“こしもと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
侍女70.0%
腰元20.0%
2.5%
侍婢1.3%
傅女1.3%
女婢1.3%
1.3%
待女1.3%
腰本1.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
坂部庄司蔵人行綱の娘の藻が関白忠通卿の屋形に召し出されて、侍女こしもとの一人に加えられたのは、彼女が十四の秋であった。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
そうした頼朝のそぶりに気のいたのは政子であった。政子は頼朝づき侍女こしもとの一人を呼んで詮議せんぎした。
頼朝の最後 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
童子どうじはこういって、おおぜいの腰元こしもと家来けらいにいいつけて、さけさかなをはこばせました。
大江山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
従者じゅうしゃ男子だんしのみではこまりますので、一人ひとり腰元こしもとにも乗馬じょうば稽古けいこいたさせました。
黒女くろめこしもと前後あとさきに三人いて、浅緑あさみどりきぬに同じをした……おもて
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
其処そこへですよ、奥深く居て顔は見せない、娘の哥鬱賢こうつけんから、こしもとが一人使者つかいで出ました……
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「ナニ今日はあんなお嬢様然とした風をしているけれども、うちにいる時は疎末そまつ衣服なりで、侍婢こしもとがわりに使われているのです」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
聞けば善光寺あたりからさる者の世話で、大隅家の一人娘の傅女こしもととして雇い入れたものという。……名は鶴菜つるなどの、左の唇のほとりに黒子ほくろがある。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
女婢こしもとしりへつゞいて、こはいかに、掃帚はうきまたがり、ハツオウとつて前後ぜんごして冉々ぜん/\としてくものぼつて姿すがたかくす。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
初更しよかういたるや、めるつまなよやかにきて、粉黛ふんたい盛粧せいしやう都雅とがきはめ、女婢こしもとをしてくだん駿馬しゆんめ引出ひきいださせ、くらきて階前かいぜんより飜然ひらりる。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
こしもとまたそのかめりけるが心着こゝろづいてさけんでいはく、かめなかひとあり。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
こしもとをしてはうきひともたいまつごとくにしてあまねせしむ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「何じゃ、待女こしもととは。」
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
小侍たち六人が飛び出して来たその鶉席に傲然ごうぜんと陣取って、嘲笑あざわらうようにこちらを見眺めていた顔こそは、小芳がまだ曲輪にいた頃、梅甫とたびたび張り合った腰本こしもと治右じえ衛門なのです。