“もうろく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
耄碌92.6%
老耄6.4%
盲録1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お嬢さんの留守中、婆やの耄碌もうろくしているのを幸いに、君たち二人は書斎をはじめこの家の隅から隅まで血眼になって捜したんだろう。
髭の謎 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
離れの隠居部屋に居る父親の専左衛門は、六十を越した老人で、何を聞いても応答うけこたえの出来ないほど老耄もうろくしておりました。
忘れるほど盲録もうろくはしません。余計なお世話だ。人の事よりか自分の事を考えてみるがいい。男の口からもう口もかないなンぞッて云ッて置きながら……
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)