トップ
>
上下
>
じやうげ
ふりがな文庫
“
上下
(
じやうげ
)” の例文
娘売らぬ親を
馬鹿
(
ばか
)
だとは申し
難
(
がた
)
く
候
(
そろ
)
へども
馬鹿
(
ばか
)
見たやうなものだとは
申得
(
まうしえ
)
られ
候
(
そろ
)
。
婿
(
むこ
)
を買ふ者あり娘を売る者あり
上下
(
じやうげ
)
面白き
成行
(
なりゆき
)
に
候
(
そろ
)
もゝはがき
(新字旧仮名)
/
斎藤緑雨
(著)
好
(
この
)
むが故に山口惣右衞門始め三人の頼みに因て藤五郎兄弟並びに伴建部の夫婦ども
上下
(
じやうげ
)
六人を我が家に
連歸
(
つれかへ
)
り何くれとなく厚く
周旋
(
せわ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
と
思
(
おも
)
ひながら、
絶
(
た
)
えず
拍子
(
ひやうし
)
にかゝつて、
伸縮
(
のびちゞみ
)
に
身體
(
からだ
)
の
調子
(
てうし
)
を
取
(
と
)
つて、
手
(
て
)
を
働
(
はたら
)
かす、
鋸
(
のこぎり
)
が
上下
(
じやうげ
)
して、
木屑
(
きくづ
)
がまた
溢
(
こぼ
)
れて
來
(
く
)
る。
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
議論
(
ぎろん
)
を
上下
(
じやうげ
)
するも大きいが、お
互
(
たがひ
)
の
談
(
はなし
)
も
数年前
(
すうねんまえ
)
よりは
真面目
(
まじめ
)
に
成
(
な
)
つた、さて話をして見ると、
山田
(
やまだ
)
は文章を
以
(
も
)
つて立たうと
云
(
い
)
ふ
精神
(
せいしん
)
、
私
(
わたし
)
も
同断
(
どうだん
)
だ、
私
(
わたし
)
の
此
(
この
)
志
(
こゝろざし
)
を
抱
(
いだ
)
いたのは
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
霞
(
かすみ
)
に
千鳥
(
ちどり
)
などゝ
奇麗事
(
きれいごと
)
では
間
(
ま
)
に
合
(
あ
)
ひませぬほどに、
手短
(
てみぢ
)
かに
申
(
まう
)
さうなら
提燈
(
てうちん
)
に
釣鐘
(
つりがね
)
、
大分
(
だいぶ
)
其處
(
そこ
)
に
隔
(
へだ
)
てが
御座
(
ござ
)
りまするけれど、
戀
(
こひ
)
に
上下
(
じやうげ
)
の
無
(
な
)
い
物
(
もの
)
なれば、まあ
出來
(
でき
)
たと
思
(
おぼ
)
しめしますか
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
強盜
(
がうとう
)
と
間違
(
まちが
)
へられた
憤慨
(
ふんがい
)
紛
(
まぎ
)
れに、
二人
(
ふたり
)
はウン/\
汗
(
あせ
)
を
絞
(
しぼ
)
りながら、一
里
(
り
)
餘
(
よ
)
の
道
(
みち
)
を
境
(
さかい
)
の
停車場
(
ていしやば
)
に
出
(
い
)
で、
其夜
(
そのよ
)
の
汽車
(
きしや
)
に
乘
(
の
)
つて、
品川
(
しながは
)
まで
歸
(
かへ
)
つたが、
新宿
(
しんじゆく
)
の
乘替
(
のりかへ
)
で、
陸橋
(
ブリツチ
)
を
上下
(
じやうげ
)
した
時
(
とき
)
の
苦
(
くる
)
しさ。
探検実記 地中の秘密:05 深大寺の打石斧
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
上下
(
じやうげ
)
ひとしく色を失ひ
新頌
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
幾度
(
いくたび
)
か
越前街道
(
ゑちぜんかいだう
)
の
往來
(
ゆきき
)
に
馴
(
な
)
れて、
賃
(
ちん
)
さへあれば、
俥
(
くるま
)
はひとりで
驅出
(
かけだ
)
すものと
心得
(
こゝろえ
)
て
居
(
ゐ
)
たからである。しかし、
此
(
こ
)
の
上下
(
じやうげ
)
には、また
隨分
(
ずゐぶん
)
難儀
(
なんぎ
)
もした。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
要
(
えう
)
するに——
俥
(
くるま
)
は
落
(
お
)
ちるものと
心得
(
こゝろえ
)
て
乘
(
の
)
るのである。
而
(
しか
)
して、
惡道路
(
みちわる
)
と、
坂
(
さか
)
の
上下
(
じやうげ
)
は、
必
(
かなら
)
ず
下
(
お
)
りて
歩行
(
ある
)
く
事
(
こと
)
——
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
丸岡
(
まるをか
)
の
建場
(
たてば
)
に
俥
(
くるま
)
が
休
(
やす
)
んだ
時
(
とき
)
立合
(
たちあは
)
せた
上下
(
じやうげ
)
の
旅客
(
りよかく
)
の
口々
(
くち/″\
)
から、もうお
米
(
よね
)
さんの
風説
(
うはさ
)
を
聞
(
き
)
きました。
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
心状
(
しんじやう
)
のほどは
知
(
し
)
らず、
中間
(
ちうげん
)
風情
(
ふぜい
)
には
可惜
(
あたら
)
男振
(
をとこぶり
)
の、
少
(
すくな
)
いものが、
身綺麗
(
みぎれい
)
で、
勞力
(
ほね
)
を
惜
(
をし
)
まず
働
(
はたら
)
くから、これは
然
(
さ
)
もありさうな
事
(
こと
)
で、
上下
(
じやうげ
)
擧
(
こぞ
)
つて
通
(
とほ
)
りがよく、
千助
(
せんすけ
)
、
千助
(
せんすけ
)
と
大
(
たい
)
した
評判
(
ひやうばん
)
。
片しぐれ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“上下”の解説
上下(じょうげ、うえした)とは、上および下を指す。六方位(六方)の名称の一つで、高さ・深さといった立体的な位置を指す方位の概念を表す言葉である。
上・下方
頭・足方
天頂・天底方向
北・南方
首都に近づく・遠ざかる方
価値・地位が高い・低い方
時代が古い・新しい方
(出典:Wikipedia)
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“上下”で始まる語句
上下共
上下座
上下料
上下格
上下着
上下箱
上下縞
上下谷
上下二筋
上下變動