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一部
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いちぶ
ふりがな文庫
“
一部
(
いちぶ
)” の例文
それからもと
支那
(
しな
)
の
領地
(
りようち
)
であつて、
今
(
いま
)
は
日本
(
につぽん
)
の
一部
(
いちぶ
)
になつた
臺灣
(
たいわん
)
にも
石器時代
(
せつきじだい
)
の
遺物
(
いぶつ
)
が
出
(
で
)
ますが、
支那
(
しな
)
から
出
(
で
)
るものとよく
似
(
に
)
てをります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
造船所
(
ざうせんじよ
)
内
(
ない
)
の
一部
(
いちぶ
)
に
貯藏
(
ちよぞう
)
されてあつたのだが、あゝ、
昨夜
(
さくや
)
の
大海嘯
(
おほつなみ
)
では
其
(
その
)
一個
(
いつこ
)
も
無事
(
ぶじ
)
では
居
(
を
)
るまい、イヤ、
决
(
けつ
)
して
無事
(
ぶじ
)
で
居
(
を
)
る
筈
(
はづ
)
はありません。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
なほ
國土
(
こくど
)
の
保安
(
ほあん
)
のために
森林
(
しんりん
)
の
一部
(
いちぶ
)
を『
保安林
(
ほあんりん
)
』といふものにして、
永久
(
えいきゆう
)
に
伐
(
き
)
らないで
置
(
お
)
くようにもなつたのです。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
これになると、ほとゝぎすは、
實際
(
じつさい
)
に
鳴
(
な
)
いてゐるように
詠
(
よ
)
んでゐます。けっして
枕詞
(
まくらことば
)
でなく、
四月
(
しがつ
)
を
意味
(
いみ
)
するうづきの、
自然
(
しぜん
)
の
景色
(
けしき
)
の
一部
(
いちぶ
)
としてゐます。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
私達はどんなにその
爲
(
た
)
めに
悶
(
もだ
)
えたでせう!その頃の
風潮
(
ふうてう
)
からは、たゞ
破壞
(
はくわい
)
をのみ
會得
(
ゑとく
)
して、
建設
(
けんせつ
)
については
一部
(
いちぶ
)
一厘
(
いちりん
)
だにも
學
(
まな
)
ぶことが
出來
(
でき
)
なかつたのです。
冬を迎へようとして
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
▼ もっと見る
私はまた足もとの
砂
(
すな
)
を見ましたらその
砂粒
(
すなつぶ
)
の中にも黄いろや青や小さな火がちらちらまたたいているのでした。
恐
(
おそ
)
らくはそのツェラ高原の
過冷却湖畔
(
かれいきゃくこはん
)
も天の
銀河
(
ぎんが
)
の
一部
(
いちぶ
)
と思われました。
インドラの網
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
(1)子どもが生まれたとき、
大網膜
(
だいもうまく
)
の
一部
(
いちぶ
)
がやぶれないで、そのまま子どもの頭にのこっていることがあります。むかしは、これを
幸運
(
こううん
)
のしるしだと考えて、〈
福
(
ふく
)
の
皮
(
かわ
)
〉とよんだわけです。
三本の金の髪の毛をもっている鬼
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
あの、
磐梯山
(
ばんだいさん
)
が
噴火
(
ふんくわ
)
して、
一部
(
いちぶ
)
の
山廓
(
さんくわく
)
をそのまゝ
湖
(
みづうみ
)
の
底
(
そこ
)
にした。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
今度
(
こたび
)
一部
(
いちぶ
)
の
文
(
ふみ
)
として
梓
(
おづさ
)
にのぼせ、
公
(
おほやけ
)
の
評
(
ひやう
)
をも
乞
(
こひ
)
て
うもれ木:01 序
(旧字旧仮名)
/
田辺竜子
(著)
しかもこの
博物館
(
はくぶつかん
)
で
見物人
(
けんぶつにん
)
を
驚
(
おどろ
)
かすものは、そのギリシヤ、ローマの
部屋
(
へや
)
の
一部
(
いちぶ
)
にイタリイのポムペイで
發掘
(
はつくつ
)
された
昔
(
むかし
)
の
家
(
いへ
)
の
客間
(
きやくま
)
そのまゝを
模造
(
もぞう
)
してあることです。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
この
度
(
たび
)
、
高濱虚子
(
たかはまきよし
)
さん・
柳田國男先生
(
やなぎだくにをせんせい
)
と
御一
(
ごいつ
)
しょに、この
一部
(
いちぶ
)
の
書物
(
しよもつ
)
を
作
(
つく
)
ることになりました。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
深
(
ふか
)
い
椈
(
ママ
)
の森や、風や
影
(
かげ
)
、
肉之
(
ママ
)
草や、
不思議
(
ふしぎ
)
な
都会
(
とかい
)
、ベーリング市まで
続
(
つづ
)
く
電柱
(
でんちゅう
)
の
列
(
れつ
)
、それはまことにあやしくも楽しい国土である。この童話集の一列は実に作者の心象スケッチの
一部
(
いちぶ
)
である。
『注文の多い料理店』新刊案内
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
大
(
おほ
)
いさは
鳩
(
はと
)
よりも
大
(
おほ
)
きく、
夏
(
なつ
)
の
間
(
あひだ
)
は
翅
(
はね
)
と
尾
(
を
)
の
一部
(
いちぶ
)
をのぞくほかは、
全部
(
ぜんぶ
)
黒褐色
(
こつかつしよく
)
で、
冬
(
ふゆ
)
になると
雪
(
ゆき
)
と
見誤
(
みあやま
)
られるように
白色
(
はくしよく
)
に
變
(
かは
)
ります。これは
寒國
(
かんこく
)
に
棲
(
す
)
む
兎
(
うさぎ
)
が
冬
(
ふゆ
)
の
間
(
あひだ
)
眞白
(
まつしろ
)
になるのと
同
(
おな
)
じ
保護色
(
ほごしよく
)
です。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
湯野
(
ゆの
)
の
温泉
(
をんせん
)
の
一部
(
いちぶ
)
である。
飯坂ゆき
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
しかしこれは
日本
(
につぽん
)
のごく
一部
(
いちぶ
)
に
行
(
おこな
)
はれたゞけで、
九州
(
きゆうしゆう
)
の
筑後
(
ちくご
)
や
肥後
(
ひご
)
などに
時々
(
とき/″\
)
見
(
み
)
ることが
出來
(
でき
)
ます。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
かういふ
傳記
(
でんき
)
の
一部
(
いちぶ
)
を
知
(
し
)
つて
諸平
(
もろひら
)
の
歌
(
うた
)
を
讀
(
よ
)
むと、
誠
(
まこと
)
に
思
(
おも
)
ひ
深
(
ふか
)
いところが
感
(
かん
)
じられます。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“一部”の意味
《名詞》
一 部(いちぶ)
書物の一組。
雑誌や書物などの一冊。
全体の中のある部分。
部首「⼀」で分類した漢字の一群。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
部
常用漢字
小3
部首:⾢
11画
“一部”で始まる語句
一部始終
一部分
一部屋
一部落