“鎬”の読み方と例文
読み方割合
しのぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれらがこうしてしのぎをけずって闘っている最中である。富子と雛吉とが或る富豪の宴会の余興によばれて、代る代るに一段ずつ語った。
探偵夜話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
かくて両軍衆議院の戦場でしのぎを削った結果は、延期説賛成者百八十九に対する断行説賛成者六十七で、とうとう延期派の大勝に帰した。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
藤枝と林田は今や心の中でしのぎを削つているのだろう。二人は殆どにらみ合わんばかりである。今度は林田が驚愕の色を表わした。
殺人鬼 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)