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肝要
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かんえう
ふりがな文庫
“
肝要
(
かんえう
)” の例文
特
(
こと
)
に
青年輩
(
せいねんはい
)
身心
(
しん/\
)
發育
(
はついく
)
の
時代
(
じだい
)
にあるものには、
今
(
いま
)
より
此
(
この
)
法
(
はふ
)
を
實行
(
じつかう
)
して
體力
(
たいりよく
)
を
培養
(
ばいやう
)
し、
將來
(
しやうらい
)
の
大成
(
たいせい
)
を
謀
(
はか
)
る
事
(
こと
)
、
實
(
じつ
)
に
肝要
(
かんえう
)
ならずや。
命の鍛錬
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
若夫婦に
任
(
まか
)
せ番頭
忠
(
ちう
)
八には
暇
(
いとま
)
を
遣
(
つかは
)
し小手前にして
家内
(
かない
)
取廻
(
とりまはし
)
善
(
よ
)
きが
肝要
(
かんえう
)
なり
而
(
して
)
御兩人
(
ごりやうにん
)
は氣樂に
御隱居
(
ごいんきよ
)
有
(
あら
)
ば
又
(
また
)
宜敷事も有べしと事を分て
段々
(
だん/\
)
遠廻
(
とほまはし
)
にお
常
(
つね
)
へ
異見
(
いけん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
鶴
(
つる
)
千年
(
せんねん
)
龜
(
かめ
)
萬年
(
まんねん
)
人間
(
にんげん
)
常住
(
じやうぢう
)
いつも
月夜
(
つきよ
)
に
米
(
こめ
)
の
飯
(
めし
)
ならんを
願
(
ねが
)
ひ
假
(
かり
)
にも
無常
(
むじやう
)
を
觀
(
くわん
)
ずるなかれとは
大福
(
だいふく
)
長者
(
ちやうじや
)
と
成
(
な
)
るべき
人
(
ひと
)
の
肝心
(
かんじん
)
肝要
(
かんえう
)
かなめ
石
(
いし
)
の
固
(
かた
)
く
執
(
と
)
つて
動
(
うご
)
かぬ
所
(
ところ
)
なりとか
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
未開社會
(
みかいしやくわい
)
に於ては
器具
(
きぐ
)
の上にも
分業
(
ぶんげう
)
起
(
おこ
)
らざるを常とす。一個の
打製石斧
(
だせいせきふ
)
もコロボックルの爲には建築、造船、獸獵、爭鬪に際して、
極
(
きわ
)
めて
肝要
(
かんえう
)
なる役目を勤めしなるべし。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
『
第一
(
だいゝち
)
肝要
(
かんえう
)
なは
口
(
くち
)
を
利
(
き
)
くかな、
御身
(
おみ
)
の
作
(
さく
)
は
声
(
こゑ
)
を
出
(
だ
)
すか、ものを
言
(
い
)
ふかな。』
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
戀とは言はず、情とも謂はず、
遇
(
あ
)
ふや
柳因
(
りういん
)
、
別
(
わか
)
るゝや
絮果
(
ぢよくわ
)
、いづれ迷は同じ
流轉
(
るてん
)
の
世事
(
せじ
)
、今は言ふべきことありとも覺えず。只〻此上は
夜毎
(
よごと
)
の
松風
(
まつかぜ
)
に
御魂
(
みたま
)
を
澄
(
すま
)
されて、
未來
(
みらい
)
の
解脱
(
げだつ
)
こそ
肝要
(
かんえう
)
なれ。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
判斷
(
はんだん
)
なして此上
信心
(
しんじん
)
が
肝要
(
かんえう
)
なりと申しけるにお專も大いに
心配
(
しんぱい
)
なし然らば明日より
鹽斷
(
しほだち
)
なり
斷食
(
だんじき
)
なりして信心を致しお前の身に
凶事
(
きようじ
)
なき
樣
(
やう
)
に致さんと夫婦は
來方
(
こしかた
)
行末
(
ゆくすゑ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
待
(
まつ
)
て
春
(
はる
)
の
氷
(
こほり
)
に
朝日
(
あさひ
)
かげおのづから
解
(
と
)
けわたる
折
(
をり
)
ならでは
何事
(
なにごと
)
の
甲斐
(
かひ
)
ありとも
覺
(
おぼ
)
えず
誰
(
た
)
れも/\
異見
(
いけん
)
は
言
(
い
)
ふな
心
(
こゝろ
)
の
浮
(
う
)
く
話
(
はなし
)
に
氣
(
き
)
をなぐさめて
面白
(
おもしろ
)
き
世
(
よ
)
をおもしろしと
思
(
おも
)
はするのが
肝要
(
かんえう
)
ぞと
我
(
われ
)
先立
(
さきだ
)
ちて
機嫌
(
きげん
)
を
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
夫等の事は一切省畧して、只
肝要
(
かんえう
)
なる一事のみを記すべし。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
御
呼戻
(
よびもど
)
し下されたし
夫
(
それ
)
のみ願ひ上まする夫に
就
(
つい
)
ても
呉々
(
くれ/″\
)
も御辛抱こそ
肝要
(
かんえう
)
なれと猶も
撓
(
たゆ
)
まぬ忠義の久八六右衞門も
一伍一什
(
いちぶしじふ
)
を聞居たりしか久八に向ひ其方が五十兩の大金を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
肝
常用漢字
中学
部首:⾁
7画
要
常用漢字
小4
部首:⾑
9画
“肝”で始まる語句
肝腎
肝
肝心
肝煎
肝癪
肝胆
肝魂
肝腎要
肝胆相照
肝入