トップ
>
引合
>
ひきあは
ふりがな文庫
“
引合
(
ひきあは
)” の例文
且
(
かつ
)
面白
(
おもしろ
)
い
人物
(
じんぶつ
)
であるから
交際
(
かうさい
)
して
見給
(
みたま
)
へと
云
(
い
)
ふのでありました、
是
(
これ
)
から
私
(
わたし
)
が
又
(
また
)
山田
(
やまだ
)
と
石橋
(
いしばし
)
とを
引合
(
ひきあは
)
せて、
先
(
ま
)
づ
桃園
(
とうゑん
)
に
義
(
ぎ
)
を
結
(
むす
)
んだ
状
(
かたち
)
です
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
黒繻子
(
くろじゆす
)
の
襟
(
えり
)
のかゝつた
縞
(
しま
)
の
小袖
(
こそで
)
に、
些
(
ちつ
)
とすき
切
(
ぎ
)
れのあるばかり、
空色
(
そらいろ
)
の
絹
(
きぬ
)
のおなじ
襟
(
えり
)
のかゝつた
筒袖
(
こひぐち
)
を、
帶
(
おび
)
も
見
(
み
)
えないくらゐ
引合
(
ひきあは
)
せて、
細
(
ほつそ
)
りと
着
(
き
)
て
居
(
ゐ
)
ました。
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
晶子はレエニ夫人に日本の扇や
友禅
(
いうぜん
)
を捧げた。夫人も
亦
(
また
)
有名な詩人である。氏は夫人が近年病気
勝
(
がち
)
である事を話して、
他
(
た
)
日晶子を
招待
(
せうだい
)
して夫人に
引合
(
ひきあは
)
さうと云はれた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
申者かな伯父夫婦は
相果
(
あひはて
)
て
跡
(
あと
)
も知れざる由
家主
(
いへぬし
)
も
確
(
しか
)
と
覺
(
おぼ
)
えず
是
(
これ
)
疑
(
うたがひ
)
の一つ又
空
(
うつ
)
せみが實の親なる者越後と申事なり
只今
(
たゞいま
)
汝に
引合
(
ひきあは
)
する者ありと井戸源次郎を
呼出
(
よびいだ
)
され
縁側
(
えんがは
)
に控へるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
すると
幕
(
まく
)
の切れ目に、
兄
(
あに
)
が
入口
(
いりぐち
)
迄
帰
(
かへ
)
つて
来
(
き
)
て、代助
一寸
(
ちよつと
)
来
(
こ
)
いと云ひながら、代助を其
金縁
(
きんぶち
)
の男の席へ連れて
行
(
い
)
つて、愚弟だと紹介した。それから代助には、是が神戸の高木さんだと云つて
引合
(
ひきあは
)
した。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
其
(
そ
)
の
上
(
うへ
)
に
乘
(
の
)
つて、
雨戸
(
あまど
)
の
引合
(
ひきあは
)
せの
上
(
うへ
)
の
方
(
はう
)
を、ガタ/\
動
(
うご
)
かして
見
(
み
)
たが、
開
(
あ
)
きさうにもない。
星あかり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
彌次六に
引合
(
ひきあは
)
せ
種々
(
いろ/\
)
と
内談
(
ないだん
)
に及びぬ爰に諏訪明神の
社人
(
しやにん
)
に
諏訪右門
(
すはうもん
)
とて
年齡
(
とし
)
未
(
いまだ
)
十三歳なれど
器量
(
きりやう
)
拔群
(
ばつくん
)
に
勝
(
すぐ
)
れし者有り此度遠藤屋へ
珍客
(
ちんきやく
)
の見えしと聞より
早速
(
さつそく
)
彌次六方へ來り
委細
(
ゐさい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
奧
(
おく
)
の間へ
連行
(
つれゆき
)
女房へも
引合
(
ひきあは
)
せ此人は
舊
(
もと
)
國元にての久々馴染なれば今宵は奧座敷にて
咄
(
はな
)
しを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
うまし、かるた
會
(
くわい
)
に
急
(
いそ
)
ぐ
若
(
わか
)
き
胸
(
むね
)
は、
駒下駄
(
こまげた
)
も
撒水
(
まきみづ
)
に
辷
(
すべ
)
る。
戀
(
こひ
)
の
歌
(
うた
)
を
想
(
おも
)
ふにつけ、
夕暮
(
ゆふぐれ
)
の
線路
(
せんろ
)
さへ
丸木橋
(
まるきばし
)
の
心地
(
こゝち
)
やすらむ。
松
(
まつ
)
を
鳴
(
な
)
らす
電車
(
でんしや
)
の
風
(
かぜ
)
に、
春着
(
はるぎ
)
の
袖
(
そで
)
を
引合
(
ひきあは
)
す
急
(
せ
)
き
心
(
ごころ
)
も
風情
(
ふぜい
)
なり。
婦人十一題
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
中
(
なか
)
に
挾
(
はさ
)
まれたのは、
弱々
(
よわ/\
)
と、
首
(
くび
)
の
白
(
しろ
)
い、
髮
(
かみ
)
の
濃
(
こ
)
い、
中年増
(
ちうどしま
)
と
思
(
おも
)
ふ
婦
(
をんな
)
で、
兩
(
りやう
)
の
肩
(
かた
)
がげつそり
痩
(
や
)
せて、
襟
(
えり
)
に
引合
(
ひきあは
)
せた
袖
(
そで
)
の
影
(
かげ
)
が——
痩
(
や
)
せた
胸
(
むね
)
を
雙
(
さう
)
の
乳房
(
ちぶさ
)
まで
染
(
し
)
み
通
(
とほ
)
るか、と
薄暗
(
うすぐら
)
く、
裾
(
すそ
)
をかけて
三人の盲の話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“引合”で始まる語句
引合い
引合口