“社人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゃじん33.3%
しゃにん33.3%
しやにん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一息にこれだけの弁解をしてしまったから、さすがの社人しゃじんも相当にあきれたと見えます。ただ呆れただけならいいが、どうもそのこましゃくれた弁解ぶりが、癪にもさわったようで
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
熊野本宮くまのほんぐう社人しゃにん、郷党たちは、膝をつらねて、降参したので、秀吉は新政をいて、いたずらな諸所の関所を廃毀はいきさせ、通商と旅行の便をまず明るくした。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彌次六に引合ひきあは種々いろ/\内談ないだんに及びぬ爰に諏訪明神の社人しやにん諏訪右門すはうもんとて年齡としいまだ十三歳なれど器量きりやう拔群ばつくんすぐれし者有り此度遠藤屋へ珍客ちんきやくの見えしと聞より早速さつそく彌次六方へ來り委細ゐさい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)