“緞匹”の読み方と例文
読み方割合
だんひつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
関羽は曹操から贈られた珍貴財宝は、一物も手に触れなかったが、この十美人もまたほかの金銀緞匹（だんひつ）と同視して、置き残して去ったものである。
三国志：06 孔明の巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
寿亭侯（じゅていこう）の印と共に、庫（くら）の内にかけておき、なお庫内いっぱいにある珠玉金銀の筥（はこ）、襴綾種々（らんりょうくさぐさ）、緞匹（だんひつ）の梱（こり）、山をなす名什宝器（めいじゅうほうき）など、すべての品々には、いちいち目録を添えてのこし
三国志：05 臣道の巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)