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戦場
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せんじょう
ふりがな文庫
“
戦場
(
せんじょう
)” の例文
旧字:
戰場
おじさんは、
戦場
(
せんじょう
)
のことでも
思
(
おも
)
ったのか、ちょっとさびしい
顔
(
かお
)
をして、ためいきをしました。それから、
立
(
た
)
ちあがりました。
春さきの朝のこと
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いっぽう、王さまはやっと
戦場
(
せんじょう
)
からかえってきました。そして、まっさきに、
妻
(
つま
)
と子どもにあいたい、といいました。
手なしむすめ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
となりの国は、この国より大きくって、新しい
兵士
(
へいし
)
を、どんどん、
戦場
(
せんじょう
)
へ送ってよこすので、この国のほうは、だんだん、負けぎみになってきました。
丘の銅像
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
そのようすから
察
(
さっ
)
すると、そのひとは、いかめしいよろいかぶとを身につけた、
戦場
(
せんじょう
)
の
武士
(
ぶし
)
のように思われました。
壇ノ浦の鬼火
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
そして
近
(
ちか
)
い
内
(
うち
)
に
黄道吉日
(
こうどうきちにち
)
を
択
(
えら
)
んで、
婚礼
(
こんれい
)
の
式
(
しき
)
を
挙
(
あ
)
げようとしていた
際
(
さい
)
に、
不図
(
ふと
)
起
(
おこ
)
りましたのがあの
戦乱
(
せんらん
)
、
間
(
ま
)
もなく
良人
(
おっと
)
となるべき
人
(
ひと
)
は
戦場
(
せんじょう
)
の
露
(
つゆ
)
と
消
(
き
)
え
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
▼ もっと見る
ここはおまえ、
甲斐
(
かい
)
の
信玄
(
しんげん
)
と
家康
(
いえやす
)
さまとが、
鎬
(
しのぎ
)
をけずった有名な
戦場
(
せんじょう
)
で、——ほれ、
三方
(
みかた
)
ヶ
原
(
はら
)
というところだ
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
とこうりっぱにいいきって、すぐ
戦場
(
せんじょう
)
に
向
(
む
)
かって行きました。
鎮西八郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
あちらの
地平線
(
ちへいせん
)
をほど
近
(
ちか
)
い、にぎやかな
街
(
まち
)
の
燈火
(
ともしび
)
が、ぽうと
闇
(
やみ
)
を
染
(
そ
)
めているのを
見
(
み
)
て、
兵士
(
へいし
)
の
中
(
なか
)
には、
戦場
(
せんじょう
)
を
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
すものもあったでしょう。
少女と老兵士
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しかし、ペテロの
銅像
(
どうぞう
)
には、ぜひ、馬が
必要
(
ひつよう
)
でした。なぜなら、ペテロは馬にのって、
戦場
(
せんじょう
)
にかつやくしました。そして、馬といっしょに、死んでいました。
丘の銅像
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
戦場
(
せんじょう
)
のようにこんざつしている
桜門
(
さくらもん
)
の
方角
(
ほうがく
)
から、ひとりの
武将
(
ぶしょう
)
がふたりの
従者
(
じゅうしゃ
)
をつれ、
作事奉行
(
さくじぶぎょう
)
筒井伊賀守
(
つついいがのかみ
)
の
家臣
(
かしん
)
の
案内
(
あんない
)
にしたがって、こっちへ向かってくるすがたが小さく見える。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ちょうどそのころ、ある強い国の王さまが
戦争
(
せんそう
)
をはじめました。
若者
(
わかもの
)
はこの王さまにつかえて、
戦場
(
せんじょう
)
にでかけました。若者が
敵
(
てき
)
のまえまできたとき、ちょうどたたかいがはじまりました。
三枚のヘビの葉
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
やっとたどりついたところは、いつか
激戦
(
げきせん
)
のあった、
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
してもぞっとするような
戦場
(
せんじょう
)
であって、ものすごい
月
(
つき
)
の
光
(
ひかり
)
が
照
(
て
)
らしていたのであります。
強い大将の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
海
(
うみ
)
を
生活
(
せいかつ
)
の
戦場
(
せんじょう
)
とするものには、
海
(
うみ
)
の
上
(
うえ
)
で
死
(
し
)
ぬことは、
本望
(
ほんもう
)
です。
私
(
わたし
)
の
命
(
いのち
)
は、
海
(
うみ
)
に
捧
(
ささ
)
げます。どうぞ、
祖母
(
そぼ
)
の
達者
(
たっしゃ
)
のうちだけ、
私
(
わたし
)
の
命
(
いのち
)
を
助
(
たす
)
けてください。
海の踊り
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
話
(
はなし
)
かわって、こちらは、
戦場
(
せんじょう
)
であります。
敵
(
てき
)
は、
手
(
て
)
ごわくわが
軍
(
ぐん
)
の
前進
(
ぜんしん
)
をさまたげている。
忠
(
ちゅう
)
一の
部隊
(
ぶたい
)
は、クリークをへだてて、その
敵
(
てき
)
と
向
(
む
)
かいあっていました。
赤土へくる子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
大将
(
たいしょう
)
は
疲
(
つか
)
れて、
生
(
い
)
き
残
(
のこ
)
ったわずかな
人
(
ひと
)
たちとともに、
都
(
みやこ
)
をさして
戦場
(
せんじょう
)
から
歩
(
ある
)
いてきました。そして、
戦争
(
せんそう
)
のために
荒
(
あ
)
れはてた、さびしいところを
通
(
とお
)
らなければなりませんでした。
強い大将の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
辰
(
たつ
)
一は、
支那
(
しな
)
の
戦場
(
せんじょう
)
の
景色
(
けしき
)
を
空想
(
くうそう
)
しました。また
戦死
(
せんし
)
した
徳蔵
(
とくぞう
)
さんを
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
しました。
とびよ鳴け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私
(
わたし
)
たちは、
戦場
(
せんじょう
)
で
産
(
う
)
まれました。たくさんの
人間
(
にんげん
)
が
死
(
し
)
んだ、その
死骸
(
しがい
)
が
腐
(
くさ
)
っている
広
(
ひろ
)
い
野原
(
のはら
)
の
中
(
なか
)
で
産
(
う
)
まれました。
私
(
わたし
)
たちは、
明
(
あか
)
るい
日
(
ひ
)
の
光
(
ひかり
)
や、
火
(
ひ
)
や、
炎
(
ほのお
)
を
見
(
み
)
ることは
大
(
だい
)
きらいです。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「やられたか、それとも
傷
(
きず
)
を
負
(
お
)
って
倒
(
たお
)
れてはいないか?」と、
戦場
(
せんじょう
)
の
跡
(
あと
)
を
敵
(
てき
)
の
屍
(
かばね
)
を
越
(
こ
)
えて、
探
(
さが
)
して
歩
(
ある
)
きました。すると、その
兵隊
(
へいたい
)
さんが、やぶの
中
(
なか
)
に
倒
(
たお
)
れているのを
見
(
み
)
いだしたのです。
とびよ鳴け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“戦場”の意味
《名詞》
戦闘を行う場所。
(出典:Wiktionary)
戦
常用漢字
小4
部首:⼽
13画
場
常用漢字
小2
部首:⼟
12画
“戦場”で始まる語句
戦場稼