“二月三月”の読み方と例文
読み方割合
ふたつきみつき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明かにした彼女は非常に計数にさとく暗算が達者であり一度聞いた数字は容易に忘れず米屋のはらいがいくらいくら酒屋の払いがいくらいくらと二月三月ふたつきみつき前のことまで正確に覚えていた畢竟ひっきょう彼女の贅沢は甚だしく利己的なもので自分がおごりにふけるだけどこかで差引を
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)