜥蜴
(
とかげ
)
も見えぬ、其他の
湿虫
(
しつちう
)
群
(
ぐん
)
をなして、
縦横
(
じうわう
)
交馳
(
かうち
)
し奔走せる
状
(
さま
)
、
一眼
(
ひとめ
)
見るだに胸悪きに、手足を
縛
(
ばく
)
され衣服を
剥
(
は
)
がれ若き
婦人
(
をんな
)
の
肥肉
(
ふとりじし
)
を
酒塩
(
さかしほ
)
に味付けられて
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
白栄
(
しらはえ
)
に
蛇
(
くちなは
)
奔る裏堀は
水紋
(
すゐもん
)
の動き
光
(
かげ
)
とありつつ
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
用意
(
ようい
)
了
(
をは
)
れば
直
(
たゞ
)
ちに
走
(
はし
)
りて、
一本榎
(
いつぽんえのき
)
の
洞
(
うろ
)
より
數十條
(
すうじふでう
)
の
蛇
(
くちなは
)
を
捕
(
とら
)
へ
來
(
きた
)
り、
投込
(
なげこ
)
むと
同時
(
どうじ
)
に
目
(
め
)
の
緻密
(
こまか
)
なる
笊
(
ざる
)
を
蓋
(
おほ
)
ひ、
上
(
うへ
)
には
犇
(
ひし
)
と
大石
(
たいせき
)
を
置
(
お
)
き、
枯草
(
こさう
)
を
燻
(
ふす
)
べて、
下
(
した
)
より
爆※
(
ぱツ/\
)
と
火
(
ひ
)
を
焚
(
た
)
けば
蛇くひ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
夜は黒…………ぬるぬると
蛇
(
くちなは
)
の目が光り
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
渠等
(
かれら
)
は
己
(
おのれ
)
を
拒
(
こば
)
みたる
者
(
もの
)
の
店前
(
みせさき
)
に
集
(
あつま
)
り、
或
(
あるひ
)
は
戸口
(
とぐち
)
に
立並
(
たちなら
)
び、
御繁昌
(
ごはんじやう
)
の
旦那
(
だんな
)
吝
(
けち
)
にして
食
(
しよく
)
を
與
(
あた
)
へず、
餓
(
う
)
ゑて
食
(
くら
)
ふものの
何
(
なに
)
なるかを
見
(
み
)
よ、と
叫
(
さけ
)
びて、
袂
(
たもと
)
を
深
(
さ
)
ぐれば
畝々
(
うね/\
)
と
這出
(
はひい
)
づる
蛇
(
くちなは
)
を
掴
(
つか
)
みて
蛇くひ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
前
(
まへ
)
の
世
(
よ
)
の
蝦蟆
(
がま
)
にてや
有
(
あり
)
けむ、
蛇
(
くちなは
)
なん
極
(
いみじ
)
く
恐
(
おぢ
)
ける。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“蛇”の意味
《名詞》
へび。爬虫類有鱗目ヘビ亜目に属する動物の総称。脚を持たず、細長い身体をしている。
(出典:Wiktionary)
“蛇(ヘビ)”の解説
ヘビ(蛇、en: snake)は、爬虫綱有鱗目ヘビ亜目(Serpentes)に分類される爬虫類の総称。トカゲとは類縁関係にあり共に有鱗目を構成している。体が細長く、四肢は退化しているのが特徴。ただし、同様の形の動物は他群にも存在。
(出典:Wikipedia)
蛇
常用漢字
中学
部首:⾍
11画
“蛇”を含む語句
大蛇
毒蛇
蛇目傘
蛇蝎
白蛇
蛇矛
軒蛇腹
蛇紋岩
黒蛇
水蛇
蛇形
火蛇
響尾蛇
蚺蛇
蛇足
蛇籠
蟒蛇
蛇腹
海蛇
小蛇
...