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寢
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い
ふりがな文庫
“
寢
(
い
)” の例文
新字:
寝
今
(
いま
)
敵國
(
てきこく
)
深
(
ふか
)
く
侵
(
をか
)
して、
邦内
(
はうない
)
騷動
(
さうどう
)
し、
士卒
(
しそつ
)
、
境
(
さかひ
)
に
(一七)
暴露
(
ばくろ
)
す。
君
(
きみ
)
寢
(
い
)
ねて
席
(
せき
)
を
安
(
やす
)
んぜず、
食
(
くら
)
うて
味
(
あぢはひ
)
を
甘
(
あま
)
しとせず。百
姓
(
せい
)
の
命
(
めい
)
皆
(
みな
)
君
(
きみ
)
に
懸
(
か
)
かる。
国訳史記列伝:04 司馬穰苴列伝第四
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
我彼に曰ふ、我は汝の欺くをしる、ブランカ・ドーリアは未だ死なず、彼
食
(
く
)
ひ飮み
寢
(
い
)
ねまた
衣
(
ころも
)
を着るなり 一三九—一四一
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
……
大抵
(
たいてい
)
眞夜中
(
まよなか
)
の
二時
(
にじ
)
過
(
す
)
ぎから、
一時
(
ひととき
)
ほどの
間
(
あひだ
)
を
遠
(
とほ
)
く、
近
(
ちか
)
く、
一羽
(
いちは
)
だか、
二羽
(
には
)
だか、
毎夜
(
まいよ
)
のやうに
鳴
(
な
)
くのを
聞
(
き
)
く。
寢
(
い
)
ねがての
夜
(
よる
)
の
慰
(
なぐさ
)
みにならないでもない。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
四階の屋根裏には、エリスはまだ
寢
(
い
)
ねずと覺ぼしく、
烱然
(
けいぜん
)
たる一星の火、暗き空にすかせば、明かに見ゆるが、降りしきる鷺の如き雪片に、
乍
(
たちま
)
ち掩はれ、乍ちまた顯れて、風に弄ばるゝに似たり。
舞姫
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
我毛髮の彼銚中に入ると
齊
(
ひと
)
しく、今まで忘れ居つるテレザの慕はしくなりて、醒めては
現
(
うつゝ
)
に其聲を聞き、
寢
(
い
)
ねては夢に其姿を視、そぞろに旅のやどりを立出でゝ、おうなが
銚
(
なべ
)
の下に歸りぬといふ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
▼ もっと見る
虎列拉
(
コレラ
)
避
(
よ
)
けの花火、さては古めかしい水祭の行事などおほかたこの街特殊のものであつて、張のつよい言葉つきも淫らに、ことにこの街のわかい
六騎
(
ロツキユ
)
は温ければ
漁
(
すなど
)
り、風の吹く日は遊び、雨には
寢
(
い
)
ね
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
燃えすわる夜すがら、われは
寢
(
い
)
ねじと。
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
股
(
もも
)
長に
寢
(
い
)
は
宿
(
な
)
さむを。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
積薪
(
せきしん
)
に
夕餉
(
ゆふげ
)
を
調
(
とゝの
)
へ
畢
(
をは
)
りて
夜
(
よ
)
に
入
(
い
)
りぬ。
一間
(
ひとま
)
なる
處
(
ところ
)
に
臥
(
ふ
)
さしめ、
姑
(
しうと
)
と
婦
(
よめ
)
は、
二人
(
ふたり
)
戸
(
と
)
を
閉
(
と
)
ぢて
別
(
べつ
)
に
籠
(
こも
)
りて
寢
(
い
)
ねぬ。
馴
(
な
)
れぬ
山家
(
やまが
)
の
旅
(
たび
)
の
宿
(
やど
)
りに
積薪
(
せきしん
)
夜更
(
よふ
)
けて
寢
(
い
)
ね
難
(
がた
)
く、
起
(
た
)
つて
簷
(
のき
)
に
出
(
い
)
づ。
時
(
とき
)
恰
(
あたか
)
も
良夜
(
りやうや
)
。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
寢
(
い
)
ねがてぬ軍馬なりしか夜に聽きてなにか心に觸るるものありき
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
たゆまず
寢
(
い
)
ねぬ
隱者
(
いんじや
)
のその
態
(
さま
)
もて
独絃哀歌
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
股長
(
ももなが
)
に
寢
(
い
)
をしなせ。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
劉填
(
りうてん
)
密
(
ひそか
)
に
計
(
はかりごと
)
を
案
(
あん
)
じ、
※
(
せん
)
に
命
(
めい
)
じて
鏡中
(
きやうちう
)
雙鸞
(
さうらん
)
の
圖
(
づ
)
を
造
(
つく
)
らしむ、
圖
(
づ
)
する
處
(
ところ
)
は、
陽王
(
やうわう
)
其
(
そ
)
の
寵姫
(
ちようひ
)
の
肩
(
かた
)
を
抱
(
いだ
)
き、
頬
(
ほゝ
)
を
相合
(
あひあは
)
せて、
二人
(
ふたり
)
ニヤ/\として
將
(
まさ
)
に
寢
(
い
)
ねんと
欲
(
ほつ
)
するが
如
(
ごと
)
きもの。
舌
(
した
)
たるくして
面
(
おもて
)
を
向
(
む
)
くべからず。
聞きたるまゝ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
木の間洩る
谷地
(
やち
)
の
灯
(
ひ
)
あしの
線
(
すぢ
)
引きて
蛙
(
かはづ
)
が啼けば子は
寢
(
い
)
ぬるもの
白南風
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
寢
部首:⼧
14画
“寢”を含む語句
寢床
寢臺
御寢
寢室
假寢
寢所
寢靜
寢衣
晝寢
寢覺
寢鎭
寢苦
寢入
寢處
寢醒
寢惚
率寢
寢顏
寢言
寢込
...