“十二月”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じふにぐわつ60.0%
ごくげつ20.0%
しわす20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とき十二月じふにぐわつなんだけれど、五月ごぐわつのお節句せつくの、これこひそれ金銀きんぎんいとつばさかゞやにじ手鞠てまりにしてげたやうに、そらつて孔雀くじやくも、にはかへつてるの……燻占たきしめはせぬけれど
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「剣術のお稽古とは見えませぬな。まるで十二月ごくげつ煤掃すすはらいのようで、アッハハハ」とまた笑ったが
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
気に成りますから、……ずっと十二月しわすまでおくれましたが、墓詣はかまいりの時、茶屋で聞いて、塔婆のぬしの菩提寺がわかりました。
露萩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)