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匹
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びき
ふりがな文庫
“
匹
(
びき
)” の例文
三
匹
(
びき
)
のありは、あまり
不意
(
ふい
)
なことにびっくりしましたが、
気
(
き
)
がついたときには、
赤
(
あか
)
い
葉
(
は
)
の
上
(
うえ
)
に
乗
(
の
)
って、
川
(
かわ
)
の
上
(
うえ
)
を
流
(
なが
)
れていたのです。
三匹のあり
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「いえ……その……
金魚
(
きんぎょ
)
ですよ。こいつは三
匹
(
びき
)
ともかなり
上等
(
じょうとう
)
のランチュウです。
死
(
し
)
んでしまつているから、どうも
惜
(
お
)
しいことしたと
思
(
おも
)
いまして」
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
鼠
(
ねずみ
)
が二三
匹
(
びき
)
がた/\と
騷
(
さわ
)
いで、
何
(
なに
)
かで
壓
(
おさ
)
へつけられたかと
思
(
おも
)
ふやうにちう/\と
苦
(
くる
)
しげな
聲
(
こゑ
)
を
立
(
たて
)
て
鳴
(
な
)
いた。おつぎは
手探
(
てさぐ
)
りに
壁際
(
かべぎは
)
の
草刈鎌
(
くさかりがま
)
を
執
(
と
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
すっかりかんしゃくをおこしてぷんぷんしながら
引
(
ひ
)
き
上
(
あ
)
げようとしますと、ひょっこり、
親子
(
おやこ
)
三
匹
(
びき
)
の
狐
(
きつね
)
が
長
(
なが
)
いすすきの
陰
(
かげ
)
にかくれているのを
見
(
み
)
つけました。
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
岩魚
(
いはな
)
の
大
(
だい
)
を三
匹
(
びき
)
食
(
く
)
つて
咽喉
(
のど
)
を
渇
(
かは
)
かすやうな
尋常
(
じんじやう
)
なのではない。
和井内
(
わゐない
)
自慢
(
じまん
)
のカバチエツポの
肥
(
ふと
)
つた
処
(
ところ
)
を、
二尾
(
ふたつ
)
塩焼
(
しほや
)
きでぺろりと
平
(
たひら
)
げて、あとをお
茶漬
(
ちやづけ
)
さら/\で
小楊子
(
こようじ
)
を
使
(
つか
)
ふ。……
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
あんまりないが、子供の時、
小梅
(
こうめ
)
の
釣堀
(
つりぼり
)
で
鮒
(
ふな
)
を三
匹
(
びき
)
釣った事がある。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
浮
(
う
)
いている
髪
(
かみ
)
のさきから、ツイと、
水馬
(
みずすまし
)
が二、三
匹
(
びき
)
およいだ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
透
(
す
)
けた松の植込みの向うを
裸馬
(
はだかうま
)
が何
匹
(
びき
)
も
曳
(
ひ
)
かれて通る。
清貧の書
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
一、盆と暮と金千
匹
(
びき
)
ずつ納むべし。
慶応義塾新議
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
おんまは三
匹
(
びき
)
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
それにつけて、三
匹
(
びき
)
のありは、
父母
(
ふぼ
)
のすんでいる
故郷
(
こきょう
)
を、こいしく
思
(
おも
)
ったのです。けれど、いくら
思
(
おも
)
っても、
帰
(
かえ
)
ることができませんでした。
三匹のあり
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼
(
かれ
)
は、
死
(
し
)
んだ
金魚
(
きんぎょ
)
が三
匹
(
びき
)
で一
万円
(
まんえん
)
はしたろうということや、
自分
(
じぶん
)
は
月給
(
げっきゅう
)
が
少
(
すく
)
なく、とてもあんなのは
買
(
か
)
えないということを、くりかえし
同僚
(
どうりょう
)
に
話
(
はな
)
したし、また
事件発見者
(
じけんはっけんしゃ
)
島本医学士
(
しまもといがくし
)
にまで
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
勇
(
ゆう
)
ちゃんは、
帰
(
かえ
)
りに、ふなを三
匹
(
びき
)
もらって、ブリキかんの
中
(
なか
)
へいれて
下
(
さ
)
げながら、お
母
(
かあ
)
さんのない
木田
(
きだ
)
くんのことを
考
(
かんが
)
えつつ
歩
(
ある
)
いてきました。
すいれんは咲いたが
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
利息
(
りそく
)
の一
部
(
ぶ
)
としてなるつたけ
上等
(
じょうとう
)
の
金魚
(
きんぎょ
)
をもつてこいつて、いやがるんです。
私
(
わたし
)
は、
癪
(
しゃく
)
だから、三
匹
(
びき
)
でせいぜい五
千円
(
せんえん
)
というランチュウを、三
万円
(
まんえん
)
だとふつかけて
持
(
も
)
つて
行
(
い
)
つたんですが……
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
三
匹
(
びき
)
のありは、いつか、みんながお
父
(
とう
)
さんになったのであります。そして、三
匹
(
びき
)
のありにも
子供
(
こども
)
がたくさん
産
(
う
)
まれました。
三匹のあり
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
五
人
(
にん
)
のものは、それぞれ
赤
(
あか
)
いそりに
乗
(
の
)
りました。そして、二、三
匹
(
びき
)
ずつの
犬
(
いぬ
)
が、一つのそりをひくのでした。
黒い人と赤いそり
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「かわいいね。ぼくにもおくれよ。」といって、
学校
(
がっこう
)
へお
友
(
とも
)
だちが
持
(
も
)
ってきたのを三
匹
(
びき
)
もらいました。
正ちゃんとおかいこ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
この
日
(
ひ
)
、
政
(
せい
)
一は、おじいさんのいったように、わずかに
小
(
ちい
)
さなふなを二
匹
(
ひき
)
と、えびを三
匹
(
びき
)
釣
(
つ
)
ったばかりでした。
夕飯
(
ゆうはん
)
のとき、お
母
(
かあ
)
さんが、おじいさんの、
今日
(
きょう
)
の
話
(
はなし
)
をおきかせなされると
窓の内と外
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「三
匹
(
びき
)
十
銭
(
せん
)
におまけしておきますよ。」と、おじいさんはいいました。
ちょうせんぶなと美しい小箱
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
匹
常用漢字
中学
部首:⼖
4画
“匹”を含む語句
匹儔
匹夫
一匹
匹田
二匹
匹敵
匹婦
一匹夫
数匹
匹偶
馬匹
何匹
匹夫下郎
緞匹
幾匹
匹夫匹婦
四匹
千匹屋
一匹婦
金銀緞匹
...