“耄碌:もうろく” の例文
“耄碌:もうろく”を含む作品の著者(上位)作品数
吉川英治8
夢野久作5
岡本綺堂4
太宰治4
江戸川乱歩4
“耄碌:もうろく”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語3.8%
文学 > 英米文学 > 小説 物語3.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
模糊もことして風貌のどこかに耄碌もうろくした茶店の老婆が、両手を腰にまわし、お天気でも見に来たように空を見まわして、
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ああ、やはり年齢としじゃ。シッカリしておられるようでも、もう耄碌もうろくしておらるる。詮ないことじゃ。ごめん」
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「爺つぁん、耄碌もうろくしっこなしにしようぜ。木槌山の柳の下に、五万何ぼもえてたじゃねえか。嫌だぜ、おい。」
(ここの二代目胤舜は、まだ若いはずであるし、初代胤栄は、槍を忘れてしまったというほど耄碌もうろくしていると今聞いたが……)
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「お見忘れで、ございましょうか……」と、小次郎は、耄碌もうろくしているようなその老典獄へ、土産を出しながらいった。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……いずれは、勝家、一益などがくどくど申すであろうが、お許の耄碌もうろくこそしあわせ、耳の遠い顔して、何事も聞きながし
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
最初も二返目も失敗しくじって、最後にやっと自分の気に入った女と一所になった昔を忘れるほど、彼は耄碌もうろくしていなかった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「あんな耄碌もうろくおやじを頼りにしていて、かみの御用が勤まるものか」と、半七は笑った。「まあ、柳橋の方へ行ってみよう」
半七捕物帳:47 金の蝋燭 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「めでたい。十両の小判が時に依って十一両にならぬものでもない。よくある事だ。まずは、お収め。」すこし耄碌もうろくしているらしい。
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
感ちがいしている。何を言やアがる、婆さんこの頃すこし耄碌もうろくして来たぞ、と、筆屋幸兵衛はつぶやいた。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
お嬢さんの留守中、婆やの耄碌もうろくしているのを幸いに、君たち二人は書斎をはじめこの家の隅から隅まで血眼になって捜したんだろう。
髭の謎 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
ところが、このつむじ曲りの耄碌もうろく馬は、前に進むどころか、横へそれて、垣根にわきばらをぶつけてしまった。
この様子では、いくら耄碌もうろくしてもこの五字だけは、そっくりそのまま、紙の上に書く事が出来るだろう。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
四十を越し候と人間も碌な事には出合わず、ただこうしたいと思うのみにて何事もそう出来し事無之、耄碌もうろくの境地も眼前に相見え情なく候。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
——ははあ、老先生もひどく耄碌もうろくをしなされたわい、とここへ訪ねてきたのが今さら悔やまれてくる。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
李中行 なにを云っているのだ。まだそれ程の年でもないのに、おまえは些っと耄碌もうろくしたようだな。
青蛙神 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それはおそらく、恩給をもらって退職したあと耄碌もうろくした精神を働かせ、長い毎日を暇つぶしする助けとしてやるのには格好の仕事だった。
審判 (新字新仮名) / フランツ・カフカ(著)
「——狂気したかとは何たる放言だ。老いたりといえど塙江漢、まだ、気狂うほどの耄碌もうろくはせぬ」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここに私は耄碌もうろくせるドイルではなくて、人類救済の使命に奮闘する一人の熱血漢をみたのである。
探偵小説の「謎」 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
