“二月越”の読み方と例文
読み方割合
ふたつきごし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
モウ二月越ふたつきごし下宿料を一文も入れてないので、五分と顔を見てさへ居れば、直ぐそれを云ひ出す宿の主婦おかみつらが厭で、起きて朝飯を食ふと飛び出した儘、昼飯は無論食はず
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
此奴こいつふんどしにするため、野良猫の三毛を退治たいじて、二月越ふたつきごし内証ないしょで、ものおきで皮をしたそうである。
怨霊借用 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)