旧字:内證
いずれ両親には内証なんだから、と(おいしかってよ。)を見得もなく門口でまで云って、遅くならない内、お妙は八ツ下りに帰った。
お由良は内証にしておいてくれと、堅く口止めしましたが、実は明日にもお由良を引取って、内祝言するはずでございました。
『実は私一人の胸に納めかねますんで——。是非先生に内証で聞いて頂きたいと存じまして上りました。文夫様の事なんでございますが——』
お祖父さんに然う云ってはいけないよ、お父さんの来た事が知れると、あの通りやかましいから、お祖父さんに内証でお母を
“内証”の意味
《名詞》
(仏教)自らの心の中で心理を悟ること。
内に秘めている考え、思想。本心。
公表せず、密かにしていること。内に秘めていること。秘密。内緒。
内の都合や様子。内輪のこと。内情。
奥向きな様。
妻。妾。
身内。
一家の暮らし向きや金回り。
他人の妻を尊敬して言う言葉。奥さま。内所。
遊女屋での、主人の居間。
(出典:Wiktionary)
(出典:Wiktionary)
“内証”の解説
内証(ないしょう、sa: Pratyātma-adhigamana)とは、自らの心の中で覚ること。また悟りそのものを表す場合もある。「内緒(ないしょ)」の語源。
本来の「内証」とは、如来・仏の悟りの境涯を意味する。また心内の悟りを意味する「自内証」ともいう。人間が容易に意慮分別して推測できないということを強調して用いられる言葉である。つまり仏意のことである。
この「内証」により、外に現れた利他の働きを外用(げゆう)といい、また「内証外用」と総称する。このことから密教を中心に用いられる仏教用語である。
上記の理由から、秘密やその事柄を示す言葉として使われるようになり「内緒」と転化された。また俗に家計状態などをいうようになった。
(出典:Wikipedia)
本来の「内証」とは、如来・仏の悟りの境涯を意味する。また心内の悟りを意味する「自内証」ともいう。人間が容易に意慮分別して推測できないということを強調して用いられる言葉である。つまり仏意のことである。
この「内証」により、外に現れた利他の働きを外用(げゆう)といい、また「内証外用」と総称する。このことから密教を中心に用いられる仏教用語である。
上記の理由から、秘密やその事柄を示す言葉として使われるようになり「内緒」と転化された。また俗に家計状態などをいうようになった。
(出典:Wikipedia)