もつともこの言葉が、ただ赤兄の耄碌もうろくぶりだけを嘲つたものだつたか、それとも他に何かの意味を含ませたものだつたか、そこのところはよく分らない。
鸚鵡:『白鳳』第二部 (新字旧仮名) / 神西清(著)
「何をいやる、まだ、こんな道に、いたわられる程、ばばは、耄碌もうろくしておらぬわいの」
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この人は太棹ふとざおは女としてはかなりのてだれであったそうだが、私が物心がついた頃には、もう耄碌もうろくしていてみんなからあなどられていた。
桜林 (新字新仮名) / 小山清(著)
「黙っていろ! この己を耄碌もうろく扱いする気だな、貴様は」親爺が立ち上ったらしかった。
地上:地に潜むもの (新字新仮名) / 島田清次郎(著)
「私はまだ耄碌もうろくはしてゐないつもりさ。監督が不行屆だの子供を任されないのなんて誰にも云はしやしませんよ。」と、祖母は稍々やや興奮して云つた。
孫だち (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
「さあ、もう六十幾つやろか。けどまだちょっとも耄碌もうろくしてはれへん。とても元気やわ」
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「濃度をまちがえるような耄碌もうろくはしないつもりじゃが、はて、どこでまちがったかな」
「かわいそうに耄碌もうろくしたんだな、」と彼は考えた、「記憶おぼえがないんだな。」
……頭かくして尻かくさず、叔父上、年のせいで、あなたもだいぶ耄碌もうろくなすったね。
さすがに、面とむかっては、誰も、なんとも言わなかったが、陰では、バカだとか、気ちがいだとか、野村胡堂も耄碌もうろくしたとか、いろいろ言われたようである。
胡堂百話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
其筋の人々は、博士の頭脳がつたなき靴跡を残し、偽筆の手習反故を残し、毒薬のコップをさえ残して、黒田某氏に名を成さしめる程耄碌もうろくしたというのか。
一枚の切符 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
『川上耄碌もうろく、田崎迂愚うぐ彼奴きゃつら口だけだ。両頭たのむに足らず』
田崎草雲とその子 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
耄碌もうろくしたと自分ではいいながら、若い時に亭主ていしゅに死に別れて立派に後家ごけを通して後ろ指一本さされなかった昔気質むかしかたぎのしっかり者だけに
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
「まだ、本位田家の婆は、提燈を持たねば歩かれぬほど、耄碌もうろくはしておらぬ」
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
信長は、制した。近ごろは、佐渡もすこし耄碌もうろく気味な、と舌打ちするように、
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「なにを馬鹿な。こんな子供だましのおどし文句で、俺がビクビクするとでも思っているのか。いい年をして、さては奴も病気のせいでいくらか耄碌もうろくしていたんだな」
幽霊 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「あいつはこの節すっかり耄碌もうろくしている。それにことによったら泥棒ではなくって、店の常連の中の痴漢が一杯機嫌で若い人たちの部屋をのぞきに来たのかもしれない」
宝石の序曲 (新字新仮名) / 松本泰(著)
まるでのれんに腕押しである、とは思いながら、勝家は、表向き重大な使者に、こういう耄碌もうろく武者を向けて来た秀吉の底意にたいして、何とも業腹ごうはらでならなかった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
記憶が全く朦朧もうろうとしている始末で、どうもお役に立たず、残念に思います、といって、大いに笑えば、警察のひとも、私の耄碌もうろくをあわれみ、ゆるしてくれるのではないか
春の盗賊 (新字新仮名) / 太宰治(著)
「ウフフ。あはは! 竜造寺どの、お身も愈々耄碌もうろく召さった喃」
「おら、地震この方、たださえ耄碌もうろくしていたのがなおさら耄碌したごんだ。お静には死なれるし、保科は死ぬし……何しておらのような在り甲斐なしがいつまでも死なないかと思う」
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「わからぬか、おばば。やはりおぬしもどこか耄碌もうろくしたのう」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「アッハハハこいつァ面白え。少し兄貴も若耄碌もうろくをしたな」
