“陸橋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ブリッジ42.9%
からばし14.3%
りっきょう14.3%
をかばし14.3%
ブリツチ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恰度朝の事で、冷え冷えとした陸橋ブリッジの上にも、露に濡れた線路の上にも、もう附近の弥次馬達が、夥しい黒山を作っていました。
とむらい機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
そのうえに、線路が悪いせいか又は分岐点ぶんきてんだの陸橋りっきょうなどが多いせいか、窓外から噛みつくようなガタンゴーゴーとやかましい騒音が入って来て気味がよろしくない。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)
大芸術家の夫人が窓越しに弟子の話すのを許すと云ふさばけた所作しよさをさう思ふのであつた。此処ここからはずつとむかうが見渡される。起伏した丘にあるムウドンの家並やなみや形の陸橋をかばしなども見える。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
強盜がうとう間違まちがへられた憤慨ふんがいまぎれに、二人ふたりはウン/\あせしぼりながら、一みちさかい停車場ていしやばで、其夜そのよ汽車きしやつて、品川しながはまでかへつたが、新宿しんじゆく乘替のりかへで、陸橋ブリツチ上下じやうげしたときくるしさ。