“数匹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すひき66.7%
すうひき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうちで生長するのはわずか数匹すひきに過ぎないのだから、自然は経済的に非常な濫費者らんぴしゃであり、徳義上には恐るべく残酷な父母ふぼである。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
総じて獣類けものは胎生なれど、多くは雌雄数匹すひきはらみて、一親一子はいと稀なり。さるに御身はただ一匹にて生まれしかば、その力五、六匹を兼ねたり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
までえて、数匹すうひき仔魚しぎょを、親切しんせつにもつてきてくれたのである。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)