染吉の朱盆 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
だが老いて既に耄碌もうろくし、その上酒精アルコール中毒にかかった頭脳は、もはや記憶への把持はじを失い、やつれたルンペンの肩の上で、むなしく漂泊さまようばかりであった。
熊楠十歳の頃、『文選』を暗誦して神童と称せられたが、近頃年来多くの女の恨みで耄碌もうろくし、くだんの魚瞰鶏睨てふ王褒の句が、『文選』のどの篇にあるかをおもい出し得ない。
「竜造寺長門と言われた御身も、近頃耄碌もうろく召さったな」
「とぼけちゃいけねえ。人間にんげん人形にんぎょう見違みちがえるほどおに七ァまだ耄碌もうろくしちゃァいねえよ。ありゃァ菊之丞きくのじょうちげえあるめえ」
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
たしかに、疑いもなく、これは耄碌もうろくの姿でないか。
八十八夜 (新字新仮名) / 太宰治(著)
耳ざとい都の人にはいち早くこの珍妙の裁判のうわさがひろまり、板倉殿も耄碌もうろくしたか、紛失の金子の行方も調べずに、ただ矢鱈やたらに十人をしかって太鼓をかつがせお宮参りとは
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
というのは、私は、かの年をとって耄碌もうろくしているディ・ブロリオの、若い、浮気な、美しい細君をしきりに捜して(どんないやしい動機でということは言わないことにするが)いたのだから。
半ば耄碌もうろくした父親も足をひきずつて来た。
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
私は今年七十一になりますが、そんな事をして娘や養子の一生涯に泥を塗るのが、どんなに馬鹿馬鹿しい、算盤そろばんに合わない話かわからないほど耄碌もうろくいたしてはおりませぬつもりなんで……ヘイ。
S岬西洋婦人絞殺事件 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
これは耄碌もうろくと云われても仕方がない。
二科展院展急行瞥見 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
もうこうなっては、自身番や番太郎の耄碌もうろくおやじを頼りにしていることは出来なくなったので、仕事師は勿論、町内の若いものも殆ど総出で、毎晩この火の見梯子を中心にして一町内を警戒することになった。
半七捕物帳:06 半鐘の怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「ハハハ。それはこっちから云う文句だ。貴様が金を持っている限り、俺は貴様を生かしておく必要があるんだ。俺はまだ自分の弗箱ドルばこに手を挟まれる程、耄碌もうろくしちゃいねえんだからな……ハハンだ」
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「なるほど」法水は失望したようにうなずいたが、「とにかく細目をうけたまわろうじゃないか。あるいはその中から、君の耄碌もうろくさ加減が飛び出して来んとも限らんからね。ところで、君の検出法は?」
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
これ耄碌もうろくの結果ではない。
点頭録 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
多少耄碌もうろくしている感じであった。
生い立ちの記 (新字新仮名) / 小山清(著)
彼にはあらゆることが矍鑠くわくしやくとした老船頭だつた父親がいつの間にか耄碌もうろくしてよろよろ歩くやうになつたこと、一番上の姉娘が或る時ひどい熱を出してから頭が変になつていまだに「八文」であること
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
はい、森藏といっちゃア彼処あすこでは少しは賭博打ばくちうちの仲間じゃアい親分だが、なんてってももう年い取ってしまって、親分は耄碌もうろくしていやすから、わけえ奴等もいけえこといやすから
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
誰いうとなく宝蔵院流などと持てはやしてしまったのであるが、その物好きな覚禅房胤栄かくぜんぼういんえいという先代は、もう本年八十四歳、すっかり耄碌もうろくしてしまって、人にも会わないし、会ったところで
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「やあ、為憲どの。父上とはちがい、あんたなら耄碌もうろくもしておるまい。——兵馬を従えて来たのが悪いというが、それ程、常陸は物騒な国だから、要心にくなしと考えてのことだ。主人や自分の身を守るのがなぜ悪い」
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかもスッカリ耄碌もうろくしている上に、相当の現金をシコ溜めていることがわかりましたので、それこそ悪魔の本性を現わしましてコッソリの一軒屋に忍び込み、藤六の夜食の飯の中へ鼠取薬ねずみとりぐすりか何かを交ぜて
