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程
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ぽど
ふりがな文庫
“
程
(
ぽど
)” の例文
帽子屋
(
ばうしや
)
が
唯
(
た
)
ッた
一人
(
ひとり
)
場所
(
ばしよ
)
を
取
(
と
)
り
交
(
か
)
へた
爲
(
ため
)
に一
番
(
ばん
)
好
(
い
)
いことをしました、
愛
(
あい
)
ちやんは
以前
(
まへ
)
よりも
餘
(
よ
)
ッ
程
(
ぽど
)
割
(
わり
)
が
惡
(
わる
)
くなりました、だつて
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
「
牛蒡
(
ごばう
)
もうつかりして
繩
(
なは
)
で
縛
(
しば
)
つて
活
(
い
)
けちや、
其處
(
そこ
)
から
腐
(
くさ
)
れがへえつて
酷
(
ひで
)
えもんだな、
藁
(
わら
)
は
餘
(
よ
)
つ
程
(
ぽど
)
嫌
(
きれ
)
えだと
見
(
め
)
えんのさな」
勘次
(
かんじ
)
は
横合
(
よこあひ
)
からいつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
会長は
茶谷金弥
(
ちゃたにこんや
)
、四十年輩の脂切った身体と、皮肉な微笑と、聡明らしい眼を持った男で、社会的地位はわかりませんが、
余
(
よ
)
っ
程
(
ぽど
)
金を持って居るらしく
法悦クラブ
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
今迄
(
いままで
)
もよく
法螺
(
ほら
)
を
吹
(
ふ
)
いて
私
(
わたくし
)
を
欺
(
だま
)
したもんです。それに
今度
(
こんど
)
東京
(
とうきやう
)
へ
出
(
で
)
て
來
(
き
)
た
用事
(
ようじ
)
と
云
(
い
)
ふのが
餘
(
よ
)
つ
程
(
ぽど
)
妙
(
めう
)
です。
何
(
なん
)
とか
云
(
い
)
ふ
蒙古王
(
もうこわう
)
のために、
金
(
かね
)
を二
萬圓
(
まんゑん
)
許
(
ばかり
)
借
(
か
)
りたい。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「他あやんもっとほかの話してんか。ペンケトの話ばっかしや。
〆
(
しめ
)
さんの話の方が
余
(
よ
)
っ
程
(
ぽど
)
おもろいぜ。」
わが町
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
▼ もっと見る
「もう
直
(
ぢ
)
きだ。よつ
程
(
ぽど
)
前
(
まへ
)
にE
橋
(
はし
)
を
渡
(
わた
)
つたからな‥‥」と、
私
(
わたし
)
は
眠
(
ねむ
)
たさを
堪
(
こら
)
へながら
生返事
(
なまへんじ
)
をした。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
「お前さんの方が
余
(
よ
)
ッ
程
(
ぽど
)
悪魔だ。
𤢖
(
わろ
)
の御親類かも知れないよ。」と、お清は笑いながら
不図
(
ふと
)
思い出したように、「𤢖と云えば、角川の若旦那は
昨夜
(
ゆうべ
)
𤢖に逢ったってね。」
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
午睡
(
ひるね
)
をさしてくれた方が
余
(
よ
)
っ
程
(
ぽど
)
有り難いというような顔をして大きな眼を瞬いておりました。
白髪小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
此様
(
こんな
)
にお早く
入
(
い
)
らつしやるてえのは
余
(
よ
)
ツ
程
(
ぽど
)
お
好
(
すき
)
でなければ
出来
(
でき
)
ない事でエヘヽヽ
先達
(
せんだつて
)
は
番附
(
ばんづけ
)
の時に
上
(
あが
)
りましたが、
何
(
ど
)
うも
彼所
(
あすこ
)
から
入
(
い
)
らしつたかと思ふと
実
(
じつ
)
に
恟
(
びつく
)
りする
位
(
くらゐ
)
なもので
世辞屋
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「君より僕の方が
余
(
よ
)
っ
程
(
ぽど
)
驚かなくちゃあならないのだ。
何時
(
いつ
)
出て来たい」
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
『さうさ、だから
廢止
(
よし
)
た
方
(
はう
)
が
餘
(
よ
)
ッ
程
(
ぽど
)
可
(
い
)
い』とグリフォンが
云
(
い
)
ひました、
愛
(
あい
)
ちやんもそれには
大賛成
(
だいさんせい
)
でした。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
「さうでさ、
餘
(
よ
)
つ
程
(
ぽど
)
に
成
(
な
)
りあんすがね、ありや
鬼怒川
(
きぬがは
)
へ
蚤
(
のみ
)
叩
(
はた
)
くつて
行
(
い
)
つてそれつ
切
(
き
)
りに
成
(
な
)
つちやつたのせ」
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「あの
坂井
(
さかゐ
)
と
云
(
い
)
ふ
人
(
ひと
)
は
餘
(
よ
)
つ
程
(
ぽど
)
氣樂
(
きらく
)
な
人
(
ひと
)
だね。
金
(
かね
)
があるとあゝ
緩
(
ゆつ
)
くり
出來
(
でき
)
るもんかな」と
云
(
い
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
そんで
其處
(
そこ
)
らで
叩
(
たて
)
えちや
仕
(
し
)
やうねえからなんて
云
(
い
)
はれたんでがせうね、それから
何
(
なん
)
でも
蓙
(
ござ
)
持
(
も
)
つて
鬼怒川
(
きぬがは
)
さ
行
(
ゆ
)
く
積
(
つもり
)
に
成
(
な
)
つたんでがすね、
鬼怒川
(
きぬがは
)
までは
有繋
(
まさが
)
餘
(
よ
)
つ
程
(
ぽど
)
ありあんさね
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「いえ、
未
(
まだ
)
です。
學校
(
がくかう
)
ぢや
餘
(
よ
)
つ
程
(
ぽど
)
寒
(
さむ
)
くならなくつちや
蒸汽
(
スチーム
)
なんか
焚
(
た
)
きやしません」
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“程”の意味
《名詞・suffix》
(ほど)物事がどこまで進んでいるかの目安。おおよその数。
(出典:Wiktionary)
“程”の解説
程(てい)は、漢姓の一つ。
(出典:Wikipedia)
程
常用漢字
小5
部首:⽲
12画
“程”を含む語句
何程
余程
道程
程度
行程
成程
餘程
過程
発程
先程
路程
左程
程経
然程
里程
此程
是程
幾程
如何程
程朱
...