骸骨の黒穂 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「人間は、丈夫が第一だ、生きているとしても、耄碌もうろくしては駄目だ。維新の同志が、みんな死んでしまった中に、私一人が達者でいるのは、鍛練をおこたらないからだ。それを話してあげてもよいが、今の者には、真似が出来まいな」
胡堂百話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
孫の成長とともにすっかり老いこみ耄碌もうろくしていた金助が、お君に五十銭もらい、孫の手を引っぱって千日前の楽天地へ都築文男一派の新派連鎖劇を見に行った帰り、日本橋一丁目の交叉点で恵美須町行きの電車に敷かれたのだった。
(新字新仮名) / 織田作之助(著)
「有難う。だが、僕はこう見えても、まだ職工なんかにやっつけられる程耄碌もうろくはしないつもりだ。そんなことより、大分手紙がたまっている。タイピストを呼んでたまえ。瀬川せがわだよ。あの子供は感心に速記がうまい」
由来、武家の辻番所には「生きた親爺おやじの捨て所」と川柳に嘲られるような、半耄碌もうろくの老人の詰めているのが多いのであるが、ここには「筋骨たくましき血気の若侍のみ詰めいたれば、世の人常に恐れをなしけり」と原文に書いてある。
西瓜 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
頼りになる子も無く、財産を分けてる楽みも無く、こんな風にして死んでしまうのか、そんなことを心細く考えやすい年頃でありながら、何ぞというと彼は癖のように、「まだそんな耄碌もうろくはしないヨ」と言って見る方の人だった。
刺繍 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「ヘエ。そうかも知れませぬが、跛の門八が戸締を忘れたんかも知れませぬ。だいぶ耄碌もうろくしておりましたで……それで娘に逃げられたのを苦に病んで、行末の楽しみが無いようになりましたで、首を吊ったのではないかと皆申しておりましたが」
笑う唖女 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
鳥が逃げ場を失くして懐中ふところへ飛び込んで来れば、猟師りょうしもその鳥を殺さないとかいうではありませんか。お父つぁん、しっかりして下さいよッ! 耄碌もうろくなさらないで下さいよ。これはあたしの、大事な人じゃアありませんか。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「さうですとも。私の目の黒いうちは、東京で教育して立派に大學まで修業させて見せるから。五年や十年はまだ/″\大丈夫なつもりなんだよ。大隈さんのことを考へて御覽な。私ぐらゐの年齡としでまだ耄碌もうろくして溜るものぢやない。」
孫だち (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
そして、ときには瘠せ犬が自分の心の持主なのか、または自分が、その瘠せ犬の主なのか、よく分らなくなってしまうほど、追い払っても、追い払っても、また戻って来るみじめな、瞬く間に自分の心を耄碌もうろくさせてしまいそうな辛さが、彼の心を苦しめたのである。
禰宜様宮田 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
倶楽部クラブのために馬鹿ばかになり、アメリカ人やユダヤ人に身を売ってる、耄碌もうろくした貴族どもで、自分の近代主義を証明するためには、流行の小説や芝居の中で演ぜさせられる屈辱的な役目を喜び、侮辱する者らの御機嫌きげんを取ってるという奴どもです。
私の胸底の画像と違うのも仕方の無いことで、私のは謂わばまあ、田舎いなか耄碌もうろく医者が昔の恩師と旧友を慕う気持だけで書くのだから、社会的政治的の意図よりは、あの人たちの面影をただていねいに書きとめて置こうという祈念のほうが強いのは致し方の無い事だろう。
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)
「人を莫迦ばかにするのも、い加減におし。お前は私を何だと思っているのだえ。私はまだお前に欺される程、耄碌もうろくはしていない心算つもりだよ。早速お前を父親へ返せ——警察の御役人じゃあるまいし、アグニの神がそんなことを御言いつけになってたまるものか」
アグニの神 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
……ところがこの婆さんは、チョット見たところシッカリしているようであるが、実はもうすっかり耄碌もうろくしているので、雨戸の隙間から覗いてみると、夜も昼も蚊帳を釣り放して、いつもの通りに床を取った上に、自分が縫った「孩児ややさんの赤い布団」まで並べて待っている様子なので、近所の者はトテモ気味悪がっている。
空を飛ぶパラソル (新字新仮名) / 夢野久作(著)